男根がいななき、亀頭部がブンブンと唸りをあげる。
「清瀬君、足のあいだに移動してくれる? 友梨香は、レオタードのホックを外してちょうだい」
杏奈が背後から、愛液で濡れそぼったペニスをシュッシュッとしごきたてる。
「あ、いや。友梨香お姉ちゃん、やめて」
「恥ずかしがることないの。あなただって、卓郎君のおチンチン、嫌というほど見たでしょ?」
友梨香はクロッチの留め金を外し、薄い布地を捲りあげる。
卓郎の眼下に、一糸まとわぬ乙女の秘園が露わになった。
ふっくらとした恥丘の膨らみは、全体が桜色に染まり、中心部の肉びらは開花寸前のつぼみのようだった。
恥肉は溢れでた愛液がまとわりつき、厚みを増した陰唇はすっかりほころんでいる。
頂点の尖りも存在感を見せつけるように、根元からもっこりと突きだしていた。
美少女の女芯は、目にするたびにどんどん熟れていくように思える。
「あぁぁ、いやぁンっ」
友梨香が指で陰唇を左右に広げると、卓郎の頭の中は一瞬にしてスパークした。
恥割れから微かに覗くコーラルピンクの粘膜は、ジュクジュクとした潤みをたたえ、牡の証を待ちわびるかのようにひくついている。
(ああ、したい! 澪ちゃんとエッチしたいよぉ)
少年の心の内など先刻お見通しなのか、杏奈が根元を指で握りこんだまま、背後から腰を押してきた。
「さあ、入れてあげて」
「うっ……くっ」
亀頭が濡れた窪みにあてがわれると、粘着質の肉びらがへばりつき、ぬめりとともに熱い空気が先端を包みこんだ。
「ゆっくりと、そう、そうよ」
「あ……ンっ」
よほど気持ちがいいのか、澪は瞬時にして身を強ばらせ、眉を切なげにたわませる。
にゅるんという感触の直後、宝冠部が膣内に埋没し、快感電流が脊髄から脳幹を光の速さで突っ走った。
「あぁぁ、ああっ」
美少女の恥肉や粘膜はやたら柔らかく、すっかりこなれているようだった。
心地よさという点では、杏奈のそれとほとんど変わりがない。
本能の赴くままに腰をしゃくりあげ、無意識のうちに臀部を前後に動かしてしまう。
だが卓郎の抽送は、決して自分の思いどおりにはならなかった。
なぜなら、杏奈の指がまだ根元に巻きついていたからである。
この状態では、男根を膣奥まで挿入することはできない。
膣内におけるピストンは、自然と肉棒の先端だけとなった。
(ああ、杏奈先生、手を離して。もっと奥まで入れたいよぉ)
ゴールの見えない焦燥感に心が掻きむしられ、もどかしい思いが身を焦がす。
狂おしげに身を捩らせた瞬間、信じられないような出来事が起こった。
なんと、澪が自ら腰をくねらせはじめたのである。
「あ……ン。やっ……だめっ」
否定的な言葉は発していたが、卓郎同様、全身の細胞が性感一色に染まっているのか、自分自身ではヒップの動きを止めることができないようだった。
「若い男の子は、しょっぱなから激しく腰を動かせば、女の子が気持ちよくなるだろうと思ってるみたいだけど、そんなことはないのよ。最初に相手の気持ちを昂らせてあげないと、一人前の男とは言えないわ」
「お姉ちゃん……私……私」
「澪の顔を見たら、何を求めているのかわかるでしょ?」
黒目がちの瞳は涙で潤み、頬はリンゴのように真っ赤。ふっくらとした胸元が盛んに波打ち、レオタードの布地越しに乳首がピンと突き立っている。
麗しの美少女は、確かに官能の海原にどっぷりと浸っているようだった。
「さあ、澪を気持ちよくさせてあげて」
根元からしなやかな指が離れた瞬間、卓郎は乾坤一擲、腰をグッと押しだした。
「あ、ひぃぃぃぃっ!」
強力な電流でも流したかのように、澪の肢体が引き攣り、下唇がキュッと噛みしめられる。卓郎は檻から解き放たれた獣のように、渾身のピストンで膣肉を掘り起こしていった。
「あ、やっ! やぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
湿った鼻声がソプラノの嬌声に取って代わり、毛穴から大量の汗が噴きだした。
なめらかな肌が艶々とした光沢を放ち、ぐっしょりと濡れたレオタード越しにも素肌が透けて見える。
卓郎の律動は、ブレーキの壊れた暴走機関車のようだった。
極限まで張りつめた性本能が拍車をかけ、二度の放出が持続力を維持させている。
「あぁン、すごい、すごいわ。こんなに激しい腰づかいを見るのは初めて。澪、気持ちよさそう。私も、また欲しくなっちゃう」
友梨香が感嘆の溜め息を洩らすなか、杏奈は逆サイドに回りこみ、さらに究極の性戯を授けてきた。
「おチンチンを抜き差ししながら、指でクリトリスを刺激すると、感じる女の子が多いのよ。ただし、手荒に扱ってはだめ。触れるか触れない程度に……優しくね」
白魚のような指が澪の股間に伸び、可憐なつぼみをそっと撫であげる。
「あ、ひゃぁぁぁぁンっ! お、お姉ちゃん、だめっ、やめてっ!!」
美少女が金切り声をあげ、首筋に青白い血管を浮き立たせる。
「身体の力を抜いて、今の自分の気持ちに正直になりなさい」
杏奈が包皮の剥かれたクリットを指腹で転がすなか、今度は友梨香が手のひらで小高い胸の膨らみをやんわりと揉みこんだ。
「あっ! ひゃうぅぅぅぅぅン!!」
小悪魔の次女は、ほくそ笑みながら突端の木イチゴをピンピンと爪弾く。
「あン、あン! おかしくなっちゃう、おかしくなっちゃうっ!!」