幼馴染みと学園のアイドル 女子高生たちの恥じらいの放課後

感情が昂ってきたのか、口調が徐々に刺々しくなってくる。

「夏美だって、僕にすごいやらしいことしたじゃないか」

芳彦が軽く反論すると、夏美は言葉を詰まらせた。

「そ、それは……私は稲垣さんとは違うわ。芳彦のことが……好きだからしたの」

初めて夏美の口から本音を聞かされ、胸が締めつけられるように苦しくなってくる。それは愛の告白といってもよく、身体の奥底から湧き起こる喜悦は、芳彦にとっても信じ難い感情だった。

(まさか気の強い夏美が、自分の気持ちを告げてくるなんて。なんで僕ってこんなに鈍感なんだろう。女の子のほうから告白させるなんて恥ずかしいよ)

自己嫌悪を覚えながらも、芳彦はこのとき、夏美を心の底からかわいいと感じていた。

昔から一緒にいて気を使うこともなく、自然と会話を交わせる女の子は、彼女以外に一人もいない。芳彦は今はっきりと、夏美のことが好きなんだという、自分の気持ちを確信していた。

今度は自分がイニシアチブを取らなければ、という気持ちが込み上げてくる。

「じゃまたしてくれる?」

芳彦が甘い口調で懇願すると、夏美は唇をツンと尖らせた。

「いやよ。今の芳彦じゃ」

「稲垣先輩とは、もう二度と二人きりで会わないようにするから。絶対約束するから。美術部も辞めるよ」

「どうせまた嘘をつくんだから……ンっ!」

口を塞ぐように芳彦が軽いキスを見舞うと、夏美は一転して少女のように頬を赤らめる。

「信用して。ね?」

無言のままの夏美の口元に、芳彦は何度もキスを繰り返した。

徐々に情熱的な口づけを仕掛けると、夏美がうっとりとした表情を見せはじめる。

軽く胸を触っても抵抗を示さず、芳彦は自然とペニスをジンジンと疼かせた。

デニムスカートのホックを外すと、さすがに夏美はやや目尻を上げながら、その手を制した。

「ちょっと待って。芳彦、なんかごまかしてない?」

「ごまかしてなんかいないよぉ。莉奈先輩に対しては、アイドルを偶像視するようなものだったんだって、ようやく気づいたんだ。僕が本当に好きなのは、夏美だけだってことも」

「それって……調子よくない?」

「調子よくないよ。僕の本当の本音なんだから。そうじゃなきゃ、美術部だって辞めるわけないでしょ?」

夏美は芳彦の真意を探るように見つめていたが、最後のセリフが効いたのか、ようやく納得した表情を見せる。

再びスカートのホックに手を伸ばすと、夏美は小さな声で呟いた。

「今日は稲垣さんと会ったの? 部活のあった日でしょ?」

「会ってないよ。部活には出てないもの。だから夏美の家にも、早く帰ってきたじゃない」

「ちゃんとシャワー浴びた? 私……いやよ」

どうやら夏美は、今日も芳彦が莉奈と淫らな関係を結んだのではないかと疑っているようだ。

鈍感な芳彦にも、夏美の気持ちはさすがに理解できた。

仮に莉奈と情交があったとしたら、そのあとに抱かれるのはとても納得ができないだろう。

「もちろん浴びたよ。あくまで汗を流すためにね。夏美だって浴びてきたんでしょ? 髪の毛からいい香りがするもん」

そう問いかけると、夏美はこれまで見せたことのないほど、顔を真っ赤にさせた。

「ご、誤解しないで。今日は特別暑かったから、シャワーを浴びてきただけなんだから」

「わかってるよ」

ひねくれた性格も、このときばかりは可愛く見えてくる。

芳彦はまたもや唇を重ね合わせ、ぷっくりとした可憐な唇を貪りながらスカートのホックを外していった。

すでにハーフパンツの前面部は、布地が張り裂けそうな膨らみを見せている。自分でも驚愕するほどの勃起力だ。

スカートがパサリと床に落ち、続いてキャミソールをたくし上げていく。夏美の頭から抜き取ると、真っ白い上下の下着姿が、芳彦の眼前へと曝け出された。

カップとパンティの縁にフリルがついた可愛らしい下着、そしてムッチリとした豊満な身体つきに思わず目を奪われてしまう。

(やっぱり夏美の身体ってすごいや。莉奈先輩とは比べ物にならないし、君江さんよりも肌に張りがあって、つやつやしている。あぁ、下着の縁が股間にあんなに喰い込んじゃって、なんてエッチなんだ!)

芳彦がうっとりしながら惚けていると、夏美は両手を胸のあたりで交差させ、身体を斜めに向けた。

「私だけこんな恰好させて。ずるいよ」

その言葉に我に返った芳彦は、慌ててTシャツを脱ぎ捨て、ハーフパンツを下ろしていった。

夏美が選んでくれたセクシーブリーフの前部分は、これ以上ないというほどの勃起を見せている。すでに先走りの汁が滲み出しているのか、中心部には十円玉ほどのシミが浮き出ていた。

パンツを引き下ろすと、怒張が下腹をペチンと打ち叩く。

夏美には子供の頃から何度も見られているので羞恥心はなく、すでに芳彦の性欲は我慢できないほど昂っていた。

その間、夏美はブラジャーを外し、やや前屈みになりながらパンティに手をかけている。

「電気、消して」

「だめなんだ。壊れていて」

「そんなわけないでしょ……あっ」

肉感的な肢体が見られなくなるのは、あまりにも惜しい。

夏美の言葉を遮るように力一杯抱きしめると、芳彦はまるで布団に包まれたような心地よさを感じた。

すべすべとしたまろやかな肌と乳房が合わさり、ペニスがビクンと疼いてしまう。