なまめく美人三姉妹 レオタードの誘惑

卓郎は、答えながら顔を赤らめた。

澪は入学当初から、すでに新体操部への本入部を決めていたようだ。

今日から、新品のレオタードに身を包んで練習に参加していた。

よほどうれしいのだろう、いつもより口数が多いのは結構なのだが、どうにも目のやり場に困る。

純真な少女は、男の生理などまったくわかっていないようで、身体をぴったりと寄せてきた。

「杏奈お姉ちゃん、すごく喜んでたわ。卓郎君が、新体操部を続けるって言ってくれたって」

「あ、そ、そう」

果実臭のような甘い吐息がまとわりつくたびに、卓郎は心臓の鼓動を高鳴らせた。

長女とのあいだでエッチな取引があったことを知ったら、澪はどう思うのだろう。

胸がチクリと痛んだ瞬間、友梨香が館内の出入り口から現れた。

「さあ、そろそろ練習を再開するわよ。澪は、今日からリボンの練習を始めるから」

「あ、あの……僕は?」

「卓郎君は柔軟をしっかりやって、もう少し身体を柔らかくしないと」

「……そうですか。わかりました」

澪はこぼれそうな笑みを浮かべ、友梨香のあとについていく。

卓郎からすれば、新体操部の練習は非常に退屈だった。

澪は幼い頃に体操クラブに所属していたらしく、基本がしっかりとできていたが、卓郎はスポーツらしいスポーツをしたことがない。

基礎体力づくりを命じられのは仕方ないにしても、いつまで同じ練習を繰り返さなければならないのか。小さな溜め息をつきながら屈伸を始めたとたん、友梨香が澪にお手本を見せはじめた。

ピンク色のリボンが宙に翻り、命が吹きこまれたかのように美しい弧を描いていく。

さすがは、美を追求する競技だ。

(やっぱり……きれいだな)

素直にそう思った直後、リボンが澪に手渡された。

彼女は新体操の経験はないと言っていたが、よほど器用なのか、そつなくこなしていく。それでもスピードは友梨香とは比べ物にならず、しばらくすると、リボンの端が床についてしまった。

悔しそうに唇を噛みしめる仕草が愛くるしい。

卓郎は柔軟をしながら、視線を徐々に美少女の肢体に向けていった。

ふっくらとした胸の膨らみ、キュッと括れたウエスト、ゴムまりのようなヒップの質感がたまらない。

杏奈と比べると、いかにも蒼い果実という表現がぴったりだったが、彼女はまだ成長途上だけに、伸びしろは十分に期待できる。

となりに佇む、ほっそりとした友梨香にはない発育のよさに、卓郎は早くも目を血走らせていた。

レオタードの薄い布地がヒップにぴっちりと張りつき、尻肉の形状を露わにしている。臀裂への食いこみ具合の、なんと悩ましいことか。

澪が前を向くと、卓郎は心臓の鼓動を一気に跳ねあがらせた。

小判形にこんもりと盛りあがったヴィーナスの丘が、牡の本能を揺り動かす。

(ああ、すごいや。おマ○コの形が、はっきりと浮きあがっちゃってる。ひょっとして、レオタードのサイズが小さいんじゃないか?)

そう考えても仕方がないほど、澪のレオタード姿は煽情的だった。

太腿の肉づきも申し分なく、長い足とあいまって、魅力的な脚線美を見せつけている。

身体が柔らかいせいか、瑞々しい肉体は躍動感に溢れ、眩しいほどの輝きを放っていた。

(あつっ! また……)

性欲のスイッチが入ってしまったのか、海綿体にまたもや熱い血流が流れこむ。

大きな盛りあがりを見せる股間を恨めしそうに見つめながら、卓郎は今すぐにでも放出したい衝動に駆られた。

周りを見渡せば、仮入部の部員を除けば、皆レオタードを着用している。

まさに女の園であり、男は自分一人だけなのだ。

館内には乙女たちの汗と甘酸っぱい香りが充満し、とても部活動に集中できるような環境ではなかった。

(確かにおいしい状況ではあるんだろうけど、これは蛇の生殺しかも)

講師室での射精から一週間が過ぎようとしていたが、杏奈からの誘いは一度もない。

牡の本能がさらなる淫靡な体験を望んでいるのか、欲望がまったく収まらず、ペニスはますます猛々しい昂りを見せるばかりだった。

(トイレで抜いてきたほうがいいかも……)

ジャージの前面部は、左側に大きなテントが張っている。

体育館の出入り口に向かおうとした刹那、澪が再び小走りで駆け寄ってきた。

「卓郎君、どうだった?」

「え?」

「私のリボン演技。やっぱり難しいよ」

「そ、そんなことないんじゃない? 初めてにしては、すごくうまかったと思うよ」

「ホントに?」

股間を両手で隠しつつ、作り笑いで答えるも、下腹部には性欲の嵐が吹き荒れるばかりだ。

美少女の清々しい笑顔とは対照的に、額と首筋に光る汗が乙女の生々しい色香を匂わせる。

(澪ちゃんのレオタードには、体臭と汗がたっぷりと染みついているんだよな)

白い布地に鼻先をこすりつけ、かぐわしい香りを胸いっぱいに吸いこみたい。

ふわふわとした乳房と秘園を、指先で存分に触ってみたい。

ジャージの中の勃起が一段と膨張したとたん、今度は別グループの部員たちを指導していた杏奈が近寄ってきた。

「ちょっと、そこの二人」

「は、はい」

「ボール用の空気ポンプが見当たらないの。悪いけど、部室を探してきてもらえるかしら?」

「く、空気ポンプ?」

「そうよ。新体操にはボール競技があるでしょ? そのボールの中の空気量を調節するためのポンプで、スポイトみたいな形をしたゴム製のものよ」