万引き女子学生調教医療

小雪は看護ナース服をまとった半裸の身をもがくように波打たせた。

『ボクのモノ』『奴隷』それに『プリンセス』という、渇望していた称号を贈らプレゼントされた女子中学生は感激のあまり、錯乱状態になり、狂おしく猛々しい想いのままに、凌辱者のモノを締め付けてしまう。

きゅぅぅぅぅぅッッッ。

「おおうッ!」

(すっげぇッ! すっごい締め付けだぁッ!)

看護婦姿ののコスプレをした中学生の思いもかけなかった、あまりに素晴らしく、そして凄まじい締め付けに、下呂井は抗するいとまもなく、おのれの猛々しい想いを吐き出した。

どぴゅどぱどぱぱんんッッ。

「ああああ……ッ」

びくびくびくんッ、びくんッ。

下呂井は今までで最高の精を放ち、最大の量の精液を少女の腸腔に叩きつけた。

「あああ……ッ、あああ……ッ、ああああ……ッ♡」

産科医の内診台に縛りつけられた、女子中学生は腸奥に、オトコの熱いほとばしりを感じ、わけのわからない理由に泣きながら、遥かなる高みに放り投げられるのを感じた。

それは、あまりに早すぎ、危険極まりないモノであったが、確かに絶頂アクメだった。

第4章 魔宴

「……幸福しあわせにしてあげなきゃな」

病院での後始末を終え、自宅近くまで小雪を送ってから、一人自室に戻って服を脱いで顔を洗い、洗面所の鏡を見つめて、下呂井はぼそりとつぶやいた。

そして少なからず、自分の言葉とその重みに吃驚びっくりしていた。

はぁぁぁッ。

太い長い息を吐き出しながら、下呂井は鏡に映った自分の顔を覗き込んで、もう一度同じ言葉を口にした。

幸福しあわせにしてあげなけりゃあ」

下呂井は自分の顔を、瞳を見つめながら、自分に向かって深くうなずく。

今日、治療というか、調教というか、白瀬小雪という少女に対して行った行為により、あらためて色んなコトがわかった。

まず、この白瀬小雪という少女は性的な感受性が極めて高いということだ。

男性(=下呂井)の行動にひとつひとつ、コト細かに反応し、相手の男性を喜ばせてしまうのだ。

しかも、その反応の色合いが被虐性変態性欲のマゾヒスティックな色合いが非常に強い。「まさか」「こんな少女、女性が本当に実在するいるのだろうか?」と疑っていたのだが、今日の露出症的な試みに、あれほどまでに順応し、乱れるとは想像しなかった。廊下でのコスプレ露出撮影の終わりの方では、小雪自身がノリに乗って欲情してしまい、完全にイキっぱなしの状態になってしまっていた。いくらお姫様願望シンデレラ・シンドロームがあり、『人に注目されたい』『見られたい』『注目されたい』という、普段は隠している欲求があるにせよ、あの奔放ぶりはただ事ではなかった。それが『おとなしく』『地味めの』女の子で、『男性にはもてない、もてるハズがない』という、いささか現実離れした、被害妄想的な思い込みが逆に作用して発現してしまっているからにせよ、「行きすぎだ」と下呂井は判断せざるを得なかった。

そしてさらに深刻なのは、当の少女小雪が自分自身の中にある淫奔性、被虐性変態性欲マゾヒズムに薄々は気づいてきており、「自分の淫乱性・被虐性変態性欲の責任は自分自身にある」と思い込んでしまっていることだ。

そんなこんな様々な要因を総合し、種々の検討を加えて考えると、白瀬小雪という少女とは、『男性を狂喜させるような感受性と淫乱性を秘め』、しかも『男性の望むがままに、淫らに、マゾヒスティックに変貌を遂げ』、しかも、その責任は自分自身にあると思い込んでいるために、それらによってもたらされた結果(=少女にとって悲惨な、不幸な事態)を甘受し、『男性の責任を追及しない』という、極めて、極めて男性にとって『都合のいい女性オンナ』というコトになる。

下手をすると、『男性にとって都合のいい、いいだけの女性オンナ』『性欲のハケ口』、最近ハヤリの言葉を使うと『精液便所』『肉便器』になってしまう可能性が大きかった。

下呂井というよりも、一人の医師というか、教師、それ以上に人間として、「非常に危うい」と言わざるを得ない。

誰かがそばにいて、強力に守ってあげないと、不特定多数の男性オトコに、いいようにもてあそばれた挙句、『淫乱』『マゾっ』『変態少女』『色キチガイ』という烙印を押されて、悲惨な一生を過ごすことになりかねなかった。

(果たして自分が適任なでヨイのか?)

そう考えると下呂井は自嘲せざるを得ない。

(なにせ、ボクは少女が万引きしたのを目撃したのを口実に犯し、治療を名目に調教するような卑劣漢だからな)

そう思いながらも「守ってあげないといけない」と本心から考えているのもまた事実だった。

『幸福になるのも、不幸になるのも、付き合った男性オトコ次第』

そんなコトを考えながら下呂井がいつものようにパソコンを開き、メールチェックをすると、あの伊東からメールが来ていた。

胡散臭げな思いに眉を顰めながら、そのメールを開いた下呂井は顔色を変えた。

………………それからしばらく経ってからのとある休日、下呂井と伊東は繁華街から少し離れたビルの一角にある、貸しスタジオで肩を並べていた。コレは両者の物理的地理的な位置をごく客観的に述べているのであって、両者の精神的心理的距離は太陽と地球よりも遠い。ひょっとしたら銀河系の端と端ほどまでに離れているのかもしれない。