なまめく美人三姉妹 レオタードの誘惑

覚悟を決めたのか、澪は拒絶の言葉を返さない。

しばし間を置いたあと、素直にベッドから立ちあがり、胸元にとどまっていたワンピースの布地を自ら足下にパサリと落とした。

(おっ、おおおおおおおっ!?)

初めて目にした少女の下着姿に、心臓の鼓動が跳ねあがる。

縁にレースのフリルをあしらった純白のブラジャーとパンティは、清潔感でいっぱいだ。

質素なコットン下着を予想していた卓郎は、思わず感嘆の溜め息を洩らした。

澪にとっては、十分過激なランジェリーなのだろう。

この日のために、あれこれと迷った姿が目に浮かぶ。

彼女の気持ちが、涙が出るほどうれしかった。

股間の頂は限界まで膨らみ、ジーンズの布地が裂けそうなほど張りつめている。

「私だけ、裸になるの?」

鼻の穴を広げた卓郎は、ベッドから立ちあがりざまカッターシャツを脱ぎ捨て、ズボンをパンツごと剥き下ろしていった。

「きゃっ」

澪は小さな悲鳴をあげ、顔を背けたが、すでに恥ずかしいという気持ちはなくなっていた。

彼女には、もう二回も欲情している姿を見られている。

今は、一刻も早く美少女の全裸を目に焼きつけたい。そして、ひとつに結ばれたいという情動だけに占められていた。

「み、澪ちゃん……」

靴下を脱ぎ捨て、ゆっくりと近づくと、澪はこわごわと顔を上げ、澄んだ美しい目を向けてきた。

黒曜石のような瞳の中には、決して思いこみではなく、確かに秘めた決意が読み取れる。

優しく抱きしめ、唇を重ね合わせると、澪は身体を卓郎の胸に預けてきた。

魂まで揺すぶられるような感動に震えながら、両手を背中に回し、ブラジャーのホックを外そうと試みる。

(あ、あれ? うまく外せないよぉ)

卓郎はキスをしながら、内心焦りまくった。

いくら未熟とはいえ、スマートに事を運べない自分に苛立ちを覚えてしまう。

少女はすぐに気づいたのか、そっと離れ、何も言わずにしなやかな腕を背中に回す。

パチンという音とともにホックが外されると、澪は器用にも、乳房を見せないようにブラジャーを腕から抜き取っていった。

「み、澪ちゃん……お、俺、もう我慢できないよ」

クロスした手で胸元を隠す姿が、たまらなく愛おしい。

ペニスは隆々といきり勃ち、中心部に太い芯の入った裏茎を見せつけている。

こめかみの血管を膨らませた卓郎は、ベッドカバーと掛け布団を捲りあげ、瑞々しい肉体をシーツの上に押し倒していった。

「澪ちゃん。手をどけて」

少女は目を閉じ、顔を背けながら、胸元にあてていた腕をゆっくりと外していく。

(ああっ、澪ちゃんのおっぱいだ)

卓郎は目を見開き、小高い半円形の乳丘を凝視した。

まろやかな膨らみは、仰向けに寝ていても、形をまったく変えない。

美しい円を描いた乳房は白陶磁器のようになめらかで、中心部に位置するベビーピンクの乳暈と乳頭がひと際目に映えた。

ちょんと突きでた小振りな肉実の、なんと愛らしいことだろう。

触れることさえためらってしまう。

抜けるように白い肌はもちろん、腹部の薄い皮膚が、穢れを知らない聖女という印象を植えつけた。

(……きれいだ。きれいすぎるよ)

崇高な芸術作品を目の当たりにしたときのように、もはや感嘆の溜め息を洩らすしかない。それでも下腹部に視線を移した卓郎は、徐々に情欲を燃えあがらせていった。

純白のパンティの下には、まだ見ぬ乙女の花園が隠されている。

左右の内腿がせめぎ合うように三角地帯を覆い、むちっとした量感が生々しいエロチシズムに拍車をかけていた。

(見たい、澪ちゃんのおマ○コを見たいよぉ)

卓郎は息を大きく吸いこみ、震える指をパンティの上縁に伸ばした。

腰にぴっちりと食いこんだ布地を肌から掘り起こすようにつまみあげ、ゆっくりと引き下ろしていく。

「……あっ」

凄まじい羞恥が、襲いかかっているのだろう。

澪は今にも泣きそうな目を向け、腰をモジモジさせる。

「ぬ、脱がせるからね」

何も答えないまま、少女が再び顔を横に向けると、卓郎は息を止め、両足を跨ぎながら純白の下着を捲り下ろしていった。

丸みを帯びたヒップに布地が引っかかり、思うように脱がせられない。

焦燥感に駆られた直後、澪は自ら腰を軽く浮かせ、パンティは何の抵抗もなく、素肌の上をすべり落ちていった。

(お、おおおおおっ!)

ふっくらとした恥丘の膨らみがさらけ出され、産毛のような繊毛が楚々とした翳りを作っている。

卓郎は生唾を飲みこみながら、さらに純白の布地を剥き下ろしていった。

ぴったりと足を閉じているため、内腿が乙女の三角州を遮り、肝心の部分はまだ見えない。

クロッチを覗きこむと、汚れらしき分泌物はいっさい付着していなかった。

(俺が来る前にシャワーを浴びて、下着を新しい物に取り替えていたんだ。そういえば、髪の毛からシャンプーの香りが漂っているもんな)

澪も、最初からそのつもりだったのである。

このままいけば、間違いなく、麗しの美少女との性体験を迎えることになる。

卓郎は逸る気持ちを抑えつつ、生温かいパンティを足首から抜き取った。

(このパンティ、ほしいなぁ。どんな匂いがするのか、とことん嗅いでみたいよ)

よこしまな思いを抱いたとたん、澪の手がすっと伸び、淫らな布地を引ったくる。そして頬をポッと染めながら、素早く枕の下に忍ばせた。