「ふ、ぅ、う……っ!? ひ、ひうぅっ!」
牡肉の猛攻が止まっても、眞由美はなかなか硬直を解けなかった。数秒の間、ヒクヒクと痙攣してから、ようやく正太郎を見上げようとする。
しかしその時には、男根の内でスペルマの兆しが薄らいでいた。だから青年は、女芯へ押し込んだままのペニスを、時計回りに動かしてみる。
これまた気持ちいい。膣奥では、襞が細やかなハケのようになっており、怒張の切っ先を、ザワザワと甘く撫でてきた。
もっとも眞由美の方は、慌てて目を閉じ、手を口へかぶせ直している。
「ふあっ……あ、やうっ……んぐううっ!」
そこを狙って、ペニスを逆回転だ。
亀頭も裏筋も捩れそうだが、それ以上に眞由美の意表を衝きたかった。
「ひぅう……ぅううっ!? や、ぁひっ! あンっ! うっ……う……ぅくうぅうっ!?」
目論見通り、美人探偵は首をぎこちなく揺すりだしている。
そこをまた唐突に右回転へ切り替えて。
「ん、くふぅうっ!?」「つ、ぅお!?」
愉悦の急な変化は、動き方を決定している正太郎でさえ、ついていくのが難しい。
とはいえ、眞由美の喘ぎは耳に心地よく、手管も尽きることなく頭の中へ湧いてきた。
今度は長々と同じ方向へ回──すように見せかけて、不意打ちで抽送を復活させる。
ただし、さっきのピストンとはリズムを変えて、休みも一切挟まない。連続で、猛スピードで、貪るように抜き差しだ。
摩擦は一層きつくなり、エラも忙しく捲られた。
「まゆ……さっ、んっ! ぐっ、ぐ、くっ……!」
「ひゃふうぅううんっ!? ひっ、ぃひぃいいっ!?」
渦巻く快楽の狂おしさに、亀頭と熟れた牝襞が溶け合ってしまいそう。
だが、眞由美の抑えたよがり声にビブラートがかかるのを聞くと、テンポを抑える気になれなかった。
やることなすこと図に当たるこの状況。愛しい女性をイカせて自信が付いているという判断は、完璧に正しかったのだ。
正太郎は逸物を槌のように使って、子宮口を打ち据えた。股間の髄まで響く衝撃に、自身も深く酔いしれた。
「このまま続けますっ! 嫌だったらっ、教えてくださいよっ!?」
「ひぐぅううっ! んぎっ! ひぎひぃいっ!? ひゃぁおうぅうっ!」
すでに眞由美は右手だけで声を抑えきれなくなっており、左手まで口に乗せている。
その我慢を決壊寸前まで追いつめた後、正太郎はまた緩やかな円運動へ立ち返る。
今度はさっきより時間をかけた。眞由美も身震いを鎮めていける。
「ひ、うぅうっ……んくっ……ふ、ふぅう……! しょ……正太郎……君……っ」
今度こそ口を使えるようになった女探偵だ。しかし、次に出てきたセリフときたら。
「……どうしようっ……私……! ぁ、ふっ……君のおちんちんが気持ち良すぎてっ……頭がおかしくなりそうなの……っ……!」
これでは青年のブレーキも決定的に砕けてしまう。正太郎は眞由美の手を掴み、血走る瞳で見下ろした。
「眞由美さん……この手をどけていいですか……っ。もっとあなたの声を聞きたいんですっ!」
野外で。人が来るかもしれないのに。よがってほしくて堪らない。
彼の身勝手な頼みへ、しかし眞由美は己を投げ捨てるように、頷いてくれた。
「ぅ……ん……!」
「じゃあ!」
眞由美の両手を、地面へ移動させる正太郎。そうして手首を捕まえたまま、膣肉へ獰猛なピストンを打ち込み始めた。
過度の肉悦が荒れ狂い、美女の呻くボリュームも格段に上がる。
「ひぅううっ!? くぁっ……つ、ふむぅううんぅうっ!」
一応、唇はまだ噛みしめられていた。だが、細い喉はクッと反るし、たわわなバストは押し上げられるし、長くは堪えられそうにない。
ヂュプッヂュポッヂュプッと、愛液も粘着質の音が最高潮だ。
正太郎はさらに突く。ペニスを暴力的に使うほど、肉襞の反撃も荒っぽくなって、体液は内外で煮え立つかのようだった。しかし、サディスティックな興奮には拍車がかかる。
相手の両手を拘束したまま、媚肉を引っ掻き回しているのだ。自然とのしかかるような、草むらで凌辱するような体勢となる。
「眞由美さんっ……もっと! もっと声っ、出してください!」
長いストロークで秘洞を掘り返しては、纏わりつく濡れ襞をかき分けた。次の瞬間には、短いストロークで最深部へ攻撃を絞り、肉壁の弾力を抉りに抉った。
若さ任せの腰遣いに、とうとう眞由美も陥落してしまう。ビクンッとのけ反った彼女の赤い唇は、
「ひっ、ぅううぁあっ! ひあっ、ひはぁやあああっ!?」
泡立つ涎を粘つかせながら全開となり、もはや閉じ直すことなど叶わない。今やセクシーとすら評せない。
淫ら、ハレンチ、恥知らず。そんな表現がぴったりのまま、よがり声を野外にまき散らしだす。
「あひっ!? きひゃぁああっ! やっ、やっ、そこはっ……つあぁああっ!? ぉ奥はっ、んくぁあうっ!? も、もぉ許してぇえっ! おちんちんをぉほぉおっ、こっ、これ以上ぶつけないでぇえ! 感じすぎちゃうっ……からぁあんっ!」
地面の上でもがく眞由美の姿には、混乱と情欲が如実に表れていた。
それらをさらに暴き立てていく正太郎だ。
時に円運動も交えるが、もはや休憩めいたものではなかった。グリッグリッと竿を振り回し、極小のヴァギナを開拓していく。