舌先に促されるように、ヌラヌラと輝く肉粒が、包皮を押しあげながら頭をもたげてくる。
愛液と唾液でとろとろに鞣された肉びらを、卓郎は口中に招き入れ、無我夢中で舐りあげた。
「あ……ンっ。やっ、だめっ。ふ、ぅぅぅぅぅンっ」
よほど気持ちがいいのか、澪は足を閉じようともせず、腰を微かにくねらせている。
澄んだ桃色の内部は凄まじい熱を発し、ねとついた柔襞の連なりは、まるでくつくつに煮こんだシチューのようだ。
じゅるじゅる、じゅるるるるーっ。
「あ、ひぃぃぃぃぃンっ」
塩気と甘みを含んだラブジュースを、クリトリスごと啜りあげると、美少女は釣りあげられた鮮魚のように上体を引き攣らせた。
「はあ、はあっ、はあっ……やっ、はああぁぁぁぁぁンっ」
忙しない呼吸が間断なく繰り返され、やがて甘やかなよがり声とともに、脚線美がプルプルと震えだす。
澪の見せる一挙手一投足が快楽のスパイスと化し、射精感を一気にレッドゾーンへと飛びこませた。
(も、もう、我慢できないよっ!)
源泉の高温と性的昂奮、そして澪の身体から放たれる熱気にあおられ、頭は朦朧としている。
脳漿は沸騰し、顔面は汗でずぶ濡れの状態だ。
目を血走らせた卓郎は、湯船から立ちあがり、しっとりと濡れた瑞々しい肉体を手前に引き寄せた。
「あンっ!」
かぐわしい吐息が頬にまとわりつく。
澪の顔はやたら狂おしげで、牡の性衝動を揺り動かす色香に満ちあふれていた。
ギンギンに反り勃った蛮刀を、右手で握りこむ。
亀頭の先端を肉の綴じ目にあてがい、下から突きあげるように腰を送りだす。
「あ……ンぅぅぅぅぅっ」
少女は糸を引くような呻き声をあげたあと、下唇をキュッと噛みしめた。
さほどの抵抗もなく、肉の棍棒が膣のとば口をくぐり抜ける。
ヌルリとした感触が肉筒に走り抜けた瞬間、卓郎は「かはぁぁぁっ」と、奇妙な叫び声をあげた。
澪の肉体も、燃え盛っているようだ。
溶鉱炉のような蜜壺に、柔らかいフリルの粘膜が肉幹に絡みつき、腰の動きが一瞬止まる。
膣道は相変わらずの隘路だったが、前回のときと比べると、それほどの締めつけは感じられない。
湯に浸かっていたことで、筋肉が弛緩しているせいなのか。
それとも二度目の性体験が、緊張を少なからず解きほぐしているのか。
卓郎は会陰に力を込めると、ゆっくりと腰を突き進めていった。
澪との密着が増すごとに、ペニスに受ける媚肉のみっちり感も大きくなる。
「あ、ああっ、澪ちゃん。おチンチン、気持ちいいよぉ」
思わず本音を告げた直後、少女は首に両手を回し、恥骨を自ら押しつけてきた。
「……はうっ」
「は、あぁぁぁぁンっ」
ジュプリという音とともに、鋼の剛直がズブズブと膣奥に埋没する。
内から込みあげる射精感を必死に堪えた卓郎は、止めていた息を一気に吐きだした。
「お、おチンチン、全部入っちゃったよ」
「うん、入ってるの……わかる」
「痛みは、平気なの?」
「なんとか……大丈夫。最初の三日間は、あそこに木の棒が入ってるような感じだったけど」
初体験から一週間が過ぎ、破瓜の痛みはほぼ消え失せたようだ。
安心感を得た卓郎は、腰をゆったりと引いてみた。
「あ、ん、むむっ」
驚いたことに、膣内粘膜はすでにこなれているようだった。
肉根をいっときたりとも離すものかと、柔らかい媚肉がぴったりと吸いついてくる。
「じゃ、普通に動いてみるから。痛かったら、ちゃんと言ってね」
卓郎はいたわりつつ、駄々をこねる肉を掻き分けるように、腰の律動を開始した。
「あ……ンぅ」
「い、痛いの?」
優しい言葉をかけながらも、スライドのピッチは緩めない。
すでに下腹部は快感の嵐が吹き荒れ、ふたつの肉玉は早くもキュンキュンと吊りあがっていた。
眉間に皺を寄せる表情はやたら痛ましかったが、それが男の征服願望と庇護欲をそそる。
「大丈夫?」
再度問いかけると、澪は唇を引き結んだまま頷いた。
完全に性欲のスイッチが入ってしまったのか、自分の意思とは無関係に、抽送の回転率が増していく。
恥骨がかち合うたびに、「あん……あん……あン」と、子猫のような甘やかな声が耳元にまとわりついた。
愛しの彼女も、少なからず快感を覚えているのだろうか。
結合部からクチュクチュンという淫音が響きだしたとたん、胸に縋りついていた少女は顔を天に向け、腰をブルッと震わせた。
「はああぁぁぁっ」
閉じられていた口が開き、喉から絞りだすような声が発せられる。
澪の肉洞の感触は、もう次女の友梨香と遜色なかった。
恥肉全体がとろとろに蕩け、ざわざわとうねりながら肉胴を揉みこんでくる。
決して窮屈さは感じない。
ときには締めつけ、ときにはやんわりと包みこみ、強弱をつけながら、牡の証に至高の愉悦を吹きこんでいく。
「ああっ、澪ちゃん。気持ちよすぎて、おチンチンが溶けちゃいそうだよっ」
「はぁ、私も……私も気持ちいい。身体がふわふわして、頭の中がチカチカしてるの」
好きな女の子に快楽を与えられたときの喜びを、卓郎は初めて知った。
もっともっと気持ちよくしてあげたいという思いが、身体の内から溢れんばかりにほとばしる。
卓郎はありったけの力を振り絞り、怒濤のピストンで膣肉を掘り返していった。
「あっ、やっ! はンっ! だめぇぇぇぇぇぇっ!!」