万引き女子学生調教医療

「ふむ」

全身を羞恥に染めながら、露出の快感にひたり、溺れていく少女に下呂井は目を細めがら、悪戯っぽく嗤う。

「可愛いですよ、小雪姫」

かぁぁぁぁッ。

ぼッ。

恥ずかしさに全身の血液を沸騰させる可憐な女学生に下呂井はさらに卑猥で屈辱的な命令をする。

「チンチンを、犬のチンチンをしてみなさい」

(あああ……ッ、いや……ッ、イヤです……ッ。私はニンゲンです……ッ! イヌなんかじゃありません……ッ!)

そう思うものの、小雪の肉体カラダは、その所有者の意志に従ってくれない。肉体カラダの所有者が通う学校に勤める、「ゲロキモ」と呼ばれる中年の保健医師の言葉に唯々諾々と、いや嬉々として従ってしまう。その証拠に小雪の股間はぐしょぐちょに濡れ潤み、乳首が尖り切って下着ブラジャーと擦れて痛いほどだったし、陰核クリトリスは愛液にしとどに濡れた下着パンティを突き破らんばかりに勃起していた。

(あああ……ッ、なぜ……ッ? なぜなの……ッ?)

小雪はわけのわからぬ衝動に突き動かされて、下呂井が求めるままに、いつ誰が来るかわからぬ病院の廊下で、しゃがみこんで脚を大きくがばりッ、と広げ、軽く握った両のこぶしを肩口に引き付ける、犬真似芸を披露してしまう。

「ぅふふふッ、ステキですよ♡ お姫様」

(あああ……ッ、あああ……ッ)

恥ずかしくて恥ずかしくてたまらないのに、小雪の肉体カラダは本物のイヌが嬉しくてたまらぬかのようにちっちゃなお尻を左右に振りたくって媚を売ってしまう。

「素晴らしいですよ、小雪姫♡」

かしゃかしゃぱしゃしゃんッ。

中年の保健医師の笑い声とカメラがシャッターを切る音が小雪の頭の中に響くたび、脳幹が甘酸っぱく痺れ、何も考えられなくなっていく──。

だから、下呂井が看護婦姿の小雪の恥ずかしい写真を撮りまくり、

ぱしゃかしゃかしゃしゃんッ。

(あああ……ッ、あああ……ッ)

犬真似を終わらせて立ち上がらせた後、新たな命令を出した時にも素直に従ってしまう。

「ブラジャーを脱ぎなさい」

(あああ……ッ、は……ッ、はいぃ……ッ)

小雪はこっくりとうなずいて、看護婦の制服の左前になっているボタンの一番上から三つ目までを次々とはずし、

ぷつんッ、ぷつんッ。

ブラジャーのホックをはずして

ぷつんッ。

脱いでしまう。

かしゃかしゃぱしゃしゃんんッ。

可憐な少女の胸肌があらわになっていく様子が連続して撮影されていく。

可愛らしい、未熟な少女のふくらみが、白昼の病院の廊下であらわにされ、その頂きが痛いほど勃起している様が、白衣を着た中年男が操るカメラにおさめられていく。

ぱしゃかしゃぱしゃしゃんんッ。

(あああ……ッ、あああ……ッ)

もはや、小雪は完全に下呂井の言いなりだった。小雪は催眠術にかかっているか、糸で操られている人形のような従順さで、下呂井の指示、いや命令を実行に移していった。

ぱしゃかしゃぱしゃしゃんッ。

「もっと胸をはだけてごらん」

「もっと、背中をそらして、胸を突き出すようにして」

「よぉし、そのままで微笑んでごらん」

かしゃかしゃぱしゃしゃんッ。

(あああ……ッ)

下呂井が持つカメラのシャッターが切られ、

かしゃんッ。ぱしゃんッ。

フラッシュが閃くたびに、

ぱしゃッ。

はぁぁぁ……ッ、ふぅぅぅ……ッ。

小雪は胸の奥で熱いため息をついた。

全身が火照っていた。

まるで目に見えない手で全身の素肌という素肌を愛撫され、舌で舐めしゃぶられ、肉という肉を揉みしだかれ、その心地よさに頭の中から骨の髄まで痺れっぱなしになっているみたいだった。

(あああ……ッ、わたし……ッ、単にスケベな淫乱症ニンフォマニアや、お尻を叩かスパンキングされて喜ブ被虐性性的倒錯患者マゾヒストであるばかりではなく、恥ずかしいトコロを見せて悦ブ、露出症まであったんだわ……ッ)

(ヘンタイ……ッ、しかも〝超〟のつくどヘンタイだわ……ッ)

どろりッ。

(完璧な変態、色キチガイ……ッ、エロキチだわ……ッ)

自らをとしめる認識がさらなる卑悦を呼んだ。

どろどろどろりッ。

肉体カラダの一番奥、オンナの命と呼べる箇所が肉のつぼと化して、その一部が溶け出してイるかのように熱く、激しく濡れ潤み、小雪の股間をしとどに濡らす。

かしゃかしゃぱしゃしゃんッ。

興奮した少女の乳房をたっぷりと撮りまくった下呂井が左手を上げてひろげた。

「よぉし、イイ写真がいっぱい撮れたよ」

「ありがとう、それじゃあ、胸は隠していいよ。ただし、ブラジャーははずしたままだ」

(は……ッ、は……ッ、はひ……ッ)

頭の中を淫らに沸騰させたまま、小雪は胸前のボタンを留めていく。

ぱちんぱちんッ。

ミドルティーンの瞳とは思えぬ妖しい光を宿したまま、一息つく心地の少女に、下呂井が新たな命令を出す。

「それじゃあ、次は下だ。パンティを脱ぎなさい」

──!!!──

(あああ……ッ)

じゅんッ。

熱い秘汁が、下着パンティをぐちょぐちょに、ぐっちょぐっちょに濡らすのが分かった。

パンティを脱いだそんなコトしたら、自分が恥ずかしいほど、死ンじゃいたいほど濡らしている……ッ、コーフンしているのが、わかっちゃうぅぅ……ッ)

(それに……ッ、それに……ッ)

小雪は双眸に淫らな光をたたえたまま、小さな唇をぱくぱくと開閉させた。