「み、澪ちゃんを、傷つけるようなことはしません」
「本当に、そう言える? 私もお姉ちゃんも、練習中のあなたのいやらしい視線を何度も見てるんだから」
「あ、あの……それは」
「とにかく、他の女の子に目がいかないように、私と友梨香で搾り取ろうという話になったの」
「ふふっ。キンタマの中をいつも空っぽにしておけば、変な気も起きないでしょ?」
「か、勘弁してください……あふっ」
杏奈が肉茎を上下にしごきあげ、腰に熱感が走り抜ける。
「ほら、もう勃ってきたじゃない。どうせ一度出したぐらいじゃ、満足できないんでしょ?」
「今日は、おチンチンの皮をたっぷりと剥き下ろしてあげる。覚悟しなさい」
淫蕩な長女と次女の言葉責めに、ペニスは早くも完全勃起を示していた。
こんな状況でも昂奮してしまう自分が恨めしい。
「あら、ずいぶんと簡単に剥けるようになったじゃない。もう大人の男ね」
「あっ、くっ」
杏奈は捲り下ろした包皮を、雁首で何度も往復させる。
快感電流が肉筒を走り抜けた瞬間、となりの部屋のドアが開けられる音が聞こえ、澪の素っ頓狂な声が聞こえてきた。
「お姉ちゃん!」
襖がスラッと開き、憤然とした表情の美少女が眼前に佇む。
彼女は姉二人と同じ、スケスケのレオタードを身に着けていた。
「きゃっ! 卓郎君!?」
襖はすぐにぴっちりと閉められたものの、あまりの悩ましい姿に、卓郎は口をあんぐりと開け放った。
ふくよかな胸の膨らみ、キュッと引き締まったウエスト、こんもりとしたヴィーナスの丘、むっちりとした量感をたたえた太腿。伸びやかな肢体にぴったりと張りついた薄い布地が、凄まじい劣情を催させた。
「そ、そんな所で、何やってるの!?」
「裸だったのが、すごく恥ずかしかったみたい。逃げだそうとしたから、私たちが慌てて押さえつけたのよ。澪、入ってらっしゃい」
「い、いやよ。お姉ちゃんたち、ひどいわ。こんなレオタードを着させて」
「卓郎君は真っ裸なんだし、私や友梨香だって同じ物を着てるのよ。恥ずかしがることなんてないわ」
澪は何も答えず、部屋の外で逡巡しているようだ。
(ああ、澪ちゃん! 君って女の子は、なんて素直な性格をしているんだ!!)
なんやかんや言いながらも、渡されたレオタードをしっかり着用しているのだから、卓郎は澪の純粋さに改めて驚愕を覚えるばかりだった。
「卓郎君が、他の女の子に目移りしてもいいの?」
友梨香が声をかけたあと、襖がススッと開けられ、顔を真っ赤にした澪が姿を現す。
彼女にとって、姉たちの命令は絶対なのかもしれない。
以前から感じていたことだが、人生の師とばかりに、畏敬の念を抱いているようだった。
「さ、清瀬君。お布団に戻りましょうね」
「あ、あ、な、何を……」
「まずは、澪に男の生理というものを教えたいの。協力してくれるわね。さ、足を開いて」
手首を引っ張られ、再び布団の上に仰向けにさせられる。
杏奈と友梨香が足のあいだに座りこむと、澪は卓郎の真横にちょこんと腰を下ろした。
「男の子を気持ちよくさせる方法を教えてあげるわ。よく見ていなさい」
長女と次女の顔が、ゆっくりと股間に近づいてくる。
(ま、まさか……)
卓郎が目を剥いた瞬間、亀頭や肉筒にふたつの唇が吸いついていた。
チュッチュッと軽いキスをくれたあと、艶めかしい舌が裏茎をツツッと這っていく。
「最初から、激しく舐めたらだめよ。ソフトタッチで愛撫して、性感を徐々に高めさせてあげるの」
「裏筋や縫い目の部分はもちろん、雁首や尿道口は特に感じやすいから、覚えておくのよ」
杏奈と友梨香はレクチャーしながら、舌先でチロチロと敏感な部分を掃き嬲る。
「く、くおおぉぉっ」
ビンビンに反り勃つ勃起と、身を捩らせる卓郎の姿を、澪は交互に見つめていた。
性的好奇心にあおられているのか、興味津々の眼差しだ。
「唾液をたっぷりまぶすと、潤滑油の役目を果たしてくれて、男の子はとても気持ちよくなるのよ」
二人の姉の口から透明な粘液が滴り落ち、生温かい雫が剛直をみるみるコーティングしていった。
「ここまで来たら、おチンチンを呑みこんで、ゆったりと顔を上下に動かしてあげるの。唇でおチンチンをしごきながら舌を使うのは、まだ無理かしら。ちょっと見てて」
グポッと、唾液の跳ねる音が聞こえ、杏奈が肉筒を口中に招き入れていく。
「あ、あぁっ」
ねとねとの口内粘膜が亀頭をしっぽりと包み、ズズッと引きこまれるごとに、肉棒に心地いい感触が走った。
蕩けるような温もりに、早くも内腿の筋肉が痙攣する。
杏奈はソフトな抽送を繰り返すたびに、口唇のあわいから舌を突きだし、裏筋に刺激を与えていった。
「どう? 舌の動きはわかったかしら? ただ上下動するばかりでなく、スピードの強弱をつけながら、顔をローリングさせるようにするのよ」
怒張をチュポンと抜き取り、再び懇切丁寧な指導が始まる。友梨香もほくそ笑みながら、あとに続いた。
「こうやって、皮をお腹のほうに押しこみながら目いっぱい剥き下ろすと、おチンチンが薄皮状態になるでしょ? フェラチオをするときに頬を窄めて吸いあげると、男の子は悶絶するわよ」
今度は勝ち気な少女が勃起を咥えこみ、かわいい末っ子に自ら手本を見せる。