なまめく美人三姉妹 レオタードの誘惑

「イキそうなの?」

「イクっ、イキます」

至福の射精は、もうそこまで来ている。

ところが全身の力を一気に解放した刹那、杏奈は無情にも乳房のスライドを中断し、上半身をペニスからスッと離した。

「あ、あああああっ」

輸精管をひた走っていた精液が、陰嚢に向かって逆流する。

気勢をそがれた卓郎は、やるせなさそうに腰を捩らせ、女教師を恨めしそうな目で見つめた。

「だめよ、まだイッちゃ」

「が、我慢できません」

「イカせてあげるなんて、言ってないでしょ?」

「そ……そんな」

泣き顔を見せると、杏奈は立ちあがりざま卓郎の手を取り、そのまま壁際へと歩み寄った。

ズボンとブリーフを足下に絡めたままのペンギン歩きは、さぞかし滑稽な姿だったろう。それでも今の卓郎は、男子の本懐を遂げたいという気持ちだけに衝き動かされていた。

(射精できないまま帰されたんじゃ、あまりにも切なすぎるよ。このあと、いったいどうするんだろう?)

部屋の隅には椅子も机もなく、白い壁があるだけだ。

「そこに寄りかかって」

言われるがまま壁を背にすると、美人教師はことさらあだっぽい表情を見せた。

「白いミルク、出したい?」

「だ、出したいです」

「我慢できない?」

「できません!」

「出させてあげてもいいけど、新体操部は続けてくれるわね?」

「そ、それは……」

このとき、卓郎は初めて杏奈の目論見を察した。

彼女は、色仕掛けで退部を阻止しようとしていたのだ。

放出願望とクラブを辞めたいという本音が、頭の中で火花を散らす。

少年の心の迷いを知ってか知らずか、杏奈は突然、目の前で身体を転回させた。

(あああああっ、すごいお尻!!)

はち切れんばかりの豊熟ヒップが、存在感を誇示するようにぶるんと揺れる。

しかもいつの間にかレオタードの布地が臀裂に捩りこみ、官能的なカーブを描く尻肉を惜しげもなく晒していた。

まっさらな白い山脈はシミの一点もなく、いっさいの歪みがない完璧な球体には息を呑むばかりだ。

肉感的なヒップは、蕩けるような脂肪をみっちりと詰めこんでいるようだったが、逞しい太腿に支えられ、全体がキュッと引き締まっている。

臀裂の奥底に覗き見える、こんもりとした膨らみが悩ましい。

恥丘に食いこんだ股布の中心に、小さなシミを発見した卓郎は、一瞬にして頭に血を昇らせた。

(せ、先生、ぬ、濡れてる!!)

麗しの女教師は、教え子を苛みながら、自身も昂奮していたのだ。

その事実に性欲をあおられた卓郎は、思わず鼻の穴をブワッと広げた。

(したい! 先生とエッチしたいよ!!)

牡の本能が理性を蝕み、突き刺すような視線が女教師の下腹部に注がれる。

生唾を飲みこんだ直後、どっしりとした桃尻が、卓郎の恥部に覆い被さるように差し迫った。

「あっ……は、はふぅぅぅぅぅっ」

「ふふ、パイズリの次は尻ズリよ」

杏奈はヒップを裏茎に押しあて、厚みのある腰を左右にスイングさせる。

左右に揺れたペニスは、先端から前触れ液を小水のように溢れさせた。

丸々とした双臀が粘液でぬらつき、みるみるうちに妖しく照り輝いていく。

やがて肉棒は、尻肉の谷間にすっぽりとはまりこんだ。

「あううううううっ!」

締まりのある臀部の感触は、ふっくらとした乳房とはまた違った悦楽を与えた。

圧迫感がより強く、ペニスに受ける刺激も段違いだ。

「清瀬君のおチンチン、先生のお尻にぴったりとハマっちゃったわよ」

「あ、あううっ」

杏奈は肩越しに振り返り、淫蕩な笑みを投げかけてくる。そして会陰を引き締めているのか、尻肉をキュッキュッと窄めた。

臀裂が肉棒を両脇からやんわりと絞りあげ、鈴口から透明な淫水がじわりと滲みだす。やがて女教師はやや前屈みになり、その場でポールダンスをするかのように、熟れた肉体を上下動させた。

逞しい芯を注入させたペニスが、尻肉の表面でゆったりとしごかれる。

腰を引こうとしたものの、壁を背にしているために遊びがまったくなく、豊臀の圧力は余すことなく卓郎の下半身に注がれた。

屹立は小さな脈動を打ちつづけ、楕円にひしゃげたペニスの頭頂部は先走りでヌルヌルの状態だ。

「あ、あ……せ、先生」

卓郎は虚ろな視線を宙にさまよわせ、熱病患者のような呻き声を放っていた。

腰に力が入らず、油断をすれば膝から崩れ落ちてしまいそうだ。

少年の悶絶する姿を、女教師は舌なめずりをしながら見つめている。

決して激しい動きは見せず、強弱をつけながら射精感をコントロールしてくるのだから、まさしく寸止め行為と言ってもよかった。

巨尻が上下左右に揺れるたびに、卓郎は頭がおかしくなりそうだった。

欲望のパワーが深奥部で蓄積され、高波と化して、自制という防波堤に次々と打ち寄せてくる。

「も、もう勘弁して……ください」

涙目で訴えた直後、杏奈は身体のスライドを止め、右手を回してペニスを握りこんだ。

天を向いていた勃起を下に押し下げ、一瞬のあいだに股ぐらの中にすべりこませる。

「あ、あっ!」

突然の出来事に、卓郎は目を剥いた。

ペニスの上部に当たる、生クリームのようにふんわりとした感触は、恥丘の膨らみに間違いない。

杏奈が身を起こし、背中を預けながら優しい口調で囁く。

「わかる? 清瀬君のおチンチン、先生のお股のあいだに挟まってるのよ」