──！！！──
小雪の胃袋に重くて大きな氷塊が落ちた。
「もごぉッ！ あぐぅぅぅッ!!」
（違います、私、濡らしてなんかいませんッ！）
そう言って否定しようとするトコロに別の男の指が小雪の秘部に潜り込み、弄くり回す。
ぐぢゅぐぢゅッ。
「あごぉぉ……ッ！」
つぅ──ンッ。つぅ──ンッ。
甘酸っぱい戦慄が小雪の背筋を震わせ、駆け抜けていく。
「おッ、本当だ。コイツ、もう濡らしてらあ」
「ちッ、可愛いオボコな顔をして、インランかよ」
「さぞかし、アイツとずっこんばっこんヤッてやがるんだろうなぁ」
わざと乙女の心を踏みにじる悪しざまな罵りに、小雪は涙を交えてこうべを打ち振る。
「うぐッ！ うぐうごうぐぐッ！」
（違いますッ！ わたし、そんなオンナじゃあありませんッ！）
そう否定するものの、小雪の肉体は、柔肌は、蜜壺は、肉襞は所有者の意志と感情を無視して発情し始める。
つぅ──ィンッ！ つぅ──ィィンンッッ！
肌理の細かな肌が汗ばんで熱を帯び、柔らかくなり始め、オトコたちに揉みたくられている乳房がふっくらとふくらんできて、その淡紅色の先端が充血し、尖ってくる。
オトコたちにイヂくられている肉壺が妖しくざわめき、その奥から粘っこく芳醇な花蜜が滴りだし、肉襞がオトコたちの指に絡みついてくる。
（あああ……ッ、そ……ッ、そんなぁ……ッ！）
自分自身の肉体の変化に小雪は戸惑わざるを得ない。
しかし、その淫らな反応こそが下呂井が心配した、小雪自身が知らずに隠し持っていた、そして下呂井が発見し、治療し、調教して、進化させ、悪化させてしまった、お姫様願望の歪んだ形、被虐的変態性欲症候群の発露だった。
ぐぢゅぢゅぐぢゅぢゅるるづッッ。
群がったオトコたちが小雪をよってたかってモテアソビ、イヂくり回す。
（ああう……ッ、そ……ッ、そんな……ッ。し……ッ、し……ッ、信じられない……ッ）
ぞくぞくぞくくッ。
自分自身の肉体の変貌ぶりに畏れおののく小雪の裸のお尻が、両膝の間にいる蚊男から持たれ、引き寄せられる。
「使い古しのクサレマ○コだが、使ってやるか」
──！！！──
蚊男の狙いと、太腿の間にソソり立つ熱い昂りの気配に小雪の目の前が暗転する。
「あッ！ ぐぅぅぅ～～～～ッ!!」
（いッ、いやぁぁぁぁ～～～～ッ！）
魂を飛ばして哭き叫ぶ、小雪の肉芽がつまみ持たれる。
ぐにゅッ。
（ひぃッ！）
目を白黒させる、小雪の鋭敏な感覚器官が指の間でこねくるように弄くられ、もてあそばれる。
ぐぢゃぐにゅにゅッ。
つぅぅぅ──ンンッ。つぅぅぅ──ッ。
ぞくぞくぞくくッ。ぞくぞくッ。
（あああ……ッ♡）
背筋を震わせ、脳幹を痺れさせる、甘酸っぱい戦慄に小雪の腰骨が熟れ、肉体の奥から熱いトキメキが、濃い花蜜となって滴り落ちていく。
さらに──。
ぐにょぐにゅッ。
（あヒッ！）
双臀の間にある、小さな窄まった菊門に指がネジこまれ、ホヂくられてしまう。
ぐぬぐぬぐぬぬッ。
「あごぉぉ……ッッ！」
不浄な排泄器官を嬲られ、呻き泣くものの、その鼻から漏れる声音は甘く、拒否の色はなかった。
「……どうやら、我らが小雪姫はケツのアナまで経験がおありのようだな」
「けへッ、それじゃあ、まるっきりヘンタイじゃねえか」
人差し指と中指の根元まで埋め、その指先で直腸をイヂくり回しながら、キツネ男が嗤い、別のオトコが心底呆れたように蔑む。
ぐにゅぐぢゅぐぢゅぬるぐぬぬッ。
（あああ……ッ♡）
肛門をホヂくられ、嘲り笑われるたびに小雪は頭の中から腰までがぞくぞく痺れ、何も考えられなくなってしまう。被虐の虜になっていく小雪は蚊男に導かれるままに、体を落としていく。
くちゅるッ。
熱く濡れそぼつ秘部に、オトコの欲望の尖端を感じて、小雪は総身をフルわせた。
ぶるぶるッ、わなわなッ。
（あああ……ッ、わたし……ッ、センセエのいるトコロで……ッ、聞こえているかもしれないトコロで、別のオトコに……ッ、どこの誰だか知らないオトコに犯されちゃうんだわ……ッ）
（み……ッ、み……ッ、ミジメ……ッ。ミジメだわ……ッ、わたし……ッ♡）
（わたしって……ッ、私って……ッ、カワイソウ……ッ、可哀相なンだわ……ッ♡）
（で……ッ、でも……ッ、でも、仕方ないのよ、彼を……ッ、センセエを救うためなんだもの……ッ）
自分自身を「みじめだ」「可哀相だ」と思えば思うほど、そして自分の肉体と貞操を愛する異性のために捧げているのだと感じれば感じるほど、胸は激しく、そして妖しくざわめき、被虐の官能が紅蓮の炎となって燃え盛り、少女の理性をじわじわ、ジクジク、ヂクヂクと蝕んでイク──。
ぐぬぬッ。
「あフ……ッ♡」
カブトムシ男のイチモツを咥えたまま、咥えさせられたまま、小雪の膣腔に蚊男が分け入ってクル──。
下呂井以外の男性器を小雪自身、呆気なく感じるほどの容易さで迎え入れた。しかも──。
ぐぢゅぐぢゅッ。
「おおうッ！」
蚊男が吼える。
