女探偵眞由美の誘惑事件簿

強気な言葉と反対に、女探偵の声音が、また危機感を秘めたものになってきているような──。

青年が見上げる前で、律動はどんどん派手になっていく。

今や、たわわな巨乳はユサユサどころか、タップンタップンと躍るほど。

眞由美が膣を上げれば、胸の丸みは下向きにひしゃげかけた後でジャンプした。逆に肢体が下降する時は、一瞬だけ出遅れてから、追い掛けるように落ちてくる。

尖った乳首なんて、今にも放り出してしまいそう。汗とローションも飛び散るようだ。

女探偵眞由美の誘惑事件簿

「ふっ、あっ、やぁああんっ! これっ、止まらなくなっちゃいそ……ぉっ!」

やはり、眞由美は何かを我慢しているらしい。

正太郎は試しに腰を傾け、突き立つ肉棒の角度を変えてみた。途端に亀頭側面がきつく研磨され、四肢が強張ってしまう。

だが、眞由美が受けた悦楽は、そんな生易しいものではなかった。

「ふぁああっ!? やひっ……お、あっ、んあぁあっ!?」

ちょうど身を落としてきた彼女は、一層の前屈みで、ビクンビクンと痙攣し始めた。

「しょ、正太郎君……っ! やっ、今っ、何をしたの……!? あ、ひぃんっ!?」

女探偵が喉を鳴らしているうちに、正太郎は反対側へも腰を捻った。

「ふゃはぁあっ!?」

思った通りだ。眞由美は虚勢を張っていただけで、自身の制御も精一杯だったのだ。

「眞由美さんっ、無理してますよねっ!?」

青年が怒鳴ると、彼女の首は横へ振られる。

「そ、そんなことっ……ない、わよっ!?」

「なら、俺からもやり返して、良いですか!?」

「っ……もちろんっ……よ!」

一瞬、ビクッと震えたくせに、そんなことを言う。

アヌス責めで反省したばかりの正太郎も、ムラムラと苛めたくなってきた。

眞由美が責める側になりたいと心から言うのならば、おとなしく従った。しかし彼女の愉悦は、受け身になった時こそ、真に花開きそう。

しかも今は、眞由美の方が上にいる。本当にヤバくなればすぐに逃げられるはずだと、言い訳までできてしまった。

そこで青年は、洗面器へ手を伸ばす。中のローターを二つとも掴み取る。

洗面器があったのは、眞由美の死角だ。彼女は青年の目論見に気付けないまま、

「ま、またするわ……よっ? 私だって、どんどん責めていくんだから……ねっ!?」

強がりの抽送を再開させてしまう。

ただし、動きはすでにリズミカルなものではなかった。一回目の上昇から、もうおっかなびっくり。反対に下降はブレーキが効かず、転落さながらと成り果てる。

「ん、くっ! ひはぁあやぁあっ!?」

「うっ、ふぐっ!」

男根を擦って、食い締めて。後はヤケクソのような腰遣いだ。

正太郎もあらぬ方向へペニスを捻られ始めて、息が詰まってしまう。が、それでも目を凝らして、女体の中からローターの使い所を探った。

狙うとすれば、乳首かクリトリスか。

滅茶苦茶な律動のせいで、乳房もバウンドさながらに表面をたわませている。心底そそられる眺めだ。

ただし、陰核と近い結合部も扇情的だった。秘裂は巨根でこじ開けられながら、水音が止まらない。大陰唇も小陰唇もグニグニひしゃげ、クリトリスはその淫猥な器官の上端で、ピンクの真珠よろしく尖り切っている。

──こうなったら、両方いっぺんに。

正太郎はローターのスイッチを二つとも入れた。途端にブブブブッと小刻みに弾けるモーターの音。指に来る振動も結構強く、これを性感帯にぶつけたらどうなるのかと、気持ちが逸る。

「えっ!? ひっ、やっ!? しょ、正太郎ぅくぅうぁあっ!?」

眞由美は己を守るように上体を捻りかけるが、ちょうどペニスで深々と貫かれたところだ。身体を後退させるなんてままならず、その間に正太郎は両手に持ち替えたローターを、グイッと斜め上へ突きだした。左手は乳首に。右手は陰核に。

想い人が動きを止めていたため、却って弱点を狙い撃ちできた。

先にぶつかったのは、右手の方だ。凶悪なバイブレーションは、過敏なクリトリスを直撃し、次の瞬間、凄まじい喜悦を眞由美へ押し込んだらしい。

「ひきぎぃいいっ!?」

雷で打たれたように女探偵は震え、牝襞も一枚残らず、亀頭の上で竦んでしまう。そのまま、腰が無理やりバックしたがるように肉棒を捻り上げる。

ローターの振動も膣壁を突き抜けて、亀頭まで届いた。

「く、おっ!?」

正太郎は送ったばかりの快感が逆流してきたように、神経が激しく疼いた。そのくせ右手の方は、さらにローターを押し出し続ける。

左手が乳首に届いたのは、この直後。むしろ眞由美が前のめりになったため、バストの方から近づいてきた。

柔らかいバストに対し、ローターの揺れは連続ビンタも同然だった。乳肉も反対側へ弾みかけるが、正太郎は逃がさない。ローターと一緒に、乳首も摘んでしまう。

「んあっ!? きゃひっ、ひっ、ひひっ!? ぃひぁああっ!?」

一個だけでも眞由美をわななかせるのに十分な刺激だ。まともに食らってしまった乳首はブルブル震えだし、乳肉の表面まで波打った。

「ひっ、やっ、それっ……つ、強すっ……きひゃううっ!? 待ってっ、待ってぇえっ! ちゃんと動けなくな、るっ……からぁあうっ!」

女探偵も白旗を掲げる。しかし足掻くように身体を揺らせば、膣肉も乳首も、自分から捻ってしまった。