──!!──
下腹はおろか、お臍まで丸出しにする少女の顔は、露出の悦びに輝き、その瞳は淫らな輝きを放っていた。
(……キレイだ。なんて、キレイなんだろう)
一瞬、下呂井は見とれ、見惚れた。
そして我に返ると、看護婦姿をした、可憐な露出少女を撮影しまくる。
ぱしゃかしゃぱしゃしゃンンッ。
ぶるぶるッ、わなわなッ。
小雪はシャッターが鳴らされ、フラッシュの閃きが自分を包む込むたびに昇りつめてイッた──。
もう完全に小雪は露出快感の虜だった──。
それから小雪は下呂井に言われるままに、いや言われる以上の露出行為に没頭シていった。
短すぎる裾をズリ上げたまま、わざとペンを落とし、膝を伸ばしたまま、拾い上げる。しかも、ただ拾い上げるのではなく、お尻全部を丸見えにしたままで、さらに脚を大きく開いてみたり、その後で股覗きしながらとか、発情した犬みたいにお尻を振り乱し、身をくねらせながら、と様々に姿を変え、趣向を凝らしたりして、下呂井に向かって微笑みかける。時にはピースを作って、あからさまに媚を売ってみせたりする。
パシャカシャパシャシャンッ。
(ああン……ッ♡)
ぶるぶる、わなわなッ。
小雪はもう完全にイキっぱなし、イキまくりの状態で、さらなる刺激を求めていた。
だから、「おっぱいを見せなさい」と言われた時にも、さらなる痺悦への期待に総身をわななかしてうなずくばかりだった。
(はい……ッ、センセエ♡)
下呂井の命令に小雪は淫らな表情のまま、看護服の胸前のボタンを引きちぎるようにはずして、前を大きくはだけた。
(あああ……ッ、センセエ、見てください……ッ。小雪のおっぱいを……ッ♡)
ぱしゃかしゃかしゃぱしゃしゃッ。
「…………しなさい」
こくッ。
理性が麻痺した頭では何を命令されたのか理解できないままに、肉体は勝手に動き、破廉恥な命令を実行してしまう。
尖った乳首をつまみ上げて刺激したり、小さな胸のふくらみを下からすくうように持ち上げ、揉んでみせる。
かしゃッ、ぱしゃしゃしゃッ。
「…………なさい」
カラッポになった小雪の頭の中に、下呂井の命令が虚ろに響き、小雪は素直に従うばかりだった。
胸もお尻も、下腹やびちょびちょに濡れそぼつ股座も完全丸出しにしたままでその場に這いつくばり、犬のように四つ足で散歩してみせる。
カシャパシャパシャシャンッ。
(あああ……ッ、あああ……ッ♡)
両方の内腿をネチョつきながら伝い落ちていく。後肢がすれ違うたびに淫らな粘液が糸を引きあい、ネバつきあう。その卑猥な感覚がたまらない。露出少女をさらなる痺悦の深みへと引き込んでいく。
その後も、小雪は命令されるままに犬の大股開きチンチンや、その格好でのお手、お代わりなどの犬真似もやすやすとこなし、本物の犬がしっぽを振るみたいに裸のお尻を左右に振ってみせる。
ふりふりッ、ふるふるッ。
「………………」
もはや下呂井の言葉は、小雪にとって言葉として本来の意味をなしていなかった。それはさらなる性の快楽を追い求めるための道具、ツールであり、自らの歪んだ性欲の表れにしか過ぎなくなっていた。
小雪は自らが求めるままに自分の性器を自分の手でくつろげてみせる。
ぐにゅッ。ぐぬぬぬぬッ。
パシャカシャパシャシャンンッ。
(あああ……ッ、あああ……ッ♡)
最初は片手で、次に両手でおのが性器を押し広げ、その秘めやかなたたずまいだけでなく、陰唇や肉襞、さらに奥までさらけ出す。
ぐちゅぐちゅぐぢゅぢゅッ。
はぁぁぁンンン……ッ。
前からだけでなく、後ろ向きになって、小雪自身の手で尻たぶを掴んで割り広げ、すべてを開帳してみせる♡
むにゅッ、むにゅるぅンンッ。
かしゃかしゃぱしゃしゃんんッ。
小雪は自ら進んで自分の肩幅の倍以上に脚を開いて股覗きし、ぐぢょぐちょに濡れそぼつ性器だけでなく、恥ずかしそうに息づいている窄まり、排泄器官、さらにはそのシワまでさらけ出す。
かしゃかしゃパシャシャンッ。
淫らな悦びをたたえた顔、蕩けるだけ蕩けきった性器、お尻の穴や、さらけ出した胸肌まで一直線に並んだ姿を撮影されて、小雪は何度も何度も昇りつめてしまう。
ぱしゃかしゃぱしゃしゃんッ。
はぁ……ッ、はぁぁぁぁ……ンンンッッ。
場所を変え、ポーズを変えて、ハレンチ極まりないコスプレ撮影は続けられたが、もはや、小雪の頭の中には『ゲロキモ』と呼ばれる気色の悪い中年の保健医師に自分のすべて、最も恥ずかしいトコロをさらけ出すことしかなかった。いいや、そんな意識さえ失っていたに違いない。
ただただ、肉体の奥底から込み上げてくる熱い衝動のままに、下呂井の前に痴態をさらけ出すばかりだった。
コツコツッ。
誰かの足音が近づいてきたが、小雪にとってはどうでもいいコトだった。それどころか、誰でもよいから自分の淫ら極まりない、ハレンチな看護婦姿を見てもらい、破滅したいとさえ思ってしまう。
「こっちへ来るんだ」
露出の快感に溺れる少女の願いを知りながら、「(まだ)そうはさせない」と下呂井は乱暴なまでの強引さで小雪を引き立てて、近くの部屋に二人揃って滑り込む。