放課後の蜜肌教室 人妻女教師と優等生

放課後の蜜肌教室
人妻女教師と優等生

小説:天草白

挿絵:mama

リアルドリーム文庫

放課後の蜜肌教室 人妻女教師と優等生

登場人物

たにむらゆみ

県立原河高校に勤める結婚五年目の人妻女教師。ややキツめの性格ながら教育熱心で、まろやかな肉に包まれたボリュームたっぷりの肢体の持ち主。水泳部の顧問をしている。

しんどう

幸太のクラスメイトの図書委員。真面目で引っ込み思案な性格ながら恋には一途。ちょっと嫉妬深い性格で、時には思い切った行動を取ることもある。

あさこう

県立原河高校の新入生。学園近くのアパートで一人暮らしをしている。女性との交際経験がないが何事にも一生懸命でひたむきな少年。

プロローグ 魅惑の人妻女教師

凛とした顔で教鞭を執る女教師に見惚れ、あさこうは熱いため息をついた。

静かな教室に、美しくなめらかな発音の英語が響く。彫りの深いルックスや日本人離れした抜群のプロポーションもあいまって、海外の一流女優を連想した。

たにむらゆみは三十二歳の英語教師だ。軽く茶色に染めたショートヘアに切れ長の瞳、鮮やかな紅色のルージュを塗った唇が、いかにも勝気そうな印象を与える。

濃紺のスーツの合わせ目は大きく開いており、清潔そうな白いブラウスがのぞく。教壇を往復する動きに連動し、勢いよく盛り上がった双丘が迫力たっぷりにはずんだ。たぷん、たぷん、と音がしそうなほど揺れるバストはいかにも柔らかそうだ。

(今日も色っぽいなぁ、真弓先生)

幸太の視線は高校生の少年ならではの、あふれんばかりの熱情とともに女教師の上半身から下半身へと移動する。

タイトスカートに包まれた双尻は豊かに張っていた。女教師のわずかな動きに合わせて丸い尻の膨らみが、さらには臀部の谷間までが、タイトスカートの生地を通して浮き上がる。たっぷりと肉の詰まった熟れた尻だ。

タイトスカートは丈が短いタイプで、むっちりとした太ももがなかばまであらわになっていた。ベージュのストッキングに包まれた両脚はすらりと伸び、形のよいふくらはぎで引き締まっている。

女盛りの完璧なプロポーションは、童貞の少年にとって目の毒でしかなかった。

県立はらかわ高校に入学してすでに三ヶ月近くが経つが、いまだに慣れることがない。英語の授業のたびに、あるいはクラス担任を務める彼女のホームルームのたびに、若い肉茎はどうしようもなく充血し、勃起してしまう。

実際、真弓の姿を思い浮かべて、部屋の中で自慰をしたことも一度や二度ではなかった。どんなグラビアアイドルや女優よりも、魅惑的な女教師の艶姿を想像するほうが興奮する。

「じゃあこの間の実力テストを返すわね。名前を呼ばれた人から前に出てきなさい」

真弓が毅然とした口調で告げると、たちまち幸太の顔が青ざめた。

「じ、実力テスト……?」

うわごとのようにつぶやく。もちろん高得点の自信などまったくない。それどころか今までにないほどできが悪かったのだ。

教壇の前では、生徒たちがひとりひとりテストを受け取りはじめる。高得点に笑う者、得点が振るわずに落ちこむ者……悲喜こもごもといったようすだ。

やがて幸太が名前を呼ばれて前に出ると、真弓は眉をひそめてテストを渡した。嫌な予感がする。おそるおそる手元の答案用紙に視線を落とした。

案の定、真っ赤だった。

「今回、赤点だったのは君だけよ。あたしの授業をちゃんと聞く気があるのかしら」

「うっ……」

幸太は返答に詰まった。真弓は、教育に情熱を傾けるタイプの教師だ。成績の振るわない生徒に対して妥協がない。

「放課後みっちりと鍛えてあげる。覚悟しておきなさい」

勢いよく前方に身を乗り出して、真弓が言い放った。

「き、鍛えるって……?」

「補習よ、補習。君がちゃんと理解できるまでマンツーマンでやるからね」

クラスの中で一人だけ補習の対象者になってしまった事実が、幸太に強い劣等感をもたらす。凡庸で冴えない自分をあらためて強く意識してしまう。背後でクラスメートたちが嘲笑しているようすが、目に浮かぶようだった。

視線を前方に戻すと、ちょうど目の前に真弓の胸元があった。

濃紺のスーツの合わせ目からのぞく白いブラウスを、量感たっぷりの双丘が内側から勢いよく押し上げている。女教師の呼吸に合わせて、上下に揺れてはずむ。

幸太はごくり、と生唾を飲みこんだ。教壇に立つ真弓の姿を見ていたときも、巨乳であることは一目瞭然だった。だがこうして間近で見ると、迫力がまるで違う。

ふと気づくと、下着の線がわずかに透けているのが分かった。純白のブラウスの下で暗い色のカップと紐が浮き出ている。黒──だろうか。

憧れの女教師が黒い下着を身につけている姿を想像し、下腹へ急激に血流が集まってきた。若い海綿体が敏感に反応を示す。

(ううっ、まずい!)

クラスの視線が自分に集まっている中、下半身をみっともなく膨らませるわけにはいかない。幸太は必死でなにか別のことを考え、気を逸らそうとする。

「どうかしたの、急にそわそわして」

真弓が訝しげにたずねた。より前傾姿勢になり、ブラウスの隙間から、首筋まわりの雪肌や細い鎖骨、さらには深い双乳の谷間までもが垣間見える。