万引き女子学生調教医療

そしてウインクをひとつくれる。

「それじゃあ、またね♡ お嬢ちゃん」

「馬鹿野郎ッ! 『またね』なんてあるかッ!」

そう悪態をつき、伊東が逃げるように足早に去っていくのを見届けた下呂井が小雪を振り返り、涙をあふれさせながらうなだれた様子で怯えまくっている姿を見ると、その華奢で小さな肩を抱きながら、謝った。

「すまない、白瀬クン。こんなつもりじゃなかったんだよ。今日のところは、いや、もう、こんな行為はやめようッ!」

がしッ。

下呂井の心からの謝罪と反省の言葉に、小雪は自分でも思いがけない行動をとった。

下呂井の二の腕を掴みなおして、涙にまみれた面差しを上げ、バラの蕾のような唇を開いた。

「…………でッ!」

『えッ?』と訝しむ間もなく、看護婦姿の女学生は涙をあふれさせたまま、訴える。

「……やめないでッ! ……やめないでくださいッ!」

──!!──

女生徒の思いがけない言葉に下呂井は息を呑んだ。

「……私への治療をやめないでくださいッ! センセエの思うように……ッ、センセエの好きなように……ッ、ビョーキのワタシを治療してください……ッ」

──!!!──

凄まじい信頼、いいやおのがすべてを投げ出し、捧げ尽くすような少女のひたむきな好意に下呂井は完全に圧倒された。

「し……ッ、しかし……ッ」

だが、下呂井にしてみればためらわずにはおれなかった。あの伊東が、ひょっとしたらそのあたりでまだ徘徊ウロチョロしているかもしれないのだ。

そんな危険を可愛い教え子であり、大事な患者である、いいや愛する女性に冒させるワケにはいかなかった。

そんな中年の計算、心配を女学生の一途な思いが粉砕する。

「お願いです……ッ! どうか……ッ、どうか……ッ、わたしを治療してください……ッ」

そう言ってよよと自分の胸に泣き崩れてくる女学生を下呂井は突き放すことができなかった。

ひっくッ、ひっくッ。

下呂井が着ている白衣の二の腕を固くぎゅっと引き掴み、しゃくり上げる幼い女学生の姿に下呂井は決心した。

「……いいのかい?」

それは『どうなってもしらないよ』、さらには『責任をとれないかもしれないよ』という意味さえあったのだが、小雪は気づいていたのだろうか? しかし、たとえ気づいていたとしても、小雪はためらわなかったに違いない。

それは燃え盛る被虐の官能マゾヒズムの炎に内側からあぶられ、燃え尽きてしまうまでおさまらぬ肉体カラダ欲求もとめ、肉欲のウズきによるばかりではなく、それ以外の希求、かつえがあったからに他ならなかった。

下呂井も覚悟を決めた。決めざるを得なかった。

ごくりッ。

下呂井はうなずき、彼女の気持ちに応える決意を胸に、看護婦姿の少女に耳打ちする。

「それじゃあ、ちゃんと立って、向こうまでいくんだよ」

そして、短すぎる裾からこぼれ見える、小さな丸まっちいお尻に軽く平手打ちをする。

ぴしゃんッ。

「ひぃッ!」

お尻を一打ちスパンキングされて、小雪はまたもや軽く昇りつめてしまう。

ぽたぽたッ。

小さく漏らしたように、小雪の股間下の床に粘っこい雫が舞い散る。

まるで全身が被虐と露出の性感帯になったみたいだった。

全身をびりびり、わなわな震わせながら、動こうとしない小雪に下呂井はもう一発尻打ちスパンキングをくれる。

「さあ、早くしなさい」

ぱしぃンンッ。

「ひぎぃッ!」

下呂井にいだかれながら、小雪は白目を剥いて何度も昇りつめてしまう。

わなわなッ、ぶるぶるッ、がたがたたッ。

絶頂アクメの衝撃に小刻みに総身を痙攣させる少女の、薄い尻肉を下呂井はつねって急き立てる。

ぎゅぅッ。

「早くしなさい」

「はがぁッ!」

今までとは違う痛みに、小雪は涙だけでなく、よだれをアフれさせて呻き、よろめきながら立ち上がろうとする。

(あああ……ッ、あああンン……ッ)

叩かれたお尻がウヂュク──。つねられた尻肉がぢんぢんシビレル──。全身が熱く、頭の中が沸騰しているみたいだった。

促され、下呂井から離れて、ふらふらと、ふらふらとおぼつかない足取りで歩き始めた、小雪が着ている看護服の裾は、その生地が縮んでしまったかのようにズリ上がり、めくれて、小さく可愛いらしい臀房に刻まれた割れ目が丸見えになっていた。ソコはズブ濡れに濡れ、おびただしい愛液が少女のまだまだ肉付きの薄い内腿をべとべとに濡らしているばかりではなく、太腿の付け根近くまであるロングストッキングまで沁み込み、病院の床に淫らな粘液の雫を振り撒いていた。

ぢゅくぢゅくッ。

ぽたぽたッ、ぽととッ。

はあ……ッ、はああ……ッッ。はあぁぁ……ッ、はあぁぁンン……ッ。

下呂井に言われた場所まで行くと、小雪は髪の毛を舞い踊らせながら振り返った。

チクビが完全に勃起し、その形状を充血した乳暈ごと、薄い看護服の胸に浮かび上がらせている。短すぎるウルトラミニの裾は完全にズリ上がってしまい、その端は股座よりも上になってしまっていた。

淡い春草まで見え隠れさせている、露出少女に下呂井は命令する。

「裾をめくり上げなさい」

「は……ッ、はいぃぃ……ッ」

よだれを滴り落としながら、小雪は短すぎる看護服の後ろ、お尻の部分を腰までまくり上げてから、裾前も大きくめくり上げる。