「わ、わ、わ、わかりますっ!」
「どんな感じ?」
ペニスを、熱いお湯の中に浸しているような感じだった。
肉胴の両サイドから押しつけられた太腿は、しっとりと汗ばみ、むっちり感を嫌というほど味わわせてくれる。
さらに股間のこんもりとした盛りあがりは、杏奈の体温をじかに伝えていた。
ぬくぬくとした温もりはもちろん、心なしか湿り気すら感じる。
レオタードの薄い布地を通し、愛液が滲みだしているのだろうか。
美人教師の体内から分泌された汗、淫蜜、匂い。それらが、すべてペニスにまとわりついているのだ。
杏奈はまだ腰を動かしていないのに、剛直は暴発寸前だった。
「清瀬君の、やっぱり大きいわ。先生のお股から、おチンチンが生えたみたい」
「あ、あ、あ、出したい……出したい」
卓郎の視線は、焦点がまるで合っていない。
女教師は放出願望に苛まれる少年を見据え、最後の決断を迫った。
「新体操部、辞めないわね? もし続けてくれたら、今よりもっと気持ちのいい思いができるかもしれないわよ」
この状況で、拒絶できる男がいるのだろうか。
卓郎は、間髪をいれずに即答した。
「や、辞めません! ずっと続けます! だから、だから……はうっ!!」
新入部員の覚悟を知った杏奈は、どっしりとしたヒップを揺すりまわした。
「男に二言はないわね。それじゃ、たっぷりと出させてあげる。ふふっ、今度のは腿ズリとでも言ったらいいのかしら?」
恥丘の膨らみに両内腿の三点責めは、パイズリや尻ズリの二倍も三倍も大きな快楽をペニスに与えた。
よくぞこれまで腰が動くものだと、驚愕するほどのピストンだ。
すでに女教師の股ぐらは、鈴割れから湧出した先走りでぬかるんだ状態だった。
ニッチュヌチューッという摩擦音とともに、肉胴の表面が苛烈にこすりあげられる。
しかも杏奈は、股から突きでたペニスの先端に指先を絡ませてきた。
「ああ、先生っ! そ、そんなことしたらイッちゃいます!」
「いいわよ。スケベ汁、たくさん溜まってるんでしょ? 先生が全部見ててあげるから、一滴残らず出しなさい」
「はうううぅぅぅぅぅっ!」
豊かな腰が派手にくねり、指先が敏感な亀頭部を中心に這いまわる。
包皮が男根を往復するたびに、卓郎の頭の中は白い靄に包まれていった。
「ああぁぁぁぁっ! イキます! イクぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
指腹がパンパンに張りつめた雁首をなぞりあげた瞬間、欲望の塊はついに腹の奥で大爆発を起こした。
「きゃっ! 出たっ!!」
濃厚な一番搾りが、鈴口から速射砲のように吹き飛んでいく。
「あららら、すごい勢い」
二発、三発と、ザーメンは勢い衰えることなく、二メートルも先の床に着弾していった。
「ふふっ。若い男の子って、ホントに量が多いのね。ほら、もっと出しなさい」
杏奈はうれしそうに呟き、予告どおり、指先で亀頭を責めたてながら樹液を搾り取っていく。
体内にとどまっていた欲望が消え失せていくと、しなやかな指が皮を鞣すように肉胴の表面をこすりあげた。
尿管内の残滓が、ひと際高く噴出する。
「うう……くくうっ」
「いやだわ……まだ出るの?」
杏奈の呆れた声を遠くで聞きながら、卓郎は徐々に意識を飛ばしていった。
第三章 恍惚と悦楽の童貞喪失
1
新体操部の仮入部継続を渋々承諾した卓郎だったが、部活動は日ごとに楽しいものに変わっていった。
友梨香がコーチ役を買って出てくれ、澪も話しかけてくれるようになったのだ。
おそらく、杏奈から説得されたのだろう。
二人との会話はまだぎこちなさがあったものの、少なくても疎外感を味わうことだけはなくなっていた。
ホッとすると同時に、講師室での淫らな体験が思いだされる。
パイズリ、尻ズリのあとの腿ズリは、オナニーとは比較にならないほどの快楽を覚えた。
(足だけで大量に放出しちゃったもんな。おマ○コの中に入れたら、どれだけ気持ちがいいんだろう?)
新体操を続ける本当の理由は、澪との距離を縮め、できれば交際したいからである。
それでも、女教師が提示してきた淫靡な約束事は魅力だった。
部活を辞めなければ、もっと楽しいプレイが待ち受けている。
ひょっとすると、女の身体を一から教えてくれるかもしれない。
性的好奇心に溢れた童貞少年にとって、期待に胸を膨らませるのは無理もなかった。
「清瀬君、学園生活には慣れた?」
「あ、は、はい」
「困ったことがあったら、何でも相談しなさい」
「ありがとうございます」
杏奈は気をつかっているのか、ことあるごとに声をかけてくれる。
ジャージの下に隠されたハイレグのレオタード、そして豊満な肉体が脳裏に浮かび、卓郎は下半身をムズムズさせた。
他の部員の指導に向かった女教師のヒップが、プリプリと左右に弾み揺らぐ。
柔らかい恥丘の膨らみと、むっちりとした太腿の感触が忘れられない。
(俺、あのお尻の下に、チンポを突っこんだんだよな……あつっ!)
ペニスが体積を増し、ジャージの前部分を突っ張らせた瞬間、背後から鈴を転がしたような声が聞こえてきた。
後ろを振り返ると、澪が満面の笑みをたたえながら佇んでいる。
「卓郎君、どうしたの?」
「え?」
「ボーッとして。疲れた?」
「あ、い、いや……そういうわけじゃないけど」