幼馴染みと学園のアイドル 女子高生たちの恥じらいの放課後

「顔を横に向けて」

夏美は再び軽く腰を上げ、芳彦が顔を右に向けたことを確認すると、再度腰を下ろした。

量感のあるムッチリとしたヒップの重みで顔がひしゃげるも、心地いい感触に思わずほっくりとした表情を浮かべてしまう。

「何にやついてんのよ。いやらしい」

そう言いながら、夏美は凄まじい速さのピストンを開始した。

「あぁ、あぁ、あぁぁぁぁぁ」

「イキたいんでしょ?」

「い……イキたい。イキたいよぉ。夏美、お願い。イカせて」

脳漿が沸騰するような快感が、全身を苛んでいく。芳彦はやっとのことで、哀願の言葉を喉奥から絞り出した。

「だったら、全部正直に話しなさい。絶対に怒らないし、正直に話したら、お口でしてあげるから」

夏美はそう言いながら、今度は射精させない程度に、ゆるりゆるりと肉筒をしごき上げている。

「ほ、ホントに怒らない?」

「約束するわ」

もはや我慢の限界はとうに越えていた。

脳細胞の一つ一つが快感に支配され、頭の中が真っ白になっている。射精できるなら、もうこのまま死んでもいいと思うぐらいだ。

間断のない喘ぎ声を盛んに放ちながら、芳彦はようやく意を決した。

一刻も早く放出したい。ありったけの精液をぶちまけたい。その衝動だけに衝き動かされていたのである。

「り、莉奈先輩と会ってた」

「え?」

手の動きが止まり、夏美がびっくりしたように振り返る。

「今、なんて言った?」

「莉奈先輩と会っていたって」

「また嘘つく気!」

「嘘じゃないよ。実は莉奈先輩はボーイズラブの漫画を描いていて、どうしてもイメージが湧かないから、モデルになってくれって頼まれたんだ。それで莉奈先輩の家に行ったら……」

芳彦が言葉に詰まると、夏美は目尻を吊り上げ、声を荒ららげた。

「そのあと、どうしたのよ? 全部話す約束でしょ!」

「ぼ、ボーイズラブって、男の裸が出てくるでしょ? それでヌードになって」

「ええ!?」

さすがの夏美もびっくりしたのか、鳩が豆鉄砲を喰ったような顔をしている。

「そしたらおチンチンが勃起しちゃって、莉奈先輩が不思議そうにいじりだして。そのまま……その、僕も莉奈先輩も変な気持ちになっちゃって」

「最後まで、し……したの?」

夏美はそのときだけ、なぜか寂しそうな顔で問い質した。

「し、してないよ。お互いにあそこを弄ってたら、僕が射精しちゃったから」

「それじゃ射精しなかったら、最後までいっちゃうつもりだったんだ?」

「そ、それは。いや、そんなつもりは最初からなかったよ。あれは状況に流されて、たまたまそうなっちゃっただけなんだ。これで全部だよ」

夏美はしばし黙り込んだあと、突然作り笑いを見せる。その顔を見たとたん、芳彦は思わず背中をヒヤリとさせた。

「それじゃかわいそうだから、イカせてあげようか」

「お願い、イカせて。もう我慢できないよぉ」

夏美は前を向くと、ヒップを芳彦の胸へとずらし、後ろ手を着きながら両足を股間へと伸ばす。

「ちょっ……夏美。重いよ……あっ」

夏美はあぐらを掻くように足裏でペニスを挟み込み、青筋の立った肉筒を縦横無尽にしごいていった。

「夏美、そ、そんな。足で!?」

「あんたが、そんなことするなんて生意気よ!」

本当のことを言ったにも拘らず、なぜそこまで怒りを露にするのかわからない。

「ど、どうして? ひょっとして夏美も、莉奈先輩のことが好きなの?」

莉奈に憧れている女生徒がいたことを思い出した芳彦が問いかけると、夏美はさらに目尻を吊り上げた。

「バカ!」

そう言ったあと、夏美は足でペニスを嬲り倒す。

「あぁ。お口でしてくれるんじゃ?」

「あんたなんか、足で十分よ!」

夏美の表情までは見えなかったが、その口調からは相当怒りを含んでいるかのように思える。

困惑げな顔つきをするばかりの芳彦だったが、怒張に走る新鮮な快感に、すぐさま恍惚の表情を浮かべた。

足を交互に擦り合わせるように前後動させ、怒張がきりもみ状に揉み込まれていく。足裏とぷっくりとした親指が、肉胴と雁首を盛んになぞり上げる。

足でなんてと思ったものの、芳彦はあまりの気持ち良さに肛門括約筋を引き締めた。

「あ……あ」

クチュグチュと淫靡な猥音とともに、芳彦の全神経がペニスに集中し、射精願望が急激に高まっていく。

「稲垣さんとまた会う約束はしたの?」

「あぁ。明日、明日の放課後に会う約束を……!?」

言ったあとに、頭の片隅でしまったと後悔したが、すべて後の祭り。夏美の足に、さらなる力が込められた。

「イキたいんでしょ? ほら、イキなさいよ!」

「だって……だって」

できれば手や口でしてほしい。そう思いながらも、芳彦の性感は限界点ぎりぎりまで追いつめられていった。

(だめだ。もう我慢できないよぉ)

芳彦は、あまりの快感に半狂乱になっていた。

すでに羞恥心や恐怖心はまったくない。夏美の足裏が凄まじい速さで交互に上下動し、ペニスが根元を軸に回転するように嬲られる。今までに経験したことのない快楽が、大きなうねりとなって襲いかかってくる。

「あ……あ。そんなことしたら、イッちゃう。イクぅぅぅぅぅぅう!」

爪先の指腹が雁首を強烈に擦り上げると、芳彦は断末魔の悲鳴をあげ、快感の塊を鈴口から放出させた。

寸止めの効果なのか、精液が高々と打ち上げられ、尾を引くように次々と放たれる。それは夏美の頭を飛び越えるほどの凄まじさだった。