女教師たちの童貞いじり 美尻挑発の甘い罠

正平が心の中で「あっ」という叫び声をあげると、美帆はすぐさま核心を突いてきた。

「あなた、ひょっとして覗きをしてたんじゃない?」

腋の下が、汗でべっとりと濡れてくる。正平は、ついに美帆との誓いを破る嘘をついた。

「そ、そんな! 僕、してません。第一、となりの個室を覗けるスペースなんてありませんし、上から覗こうにも僕は背が低いし。と、とても無理です!」

どもりながら弁明するも、美帆は口元を引き締めたまま、さらに厳しい追及を試みる。

「壁の下側に隙間があるじゃない」

「あ、あんな細い隙間じゃ、這いつくばっても見ることはできません」

「確かにそうね。でも……」

美帆は腕組みをしながら一歩前に歩み進むと、自信たっぷりに言い放った。

「鏡を使えば見れるんじゃない? 実はトイレに入ってるとき、壁の端のほうで、一瞬何かががキラリと光ったのよ」

正平は思わず絶句した。おそらく鏡の角度を調整していたとき、蛍光灯の光が反射してしまったのだろう。

「江本君、ポケットの中と鞄の中を開けて見せてくれる?」

冗談ではない。正平の上着の内ポケットには、覗きをしたことを証明する、小さな手鏡があるのだ。

「ご、ごめんなさい!」

これ以上は、嘘の上塗りを続けても意味がない。正平が深々と頭を下げると、美帆は組んでいた腕をスッと下方に下ろした。

(ビンタだ! 先生は僕をひっぱたくつもりなんだ!!)

そう思った正平は、あまりの恐怖で全身を震わせた。

これまで、親や教師から殴られたことは一度もない。生まれて初めて受けるであろう体罰に、正平は両目を固く閉じたものの、美帆の次の行為は予想を覆すものだった。

美帆が両手をスカートの中へと忍びこませ、下着を下ろしはじめたのである。

(えっ? えっ!?)

腰を小刻みに左右に揺らしながら、真っ赤なレース模様のショーツがするすると下りてくる。まるで細い紐のような、なんとも男心をそそるセクシーランジェリーだったが、正平は下着よりも、想定外の出来事に呆気に取られるばかりだった。

(なんだ? 先生は何をやってるんだ!?)

すぐに頭に浮かんだのは、美帆は着用していた下着を自分に穿かせようとしているのではないかということだった。

先ほど美帆は、冗談混じりにそのことを示唆している。仮に本気だったとしても、正平はてっきり新品のほうを貸してくれるものだと考えていたのだ。

憧れの女教師が、身に着けていたショーツを穿かせてくれる――。

その状況を想像した正平は、ますます股間をいきり立たせた。

まるで幼女が穿くような、布地面積の少ない下着が足首から抜き取られる。上目遣いでその光景を見ていた正平は、今やビックリまなこで美帆の様子を注視していた。

柔らかそうなショーツを手のひらで小さく丸めながら、美帆が妖しげな笑みを浮かべる。

「ズボンを脱いでごらんなさい」

(やっぱりそうだ!)

思わず飛びあがりそうなほど歓喜した正平だったが、いざとなると、やはり躊躇ってしまう。

異性に初めて恥部を見せる羞恥もあったが、先ほどの大量射精でズボンの中は精液の匂いが充満しているはずである。

正平がもじもじしていると、美帆は身体を密着させるように近づき、ベルトをカチャカチャと外していった。

「あ……先生」

これは現実に起こっていることで、決して夢の中の出来事ではない。凄まじい昂奮の波が、全身に打ち寄せてくる。正平の顔は、まるで熱病患者のように真っ赤になっていた。

チャックが下ろされ、次にウエスト部分の留め金が外される。正平は至近距離で見る美帆の顔をボーッと見つめた。

清楚で上品、すべてを包みこんでくれるような癒し系の顔立ち。そしてふくいくたる香りを嗅いでいるだけですぐにでも発射してしまいそうだったが、美帆はそんな正平の気持ちを知ってか知らずか、腰を沈めながら、あっという間にズボンを足首まで引き下ろしてしまった。

(あっ!)

ズボンの中に収められていたペニスがジャックナイフのように翻り、強烈な精液臭が鼻先まで漂ってくる。

我に返った正平は羞恥に腰をくねらせたものの、美帆の瞳はみるみるうちに大きく見開かれていった。

「ちょっとじっとして。何これ?」

ホ~ッという感嘆の溜め息が聞こえてくる。正平は、驚愕の表情を見せる美帆の顔をまじまじと見つめた。

「す……すごいわ。こんな大きいなんて、信じられない。これじゃ、よからぬことを考えるのも無理はないわね」

そう言いながら、美帆は正平をちらりと見上げ、納得げな微笑を浮かべる。

確かに小学生のときは「デカちん」というあだ名をつけられていたが、正平自身は正直その実感がなかった。

もちろん人より多少大きいとはわかっていたが、真上からの角度で見ただけでは今ひとつピンとこない。肌をつき合わせて他人と比較などできないし、また成長途上の子供同士では意味がないと思っていた。

大人の女性が仰天したことで、正平は今、初めて自分のペニスが人より大きいという確信を得たのである。

「でも……少し皮は被っているようね。これって仮性包茎なの?」

「あ、たぶん……そうだと思います」

包茎がよほど珍しいのか、美帆は不思議そうな顔で、じっとペニスを凝視している。

正平の陰茎は、中学に進学すると同時にさらなる成長を見せていった。