幼馴染みと学園のアイドル 女子高生たちの恥じらいの放課後

すべすべした頬や唇の端に、濃厚な精液が付着し、ゆっくりと滴り落ちてくる。

芳彦は間断のない喘ぎ声を発しながら、夏美の顔を虚ろな目で見下ろすばかりだった。

第三章 美少女の隠された、濡れる秘唇

翌日から新学期が始まり、初日の始業式のあと、二日目からはさっそく授業が開始された。

まだ残暑が厳しく、じっとしていても汗が滴り落ちてくるような熱気が教室内にも立ちこめている。

芳彦は国語の授業中、二日前の風呂場での出来事を思い出していた。

(まさか、夏美からあんなエッチなことされちゃうなんて。のぼせて幻影でも見ていたんだろうか)

あの日、射精した直後、夏美はすぐさま桶で浴槽のお湯を掬い、芳彦の身体へ何度も浴びせかけた。

そして素っ気なく、「もうあがって」と、ひと言だけ言い放つと、プイと横を向いてしまったのである。

芳彦は呆気に取られながら浴室を後にしたが、夏美は風呂からあがったあとも何事もなかったかのように平然とした顔で接し、さらに必要以上に世話を焼くようになっている。

(夏美って、ホントに訳がわからないよ。すごく優しい態度を見せたかと思えば、急にキツいことを言い出したり。あの手コキだって、いったいどういうつもりでしてくれたんだ?)

昔から気分屋な女の子だったが、いくら考えても夏美の心の内を理解することはできなかった。

それでも胸の奥に何か詰まっているような甘い痛みとともに、浴室の出来事を思い出していると下腹部がモヤモヤしてくる。

(ひょっとすると、頼み込めばまたしてくれるんじゃないかな?)

芳彦は、斜め前方の座席に座る夏美をチラリと見遣った。

浴室のときと同様、真剣な表情で国語教師の話を聞きながらノートをとっている。

芳彦が喉をゴクリと鳴らした瞬間、窓の外からホイッスルの音が聞こえてきた。

窓の下にある屋外プールで、スクール水着を着た生徒たちが、準備体操を始めている。

(あ。稲垣さんだ!)

学園のマドンナである莉奈の姿を真正面に捉えた芳彦は、思わず目を見張った。

ぱっちりとした二重瞼、すっとした鼻梁、品の良さそうなあえかな唇。背中まで伸びた髪は水泳キャップの中に忍ばせていたが、手入れが行き届いているのか、いつもは惚れ惚れとするような黒い艶を発している。

瞼の奥で揺れる瞳は、まるでこの世の穢れを知らないように澄んでいた。

勉強もスポーツも得意な才色兼備、藤美町では高級住宅が建ち並ぶ一等地に住んでおり、すごいお嬢様という話は何度も聞いている。

三年の男子生徒の中には親衛隊までいるようで、そのきらびやかな美しさは一流アイドルさえも顔負けだったが、彼女の長所はそればかりではなかった。

どんなときでも、もの静かでおっとりとしており、口元の微笑を決して絶やさない。それが透明感のある美少女ぶりを発揮し、男子生徒たちの心をしっかりと鷲掴んでいたのである。

(ラッキー。稲垣さんの水着姿を見るのは初めてのことだぞ!)

現金にも、芳彦は夏美のことなどすっかり忘れ、窓越しの莉奈の姿を目で追った。

身長は芳彦よりもやや小さいので、百六十センチはないかもしれない。だが身体つきがスマートなためか、背が高いように見える。

ぷっくりと膨らみはじめたバスト、緩やかなカーブを描く腰の稜線は、はっきりとまだ蒼い果実という感じは否めなかったが、それがさらに清純可憐という印象を抱かせる。

すらりと伸びた足の、なんとしなやかで、すべすべしていることだろう。芳彦のまなじりは、自然と股間の膨らみへ向けられた。

競泳タイプの水着がそうさせているのか、それとも余計な贅肉がいっさいついていないせいか、恥丘が小判形に盛り上がっている。

莉奈はもともと上付きだったのだが、もちろん女性経験の足りない芳彦に、その理由がわかるはずもない。

(す、すごいや。他の女の子と比べても、一段とあそこの膨らみが目立ってる。なんであんなにぷっくりとしてるんだ?)

身体のラインにはまだ固さがあるものの、そこだけが妙に柔らかそうに見える。

いったいどんな形をしているのか。指で触ったらどんな感触を受けるのか。そしてエッチをしたときは、どんな様相を見せるのか。

あらゆる妄想を思い浮かべた芳彦は、激しい劣情を催し、すでに股間の肉槍を派手に勃起させていた。

自然と股間を右手で弄り、性感がいやが上にも上昇の一途を辿っていく。

(当たり前のことだけど、莉奈先輩はどう見たって積極的なタイプじゃないよな。でも逆にいえば、男に尽くすタイプなのかもしれないぞ。もし彼女がエッチなことを覚えたら……)

マドンナの峻烈な水着姿に欲情した芳彦は、風呂場で夏美から受けた体験を莉奈とダブらせていた。

困惑げな顔をした莉奈が、静脈の浮き出たペニスにこわごわと手を伸ばし、躊躇いがちにしごき上げていく。

恥じらいを見せる美少女の表情や仕草は、想像しただけでも堪らない。芳彦の下着の中はすでに先走りの汁が溢れ、べたべたの状態になっていた。

(あぁ、なんか下半身が気持ち悪い。勉強なんかしてられないよぉ。下手をしたら、このまま発射しちゃうかも)

身体を小刻みに揺すっていた芳彦だったが、突然教師から名前を呼ばれ、飛び上がらんばかりに驚いた。