女教師たちの童貞いじり 美尻挑発の甘い罠

今現在、心を占める異性への興味は、すべて美帆と真奈に向けられており、女生徒などまったく眼中にない。まさに嘘偽りのない言葉だった。

「それにしても困ったわね。今日一日パンツなしで過ごすつもり?」

「え?」

正平が美帆を見つめると、彼女は普段の優しげな表情に戻っている。ホッとするとともに、正平は照れ笑いの表情を浮かべた。

「購買部に男子の下着は置いてないし。そうだわ。私、三時間目は空き時間だから、町まで行って買ってきてあげる。それまで我慢できるかしら?」

「はい、大丈夫です」

絶体絶命の危機を乗り越え、すでに不安の影は一掃されている。正平が明るい声で答えると、突然美帆は意味深な笑みを浮かべた。それは正平がこれまで一度も見たことのない、セクシーで艶っぽい微笑だった。

「それとも……」

いったん間を置いたあと、美帆が囁くように問いかける。

「私の替えの下着があるから、それを貸してあげましょうか?」

「は?」

最初は言葉の意味が呑みこめず、正平はぽかーんとした顔で美帆を見つめた。

「替えの下着があるから、私のを貸してあげようかって言ってるの」

唖然としていた顔が、瞬く間に驚愕のそれへと変わる。

普段の美帆は、こういった類いのジョークを言うタイプではない。まして相手が教え子とはいえ、密室で男性と二人きりなのである。

いったい先生は、どうしてしまったのだろう――。

そう思いながらも、正平は顔を耳朶まで真っ赤にさせた。

机の上の美帆が足を組み替え、その直後、ふわっと芳醇な匂いが漂ってくる。それは真奈のつけていた香水とは種類が違うのか、それとも熟成された美帆の体臭が混ざり合っているのか、びゃくだんのような甘いフローラルな香りだった。

身体の深奥部で滞っていた性感の塊が、またもやうねりを見せはじめる。それは正平が上目遣いにチラチラと美帆の足を見るたびに、ますます大きくなっていった。

爪先立ちで机に乗っているせいか、美帆のタイトスカートは上方にずれ、まるでミニスカートを穿いているような格好になっている。

ムッチリとした肉づきのいい太股と、股間の暗がりがどうしても気になってしまい、正平はついに完全勃起してしまった股間を悟られないよう、さりげなく両手で前部分を隠した。

「ふふ」

なんとも色っぽい含み笑いを洩らしながら、美帆は机から下り立った。

(やっぱり冗談だったんだ)

思わずビクンと顔をあげた正平はホッと安堵の溜め息をついたが、美帆は再び険しい顔つきへと変わっている。そして当然のように問いかけてきた。

「さっきの話だけど、あなたのこと信用していいのかしら?」

「さっきの話って……」

「女生徒相手に、変なことは考えないって約束よ」

「も、もちろんです」

なぜ同じ質問を繰り返すのだろう。正平が怪訝な顔を見せると、美帆はやや冷めた口調で言ってのけた。

「ひょっとしてあなた……またよからぬことを考えてるんじゃない?」

「そ、そんな!」

思わず否定の言葉を放とうとした正平だったが、屹立したペニスが突っ張り、前屈みの姿勢は変えられない。

「ちょっと立ってみて」

美帆の言葉を受け、正平は仕方なく、股間を隠しながら立ちあがった。

「ちゃんと立って。直立不動の姿勢を取るのよ」

(気づいてる! 先生、僕が昂奮していたことを知ってたんだ!!)

一難去ってまた一難。額から脂汗が噴き出してくる。正平が背中を丸めたままでいると、美帆はさらに促した。

「どうしたの? 手を真っすぐに伸ばしなさい」

こうなっては、命令に背くわけにはいかない。正平は両目を瞑りながら、前部分に置いた手をゆっくりと取り外していった。

下腹部に注がれた美帆の視線を、はっきりと感じる。コツコツとミュールの音を響かせたあと、美帆は冷たく言い放った。

「自分の下半身を見てごらんなさい」

言われるがまま、こわごわと目を開いた正平が目にしたものは、今にもズボンを突き破らんとする巨大な三角の頂きだった。

(あぁ、ひどい!)

正平はパンツを穿いていないため、脈打つ男根はその形状をズボン越しにくっきりと浮かびあがらせていたのである。

「困った子ね。お説教をしているそばからこれじゃ」

「ごめんなさい。先生があまりにもきれいすぎたものですから……」

「お世辞を言ってもダメよ」

優しい性格の美帆なら、大目に見てくれるかも。

そう考えた上での言葉だったが、美帆はキッと眉尻をあげ、軽くいなされてしまった。

「ご、ごめんなさい!!」

あまりの羞恥で、身体が引き裂かれそうになる。

正平は肩を小刻みに震わせながら、大きなテントを張る、自らの股間を恨めしそうに見下ろすことしかできなかった。

美帆は再び腕組みをしながら、正平を睨みつけてくる。そしてやや低いトーンの声で言い放った。

「まあ、変な冗談を言っちゃった私も悪かったとは思うけど。でもね……嘘をついたら大変なことになるわよって言ったこと、覚えてるかしら?」

「う……嘘はついてません」

それだけは確信をもって言える。

それでも勃起状態の負い目からか、正平が小声で返答すると、美帆は鼻白んだ笑みを浮かべた。

「確かに女子トイレに入ったところまでは、本当のことを言ってるんでしょうね。でもそのあとのことはどうなの?」