もちろん、見たいに決まっている。
コクコクと頷くと、杏奈はスッと離れ、ジャージのジッパーを引き下ろしていった。
前合わせがはらりとはだけ、白いインナーが覗き見える。
Tシャツだろうか、前方にドンと突きだした肉の山脈は相変わらずの迫力だ。
卓郎が生唾を飲みこんだ直後、女教師はスポーツシューズを脱ぎ、続いて下のジャージに手を添えた。
布地が、むっちりとした白い肌の上をゆっくりとすべり落ちていく。
(あぁ、せ、先生の太腿だ!)
セクシー教師の脱衣シーンは、峻烈な刺激を童貞少年に与えた。
淫情と期待がぐんぐんと膨らみ、股間の肉槍がドクンと脈打つ。
杏奈がジャージを足首から抜き取り、さらに上着を脱ぎ捨てると、卓郎はあまりの感激に目をひんむいた。
(レ、レ、レオタードだ!!)
純白のレオタードは、いっさいの装飾が施されていない質素なものだったが、それだけに身体の稜線がはっきりとわかる。
胸元から今にもこぼれ落ちてきそうな乳房、キュッと引き締まったウエスト、パンと張り出した腰回り。
ややハイレグ仕様のVゾーンは、布地の裾が股の付け根にぴっちりと食いこみ、こんもりとした恥丘の膨らみをこれでもかと際立たせていた。
ふっくらとした内腿の脂肪が、秘園を隠すように迫りあがっている。
蕩けるような美肉の競演を目にしているだけで、息継ぎがうまくできず、胸が重苦しかった。
全身の血液が沸騰し、脳みそがグラグラと煮え滾っているようだ。
杏奈が微笑をたたえながら近づいてくると、卓郎は狼に見据えられた子羊のように身体を震わせていた。
4
「ふふっ、顔がトマトみたいに真っ赤。かわいいわ」
女教師に制服の上着を脱がされても、卓郎はひと言もしゃべることができず、棒立ち状態のままだった。
あらゆる淫らな妄想が脳裏に渦巻き、正常な思考が働かない。
まるで、自分が自分でなくなってしまったかのようだ。
股間の逸物は勃起状態を維持し、すでに先走りの液が大量に滲みだし、パンツの裏地はヌルヌルの状態だった。
ズボンのベルトが、カチャカチャと音を立てて外される。
ジッパーが引き下ろされ、しなやかな指がウエストの上縁にあてがわれる。
「さあ、一ヶ月前よりも成長したかしら?」
ズボンがブリーフとともに剥き下ろされたとたん、剛直は扇状に跳ねあがり、包皮を被った亀頭部が下腹を激しい勢いで叩きつけた。
(ああああああっ!)
粘った透明液が翻り、凄まじい羞恥と情欲が身を焦がしていく。
女教師はほくそ笑みながら、少年の若茎に熱い眼差しを注いでいた。
(見られてる! 杏奈先生に、またおチンチンを見られてるぅ!!)
絡みつくような視線を受け、ペニスは頭をビクビクと振った。
「相変わらず、いいモノを持ってるのね。タマタマもずっしりと重くて、いやらしいお汁がたくさん詰まってそう。この前より、少し大きくなったんじゃない? オナニーばかりしてたんでしょ?」
ズバリと言い当てられ、顔から火が出るような羞恥に見舞われる。
杏奈は初心な反応を楽しむかのように、さらに軽い言葉責めで少年の性感をあおりたてた。
「包茎チンチン、何度もシコシコしたんだ?」
「あ、あぁぁっ」
「白いミルク、一日に二回も三回も出したのね?」
「はふぅぅぅっっ」
情熱的な唇の狭間から発せられる淫語が、甘美な旋律となり、卓郎の理性を蕩かしていく。
「でも、まだ皮が被ったままじゃないの。ちゃんと剥いておかなきゃだめって言ったのに、忘れたの?」
「も、戻っちゃうんです」
「え?」
「剥いても、パンツにこすれるたびに……元に戻っちゃうんです」
か細い声で答えると、杏奈はさもうれしそうに口角を上げた。
「そう。まだ矯正中なのね。じゃ、先生が剥きグセをしっかりとつけてあげる」
「は、あううぅぅぅぅぅっ!」
しなやかな指が肉胴に巻きつき、包皮がゆっくりとズリ下ろされていく。
凄まじい快美が脳天から突き抜け、卓郎は喘ぎながら腰を折った。
白濁の溶岩流が荒れ狂い、噴射口を早々とノックする。
「まだ出しちゃだめよ!」
キッと睨みつけられ、すかさず会陰を引き締めた卓郎は、両足に渾身の力を込めた。
女教師のかぐわしい吐息が肉幹にまとわりつき、鈴割れから前触れ液がとろりと滴り落ちる。
「ほら、もう少しで剥けるわよ」
「はうっ!」
包皮が雁首でくるんと反転した瞬間、卓郎は奥歯を噛みしめ、臀部の筋肉を痙攣させた。
滾る欲望が、腹の奥で活火山のように振動する。
射精感を何とか堪えると、杏奈は満足そうに微笑んだ。
「ふふっ、よく我慢したわね。これからもっと楽しいことが待っているのに、ここで出しちゃったら、もったいないものね」
女教師の淫蕩な顔つきが、凄まじい劣情を催させる。
硬直の肉胴には、針金を巻きつけたような静脈が無数に浮きあがっていた。
(もっと楽しいことって……何をしてくれるんだよぉ)
期待感に足がガクガクと震え、膝が自然とこすり合わされる。
美しい容貌がペニスに近づいてくると、卓郎は目をカッと見開いた。
(ま、まさか……!?)
ロッジでは初対面にもかかわらず、手コキの洗礼を受けている。
年頃の少年が、口唇愛撫を想像するのも無理はなかった。
艶々とした柔らかい唇が、男の不浄な部分を咥えこむ。ある意味、セックスよりも刺激的な光景を、何度思い描いてはオナニーを繰り返したことだろう。