女教師たちの童貞いじり 美尻挑発の甘い罠

「さ、あがりましょう」

真奈が率先して、プール脇にある備えつけのハシゴを昇っていく。

その姿を見上げた瞬間、やや落ち着きを取り戻していた心臓が、またもや激しい鼓動を響かせはじめた。

水を弾くような滑らかな肌の艶も見事だったが、真奈はたわわに実った巨大な豊臀を左右にくねらせ、尻朶から水滴をぽたぽたと滴らせている。その雫が正平の頬を濡らすと、その目は一瞬にして獣のように血走った。

性衝動は、とうにレッドゾーンを飛び越えている。あまりの昂奮のためか、息苦しいぐらいだ。

「何してるの? 早くあがりなさい」

先にプールサイドにあがった真奈が手を差し伸べ、ハシゴの取っ手を掴んでいた正平は水の中から一気に引っ張りあげられた。

二十五メートルを泳いだという達成感は微塵もない。ただ心臓がバクバクと音を立て、まるで口から飛び出そうなほど昂っている。正平は再度両手で顔の水滴を拭うと、真奈の顔を見つめた。

セミショートの髪の先から水滴が滴り落ち、濡れた肌が窓から射しこんだ陽射しを浴びてきらきらと輝いている。なんとも色っぽい官能的な姿だ。

つい先ほどまでは、わずかながらも美帆のほうに魅力を感じていたが、真奈も少しも劣っていない。水泳部に入部すれば、もっと彼女の新たなる魅力に触れることができるだろう。

普段真奈と接する機会は滅多になかったが、美帆に続き、正平は紛れもなく彼女に夢中になっている自分に気がついていた。

やはりクリッとした猫のような瞳が、真奈のチャームポイントだろうか。この目で見つめられると、夢魔に魅入られたように吸いこまれてしまいそうだ。

だが次の瞬間、その瞳が下方へと向けられ、正平はある異様な感覚に気がついた。

真奈の笑顔はいつの間にか鳴りを潜め、その視線は、明らかに正平の股間へと注がれている。

(えっ? あっ)

ペニスの熱い疼きを思い出した正平は、慌てて自らの股間を見下ろし、そして「ひゃっ!」という悲鳴をあげた。

真奈の表情から、水着の前部分が恥ずかしいほど大きく膨らんでいるのだと思っていた。それを見て、いぶかしげな顔をしているのだと……。

だが正平が視界に捉えたものは、ビキニ水着のウエスト部分から半分近く飛び出している生身のペニスそのものだったのである。

勃起力の凄まじさからなのか、亀頭の薄皮はパンパンに張りつめ、胴体にはみみずをのたくらせたような静脈が何本も浮き出ている。

充血した逸物は鬱血したように赤黒く膨れあがり、まるで男の尊厳を誇示しているかのようだった。

「うわっ、うわっぁぁ!」

正平は奇声を発しながら両手を股間で隠し、プールの隅へと逃げ走った。

身体を折り曲げ、狼狽えるその姿はさぞ滑稽だったろう。

正平は怯えた目つきで真奈を仰いだが、彼女はニコリともせず、震える童貞少年をじっと見つめている。そして正平に向かってゆっくりと歩を進めた。

「泳ぎながら、何を考えていたの?」

「ご、ごめんなさい。ごめんなさい。わざとじゃないんです!」

「当然でしょ?」

いったい今日は何度頭を下げているのか。正平は頭の中でそう思ったが、今はとてもそんなことを考えている場合ではない。

勃起したペニスを女教師の前で、水着の上から開チンさせた男が、いったいこれまで何人いたのだろう。あまりの情けなさで、心底泣きたくなってくる。

だが真奈は目の前まで近づいてくると、舌先で上唇をなぞり、瞳の中に水銀のような光を走らせた。

「あなた、今朝のバスの中でも勃起してたみたいだけど、よっぽど溜まってるんじゃない?」

「え?」

子犬のように正平を哀れんでいた目つきが、徐々に驚愕のそれへと変化していく。

(知ってる。真奈先生は今朝の僕の行為を知ってたんだ! じゃ、先生のお尻が動いていたのは……)

朝に抱いた疑念が確信へと変わり、正平はまじまじと真奈の顔を見つめ、その真相を読み取ろうとした。だが二重瞼の奥の揺れる瞳を見ていると、まるで催眠術をかけられているかのように、何も考えられなくなってしまう。

「もう。しょうがない子ね」

真奈は童貞少年の持て余したエネルギーに対し、苦笑するかのような笑みを浮かべる。それは英語講師室で見た美帆のそれと、どこか相通ずるような微笑だった。

「手をどけてごらんなさい」

「で、でも……」

「どけてごらんなさいって言ってるの!」

すぐさま眉を吊り上げ、教師然とした態度を見せられると萎縮してしまう。正平は顔をしかめながら、ゆっくりと両手を股間から外していった。

屹立した逸物はいまだ臨戦態勢を保ったままで、臍の上にまでぺったりと貼りついている。自分でも驚くほどの膨張率だ。

上目遣いで真奈の顔を盗み見ると、彼女の瞳孔はみるみるうちに開いていった。眉尻がピクピクと震え、口も微かに開き加減になっている。

こちらも美帆と同様、喫驚しているのは明らかだった。

真奈は車内での正平の行動を承知しており、当然ペニスの感触から、ある程度の大きさは認識していたに違いない。それでも実際に目の当たりにし、真奈はまさに信じられないという顔つきをしていた。

「いけない子ね。朝ばかりか、放課後まで変なこと考えてるなんて。あなたの頭の中にはセックスのことしか詰まってないの?」