女教師たちの童貞いじり 美尻挑発の甘い罠

女教師たちの童貞いじり
美尻挑発の甘い罠

小説:早瀬真人

挿絵:星野竜一

リアルドリーム文庫

女教師たちの童貞いじり 美尻挑発の甘い罠

登場人物

おおさわ

めいほう学園の英語教諭で、正平のクラス担任。おっとりとしていて、優しく包容力のあるお姉さんタイプの女性。たわわな豊乳の持ち主。

どころ

盟朋学園の体育教師で、水泳部の顧問。男勝りで快活な性格、生徒に対してあけすけな態度を取ることもしばしば。むっちりしたヒップを誇る、艶めかしいお姉様。

かしわ あい

盟朋学園でも指折りの美少女で、正平のクラスメート。気位の高い勝ち気な少女で、正平に対しても辛らつな物言いをためらわない。新体操部のホープ。

もと しょうへい

共学化したばかりの盟朋学園に通う、初心でちょっとM気質のある少年。写真部所属。

第一章 巨尻女教師の逆痴漢

五月の穏やかな陽射しが、窓ガラスを通して射しこんでくる。

クラブ活動をしている生徒たちの声が遠くに聞こえ、廊下を歩いていたもとしょうへいは思わず窓の外に目を向けた。

陸上部だろうか、ランニングに短パンを穿いた部員たちがトラックを周回し、後輩と思われる女生徒たちが盛んに声援を送っている。

正平はしばらくその様子を見つめたあと、何気に空を見上げた。

雲一つない青空が一面に広がり、微かに開かれた窓の隙間をすり抜けた爽やかな風が頬をくすぐって、なんとも心地がいい。

正平は、再びグラウンドに視線を戻した。

部活動はどこにでもある、ほのぼのとした学園の風景だったが、他の共学校とは一つだけ大きく違うところがあった。

男子部員は一人もおらず、すべてが女子部員なのである。

(まったくいい学校に入学したもんだ。男子生徒より、女生徒の数のほうが圧倒的に多いんだもの)

躍動する女子部員たちの姿を見ていると、自然と顔が綻んでしまう。そんな正平に、下校する女生徒たちがにこやかな笑みを投げかけてきた。

「江本君。さようなら」

「正平君、バイバイ」

その一人一人に対し、正平は人懐っこい笑顔で応えていく。

ここめいほう学園は一昨年まで女子校だったのだが、少子化の影響で毎年生徒数が減少。昨年から男女共学へと変わったのだが、よほど女子校のイメージが強いのか、二年生の男子生徒は一人もなく、今年の男子新入生も正平を含め、たった五人という有様だった。

おそらく、学園の立地条件も多大に影響しているのだろう。

盟朋は山の中腹を切り開いた場所にあり、まさに風光明媚という言葉がぴったりの抜群の環境だったが、麓の駅からバスで十五分もかかる。

朝夕はスクールバスの送迎があったが、やはり徒歩や自転車での通学は厳しく、それが生徒数を減少させた大きな要因の一つになっているようだった。

盟朋の敷地内には生徒寮も完備されていたが、そこに住む生徒は五十人ほどで、ほとんどの生徒が自宅通学をしている。

正平も片道約一時間半かけての通学だったが、さほど気にはならなかった。もちろんその最大の理由は、盟朋が居心地のいい学園だったからである。

なんといっても、周りを見渡せば女子ばかり。

校内には絶えず甘酸っぱい匂いが漂い、まるで花園の中にいるような錯覚さえ抱かせる。その香りを吸いこむたびに、正平はいつも胸を締めつけられるようなモヤモヤ感を覚えていた。

女生徒たちの放つフェロモン臭に刺激され、つい勃起してしまったことも一度や二度ではない。

女生徒ばかりでなく、教師にしても全体の三分の二が女性教員とあっては、楽しくないはずがなかった。

正平自身は、異性にモテるタイプだとは思っていない。

取り立ててハンサムでもなければ、さりとてブ男というわけでもなく、どこにでもいる、ごく普通の童貞少年だ。

だがここ盟朋では、決して自惚れではなく、五人の男子生徒の中ではナンバーワンのルックスだった。

男子の数が少なければ、当然異性からの注目も浴びるのだが、その視線を正平は独り占めしているといっても過言ではなかった。

女生徒はおろか、女教師まで優しく接してくれる。いわば正平は盟朋学園では人気者であり、廊下を歩いているだけでも声をかけられるのである。

(おっと。いつまでもこんなところでボケッとしてても意味がない。今日こそは、なんとしても写真に収めないと)

正平がポケットから新聞部の腕章を取り出そうとしたその瞬間、背後から鈴を転がしたような声音が響いた。

「あら、江本君、何やってるの?」

その声の主の顔を見た直後、正平は心臓が口から飛び出そうになった。

「み、先生」

目の前には、英語教師のおおさわ美帆が、満面の笑みを湛えながら佇んでいる。

美帆は二十六歳、性格はおっとりしていて優しく、その親しみやすさから多くの生徒に慕われている教師だったが、彼女はまた正平の担任教諭でもあった。

微かにウェーヴのかかったブラウン色の髪がそよ風に揺らぎ、髪を右手で掻きあげる姿がなんとも色っぽい。

クリーム色のリボンブラウスに、同系色のややタイトぎみのスカートは、いかにも女教師という印象を与えるが、ブラウスの胸元は今にもはちきれんばかりの膨らみを見せている。