素早く四つん這いになり、両足をもう一度広げさせる。
三角州にこもった熱気がムワッと立ちのぼり、やや酸味の強いふしだらな媚臭が鼻腔粘膜をくすぐった。
すっかり充血した恥肉は愛液でぬめり返り、ベビーピンクの膣前庭を微かに覗かせている。肥大したクリトリスも、その存在感を誇示するかのように、いまだちょこんと突きでていた。
(み、み、澪ちゃんのおマ○コが、目と鼻の先にある)
歓喜に打ち震えた卓郎は、もう一度、乙女の恥臭を胸いっぱいに吸いこんだ。
シャワーを浴びたせいか、それほど強い匂いは放っていなかったが、確かに乙女特有の甘酸っぱい芳香が香ってくる。仄かに混じる、汗とナチュラルチーズのような香りを嗅いだ瞬間、脳幹がジーンと痺れた。
(舐めたい、舐めたいよぉ!)
卓郎はもはや見栄も外聞もなく、ふっくらとした恥丘にかぶりついた。
大量の唾液をなすりつけ、舌と唇を使い、恥肉をこれでもかと舐りあげる。
ねっとりとした肉びらを口中に引きこみ、愛液を啜っていると、まろやかな曲線を描く腰がピクリと震えた。
「あ……やっ」
澪は頭を起こし、困惑の視線を向けているようだ。
タガの外れた卓郎は、夢中になって赤い裂け目に舌先を往復させた。
(おいしいっ! 澪ちゃんのおマ○コ、おいしいよっ!!)
柔らかい肉質で潤い抜群の秘芯は、熟しきった果実のようだ。
さらに指で膣口を押し広げ、舌先を肉洞に侵入させると、ピリリとした酸っぱい味覚が口中に広がった。
「た、卓郎君……やめて」
少女の懇願は、まったく耳に届かない。
舐め犬のごとくひたすら舐っていると、澪は身を起こし、再び足を閉じはじめた。
頭を手のひらでグッと押さえつけられ、強引にクンニを中断させられる。
美少女は瞳を涙で膨らませ、キッとした眼差しを向けていた。
口での愛撫は、さすがにハードルが高かったようだ。
「ひどい! やめてってお願いしてるのに」
「だ……だって」
澪は睨みつつも、卓郎の口の周りに付着した愛液の雫に気づいたのか、恥ずかしそうに自らの手で拭い取ってくれた。
「ご、ごめん。つい、我慢できなくなって」
「……ずるいよ」
「え?」
「確かに卓郎君の変なところを見たり、触ったりしたけど、私……そこまでしてないもん」
言葉の意味がわからずにぽかんとしていると、澪は真っ白な手を怒張に伸ばしてきた。ふにふにとした柔らかい指で、胴体をキュッと握りこまれ、思わず「あうっ」という呻き声をあげてしまう。
「この前より……硬くて熱い。鉄の棒みたい」
「み、澪ちゃん……」
美少女は一転してとろんとした目つきをし、卓郎の胸を片手でそっと押しこんできた。
「……あっ」
仰向けに倒れこんだと同時に、澪が股間に覆い被さってくる。
目をカッと見開いた瞬間、スモモのような亀頭は、小さな口の中にぱっくりと咥えこまれていた。
「あぁぁぁっ」
可憐な少女から受ける口淫奉仕に、全身の血が逆流する。
澪はソフトクリームを舐めるように、舌先で先端をレロレロと掃き嬲った。
「く、くうっ」
テクニックとしては、稚拙なのかもしれない。
しかしアイドル並みのルックスを持つ女の子が、自分の恥部を玩弄しているという事実が大きな快楽を吹きこんだ。
チュッチュッとソフトなキスが繰り返され、舌が別の生き物のようにうねりくねる。
しかも彼女は、予定調和とばかりに包皮を剥き下ろしてきたのだから、卓郎の性感は瞬時にしてマックスへと導かれた。
「だ、だめだよぉ」
「どうして?」
上目遣いに、小首を傾げる仕草が愛らしい。
「さ、さっきから、もう限界なんだ。それ以上されたら出ちゃうよ」
泣き顔で告げると、澪は突然、勝ち誇ったかのような笑みを浮かべた。
拒絶の言葉を無視し、今度は剛直を中途まで呑みこみ、ガッポガッポと派手な音を立ててペニスを蹂躙していく。
身も心も蕩けそうな甘美な電流が、背筋を何度も走り抜けた。
口内粘膜の一番柔らかい部分が、亀頭をしっぽりと包みこむ。
ミカンのひと房のようなプリッとした唇が、肉筒の表面をなめらかにしごきあげる。
肉幹にまとわりつく生温かい吐息が、卓郎を官能の深淵へと沈ませていった。
「あ、あ、だめっ……本当にイッちゃう」
内腿の筋肉がひくつくたびに、顔の打ち振りが速度を増していく。
上下の唇が雁首を強烈にこすりあげた瞬間、快感の塊はついに下腹の奥で大爆発を起こした。
「あ、イクっ! イクぅっ……お、おおおぉぉぉっ!!」
「ン、んうっ」
腰を何度もしゃくりあげ、体内から熱いほとばしりが放たれていく。
澪はようやく顔の動きを止め、眉間に無数の縦皺を寄せていった。
(ああっ……やっちまった)
口元を引き攣らせながらも、吐精はいっこうに収まる気配を見せない。
どうやら、大量のザーメンが放出されているようだ。
掟破りの口内射精に、卓郎はただ呆然とした顔つきをするばかりだった。
3
澪はペニスを唇の狭間からそっと抜き取り、口元に手を添えながら身を起こす。
卓郎は、テーブルの上に置かれていたティッシュ箱に手を伸ばした。
「だ、大丈夫?」
ティッシュを数枚手渡し、申し訳なさそうに美少女を見つめる。
まさか、三姉妹全員に口内射精をすることになろうとは。
杏奈と友梨香は精液を飲んでくれたが、澪はさすがにティッシュの上に吐きだした。