女探偵眞由美の誘惑事件簿

「続けて良いんですね……!?」

「ええっ……ええっ、うんっ……! もっと強くしてもいいからぁあっ!」

乞われるがまま、正太郎は律動へ取り掛かった。

弾みを付けるために手首ごと回転させ、抜いて差してを繰り返す。

対する肛門周りも指へみっちり食いついて、一緒に出入りし始めた。

「あ、お、おほぉおっ!? ズボズボッ、ズポズポって……そのやり方ぁあっ……ぁへぇうっ!? お、おちんちんみたいぃいっ!」

どうやら歓迎されているようなので、気張ってもう一押し追加。今度はほじる角度を、グリッと上向きに変えてみる。

「んきひひひぃいいっ!?」「く、ぐぉっ!?」

怒涛の圧力が指の片側に集中した反面、菊座は一段と拡張できた。しかも傾く向きを時計回りに変えていけば、全方位を押しのけられる。

だから、グルリ、グルリ、グルリと、三度も四度も継続だ。

こんな傍若無人な手口をも、眞由美は受け入れてくれた。

「拡がってるぅうぅあっ!? ぉお尻ぃいっ……どんどん開いちゃうっ! やっ、やっ、くぁあうっ! は、恥ずかしいのにぃ……嬉しいっ、のぉおっ!」

おかげで正太郎も、完璧に気持ちが固まる。

もう手だけでは満足できない──!

入れたい、眞由美に、ペニスを!

後は衝動のまま、引っこ抜く。

「ひゃぎぃいいんっ!?」

牝の遠吠えをBGMに出てきた人差し指へは、腸汁と体温が絡み付いていた。湯気までホカホカ立てそうだ。

それを尻たぶへなすり付けながら、正太郎は恋人へ訴えた。

「眞由美さんっ……俺、チンポをあなたのお尻に突き立てたいです! 今ならやれる自信があるんです!」

眞由美も硬直を抜き切れないうちから、情愛を下品にぶちまけ返す。

「ええっ、して! してっ! 正太郎君の好きなやり方で、おチンポしてくださいっ! 私のお尻マ○コをっ……お、犯してぇええっ!」

挙句、犬の求愛さながらに美尻を揺すって見せて。

「入れます!」

正太郎はローションのボトルを取り上げ、雄々しいペニスへ近づけた。一塊となって落ちてきた粘液は、鈴口から根元まで撫でていく。

その総毛立ちそうなこそばゆさに、ブルッと身震いしながら、ボトルを床へ戻す正太郎。

右手で気忙しく粘液のダマを潰し、屹立の根元を握った。左手では眞由美の腰を押さえた。

菊座の締まりを考えれば、脆い亀頭の途中では止まれないだろう。

少なくとも、カリ首まで一思いに入れてしまいたい。

決意を新たに、正太郎は剛直を入口へあてがった。

呼吸を止めつつ、前へ押し出せば、グプ、ブ──と、狭い穴を凹ませながら拡張できる。埋まるというより、突き破ると表現する方がふさわしい光景。やっている本人ですら、凶悪と思わずにはいられない。

「んぅぁううっ!? ひぃいっ!? ぃひぃいいっ!?」

恋人も背中を反らしていた。

ただし、括約筋は残った力を総動員して、侵略者を咀嚼してくる。

だから決めていた通り、ノンストップでねじ込んだ。

自身も顔をしかめつつ、エラまで入れ切る正太郎。

それでも、止まるにはまだ早い。

怒張は中途を押さえられて、ひどく不安定なのだ。眞由美が腰を捻ろうものなら、根元からへし折られてしまう。

「お、おぉおっ!」

本能的な危機感にみぞおちを竦ませつつ、前進。さらに前進だ。

アヌスの変形はどこまでも凄まじく、進んだ分だけ、肉竿の表皮も付け根側へ手繰られる。カリ首も裏筋も徹底的に伸ばされて、亀頭周辺の疼痛は強烈だった。

「つぁおお……!」

なんとか陰毛の生え際まで巨根を埋め終えたものの、正太郎は脂汗でびっしょりとなっていた。菊座はきついままだし、腸内は熱い。早くも限界を超えてサウナの中に留まっている心地。

「眞由美さん、大丈夫ですか……っ!?」

ゼェゼェと呼吸を再開させながら尋ねてみれば、眞由美もしなやかな肢体をマネキンさながらに突っ張らせていた。それでも青年の声は聞き取れたらしく、

「う……ぁうんっ……!」

頷くというには、ささやかな首の振りを見せる。さらにきちんと動けていないと自覚したのか、二、三秒の間を置いて、もどかしげに声も搾りだした。

「私は……平気……ぃっ……!」

「痛く……ないんですかっ!?」

「ええっ……き、気持ちいい、の……っ。正太郎君とならっ……んぅっ! ぃ、痛いことまでっ……気持ち良くなれるから……ぁあっ!」

それが真実かどうか、正太郎は判断できない。もしかしたら、こちらを気遣っているのでは──。

しかし逡巡する彼へ、眞由美は懇願を重ねてきた。

「動いてぇ……正太郎君っ……おマ○コへするみたいにっ、お尻も苛めてぇぇえっ!」

「は、い……!」

元々、アナル責めで悦ばれたのは下がる摩擦だ。

正太郎は筋肉を引き締める。その力で後退にかかれば、いきなり肉幹の付け根が軽くなった。直前とのギャップは強烈で、緩んだ尿道も一気に精液を呼び込んでしまいそう。

「くぐぉおっ!」

竿を咄嗟に硬くして、そのままズリズリと外を目指し続けた。空気と触れる面積はどんどん広くなり、その分ザーメンも活性化。

見下ろす先では、ペニスに貼りつく肛門が、はち切れんばかりの伸びようだった。すでに皺の一つも残っておらず、極太の竿によって同じ方向へ擦られる。

「うぅふぁああ!? ふ、太いのが出てっ……るぁうっ!? 正太郎君が動くぅううっ!」