幼馴染みと学園のアイドル 女子高生たちの恥じらいの放課後

夏美の顎が天井を向き、苦し気に頭を打ち振る。口からは、絶え間のない歓喜の喘ぎが洩れる。

「芳彦、もうダメ! やめて!」

芳彦はその言葉を無視し、口を窄めて肉芽を強く吸引した。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

夏美の全身に力が込められる。両手が芳彦の頭を抱え込むように巻きつき、ベッドが音をたてて軋む。

夏美はヒップを浮かすと、一瞬引き攣ったように止まり、ガクンガクンと激しい動きをみせ、そのままベッドへと沈み込んだ。

芳彦の顔を挟んでいた足の力が除々に失せていく。顔を上げた芳彦の口元は、大量の愛液で濡れ光っていた。

(夏美、イッたんだな)

芳彦が顔を覗き込んでも、夏美は目を閉じたままピクリともしない。

子供時代から振り返ってみても、おそらく彼女に対して、初めてイニシアチブを取った瞬間ではないだろうか。

芳彦が勝ち誇った顔つきをすると、夏美はうっすらと目を開けた。

「夏美、大丈夫?」

心配げな表情を装いながら問いかけると、夏美は恥ずかしそうに眉根を寄せ、両手のひらで芳彦の口の周りに付着していた愛液を拭い取る。

「芳彦、いやらしい」

「気持ちよかった?」

口元を綻ばせながら芳彦が問い質すと、夏美は頬をプクッと膨らませた。

「芳彦ばかり、ずるいよ。今度は私がするんだから」

夏美は軽いキスを口元に見舞うと、そのまま体位を入れ替える。そして芳彦の横に正座をしながら、首筋、胸へと唇を這わせていった。

夏美は途中何度も肌を激しく吸引し、そのたびに芳彦の身体がピクンとしなる。

「な、夏美。そんなに強く吸ったら痛いよ」

「いいの」

肌にくっきりと浮き上がったキスマークに困惑した表情をしながらも、夏美の愛情がじかに伝わってくるようで、その痛みにもついにやけてしまう。

夏美の唇は小さくしこった乳首を捉え、舌先で軽い刺激を与えはじめた。

「あ……」

芳彦の身体が小さく震える。何かくすぐったいような、はがゆいような、そんな感覚だった。

「何か変な感じだよぉ」

夏美の舌が円を描くように乳首を転がしたかと思うと、やがて唇はゆっくりと下方へ移動していく。

「すごい。カチカチになってる」

「夏美だから、そんな風になるんだよ」

そう答えると、夏美は甘く睨みつけながら、裏茎を手のひらでペチンと叩いた。

「調子のいいことばかり言ってると、気持ちいいことしてあげないから」

「そ、そんなこと……うっ」

芳彦が反論しようとすると、夏美は股間の中央にそそり立つペニスへと顔を近づけ、右手を根元に添えながら亀頭を甘噛みした。

上下の唇で包皮をゆっくり剥かれ、皮が反転する際、むず痒いような感触が下半身を覆い尽くしていく。

夏美は小鳥が餌を啄むように、口先で何度も亀頭や胴体にキスを繰り返した。

そして筋ばった肉茎を目一杯頬張ると、愛しいものを慈しむように、ゆっくりと顔をグラインドさせていった。

ペニスにまったりとした、生温かい感触が広がる。

(あぁぁ。夏美、やっぱりうまいや。おチンチンが蕩けそうだよぉ)

徐々に高まっていく快感に、芳彦は切なげな表情で眉を歪ませた。

今までの体験による刺激が一直線に頂点へ導かれるとしたら、それは緩やかな放物線を描き、まどろむような気分で頂上へ向かう感じだろうか。

ここでも、夏美の確かな愛情をいやが上にも思い知らされてしまう。

「ああ、気持ちいい」

「気持ちいい?」

思わず本音が口をついて出ると、夏美はいったんペニスを引き抜き、舌を窄めて鈴口を突いてきた。

「あ……くっ」

溢れ出た先走りの汁を舌先で掬い、またチロチロと舌を踊らせる。次に夏美は雁首に唇を移動させると、円を描くようになぞり上げた。

(あ、す、すごい!)

芳彦の全神経が下半身に集中する。夏美は唾液を亀頭へまぶすと、再び口腔へと引き込み、少しずつ顔の動きを速めていった。

抽送を繰り返すたびに、口唇から唾液が滴り落ちる。それはペニスの根元からアヌスへと伝わり、シーツに広いシミを作っていった。

プチュ、ブチュ、クチュと、夏美の口から洩れる猥音に、芳彦の性感は絶頂への階段を一歩一歩上がっていく。

「夏美、すごいよ。も……もう」

その言葉を待っていたかのように、夏美はペニスを口から離すと、自ら芳彦のとなりへと仰向けになった。

(落ち着け。ここまで様々な体験を積んできたんだ。すぐに発射するわけにはいかないぞ)

芳彦は満を持して上半身を起こすと、再度夏美の両足の間へと身体を忍ばせた。

すでに乙女の花芯は綻び、陰唇は先ほど見たときよりも外側に捲れ出ている。

芳彦は右手を添えたペニスを秘部に当てがい、ゆっくりと腰を沈めていった。

「あっ」

夏美が唇を噛み締め、小さな悲鳴をあげる。その様子を上目遣いに窺いながら腰を送り込んだあと、思わぬ事態が起こった。

「い、痛い」

「え?」

いつの間にか、夏美の目尻にはうっすらと涙が滲んでいる。芳彦は愕然とした表情で腰の動きを止めた。

「な、夏美。ひょっとして……初めてなの?」

嗄れた声で尋ねると、夏美はプイと横を向き、蚊の鳴くような声を発する。

「そ、そうよ。それが悪いの?」

「いや、だって夏美は男とつき合ってたじゃない。フェラチオだって、すごいうまかったし」

芳彦が狐につままれた表情で問いかけると、夏美は躊躇いがちに口を開いた。