女教師からの淫らな誘いはまったく想定外の出来事だったのだが、確かにそういう思いは少なからずあった。
美帆相手に童貞喪失したいという気持ちは、入学してからずっと抱いていたのだから。
「あなたみたいな軽薄な変態男が、美帆先生のことを考えてること自体、ムカついてくるのよ。ずっと一人エッチしてればいいじゃない!」
「そ、そんなぁ」
童貞のまま生涯が閉じてしまったのでは、死んでも死にきれない。正平は、泣き顔で愛理の顔を仰いだ。
「何がそんなよ。これまでだって、そうしてきたんでしょ?」
「それはそうだけど……」
そう答えると、愛理は悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「ちょっとここでやってみせてよ」
「え?」
冗談ではない。クラスメートの美少女に恥部を披露したばかりか、今度は射精を見せなければならないなんて。あまりにも理不尽な要求だったが、正平は愛理の次の言葉で、いやいや納得せざるを得なかった。
「私にあんなひどいことをしたんだもの。それくらいのこと当然でしょ?」
確かに愛理の大切な部分をたっぷりと瞼に焼きつけ、口唇愛撫までしたのだから、彼女にはそれを強要するだけの権利があるはずだ。
だが正平が自身の右手を伸ばす前に、愛理はいつの間にか右足の上履きを脱ぎ、白いソックスを履いた足をペニスに向かって伸ばしていた。
愛理の足裏が裏茎に当てられる。微かに伝わる美少女の体温と柔らかい布地の感触に、正平は思わず腰をくねらせた。
「あ、足でなんかオナニーしてません! 手です!」
「うるさいなぁ。汚くて、手じゃ触れないの!」
そう言いながら、愛理は力を込めて、ペニスを真上から踏んづけてくる。そのとたん、尿管に詰まっていたカウパー氏腺液が、鈴口からピュッと飛び出した。
「やぁ、きったなぁ~い」
「あぁぁぁあ」
まるで前触れ液を搾り出すように、愛理は爪先を前後に揺すり、そのたびに透明な粘液は先端からトロリと溢れ出していく。
(まさか、足でされるのがこんなに気持ちいいなんて!?)
美少女の足で嬲られているというシチュエーションが影響しているのか、新鮮な昂奮が全身を包みこみ、正平はその感覚に酔いしれた。
それでなくても、乙女の秘芯をさんざん貪ったあとなのである。昂奮度は、あっという間にレッドゾーンへと飛びこんでいった。
「すごい。なんかさっきよりまた大きくなったみたい。しかもコチコチ」
愛理の右足は、すでに小刻みな前後動に移っている。それが電気あんま器でも押しつけられているかのように、快感の微電流を走らせた。
「はぁはぁ、はぁぁ~あ」
否が応にも、吐息混じりの喘ぎが出てしまう。愛理はペニスと正平の顔を交互に見比べながら、徐々に寡黙になっていった。
巨根から放つ精液を、早くこの目で見たいといった感じだ。
やがて愛理自身も昂奮してきたのか、頬が桃色に染まり、乾いた唇を舌先で湿らすような仕草を見せはじめた。
「ねえ? 太股でしてあげようか?」
(太股?)
絶息するような息をつきながら、正平が愛理に目を向ける。
そんなことを言われても、朦朧とした頭では、その状況が今ひとつ理解できない。
その直後、愛理はいきなりスカートをウエストまで捲りあげると、股間を見せつけながらはっきりと言い放った。
「太股で挟んでイカせてあげようかって言ってるの。その代わり、美帆先生と絶対に会わないって約束するんならね」
正平の頭を、稲妻が貫いた。
柔らかい太股で顔を挟んでほしい、という願いはずっと抱いていたものの、ペニスを挟むという状況は一度も妄想したことはなかった。
いったいどんな感触なのだろう、どんな快楽を与えてくれるのだろう――。
好奇心が、夏の空の雲のように膨れあがってくる。正平は嬉々とした表情で答えた。
「します! 約束します!!」
もはや約束など、今の愛理にとってはどうでもいいのかもしれない。まるで実験動物を観察するような冷ややかな笑みは、美帆や真奈が見せたものとまったく同じだった。
赤黒い怒棒は、溢れ出た前触れの液ですでにヌルヌルの状態、愛理のソックスにも大きなシミを作っている。
愛理はそんなことなどお構いなしに、スカートをあげたまま正平の腰を跨ぎ、ゆっくりと腰を落としていった。
「おチンチン、上にあげて」
指示どおりに、自ら右手で怒張を垂直に立たせる。愛理は足をやや広げた状態で、ペニスを太股の間に挟みこむように腰を下ろした。
真っ白な太股が、徐々に閉じていく。ふっくらとした柔肉が、肉胴全体をやんわりと包みこむ。その瞬間、正平は感激のあまり、「ふぅぅぅ~ん」と、鼻にかかった喘ぎ声を発した。
「やだ。そんなに気持ちいいの?」
「き、気持ちいいです!」
愛理は正平の様子を見遣りながら、微かに太股を上下に動かし、鈴口から湧出した粘液を内股にたっぷり付着させていった。
ヌルッとした感触が肉胴に走り、それが凄まじい快感を与えていく。
「やぁん、上から飛び出ちゃってる」
正平の長大なペニスは、太股の間からその四分の一ほどの姿を晒していた。ドクドクと脈打つ太い血管さえ浮き出て見えるほどだったが、今の正平はそれどころではなかった。
愛理が身体をズズッと前に進め、なんとぷっくり膨らんだ股間を裏茎へと押し当てたのだ。