放課後の蜜肌教室 人妻女教師と優等生

百合は戸惑ったように目をしばたかせながら、幸太の言葉を待っているようだ。わずかにすぼめた唇によって肉棒の中ほどがキュッと締めあげられ、肉柱だけでなく両下肢にまで甘痒い痺れが走っていく。

「く、ううっ……百合、ちゃん」

幸太は背中をしならせて天を仰いだ。吐息まじりに腰を揺らし、さらに強い快感を得たいと、もどかしい気持ちに駆られながら百合に指示を出した。

「し、舌を先っぽに巻きつけるような感じで」

百合はおっかなびっくりという感じながらも素直に実行してくれる。濡れた唾液としなやかな舌肉の感触が亀頭を這いまわった。愉悦の高まりに応じてペニスの脈動も強くなり、暴れ馬さながらに百合の口中で跳ね動いた。

灼熱の波が肉棒の根元から先端に向かって螺旋状に突き抜けた。絶頂が近いことを悟り、幸太は激しく下腹を震わせた。

「だめだ、もう出るっ。出ちゃうよっ!」

「出し……ん、ちゅ……私に……はむっ……いっぱ、い……んんっ」

百合もまた興奮しているのか、くぐもった声で吐精を懇願しながら顔の上下動をますます激しくした。ピンク色の唇をすぼめて肉棒を締めあげ、頬の内側でペニス全体をこするようにして刺激を強めていく。

放課後の蜜肌教室 人妻女教師と優等生

「幸太、くん……も、ぐぅっ……き、きてぇっ……はふっ……ん、くうっ」

輸精管を通り、尿道に向かっておびただしい量のスペルマが流入した。射出のときが近い。雁首に沿って舌肉で強くこすりあげられた瞬間、幸太は頂点に達した。

「うおおおっ、出すよ!」

野太く叫んで百合の口からペニスを引き抜く。同時に噴水のような勢いで大量の精液がほとばしった。白濁したシャワーを眼前の水着少女へ浴びせかける。

「やぁ……あっ……」

灼熱した体液が降り注ぐと百合は驚いたような顔で受け止めた。つぶらな目元へ、すべすべの頬へ、桃色の唇へ、しっとりとした黒髪へ。さらには穏やかに膨らんだ胸元や細い鎖骨のあたりにまで。

「すごい……幸太くんの、熱い……ああ!」

次から次へと放出される射精の滝にさらされ、百合は顔から胸元にかけて精液でパックされてしまう。

最後の一滴まで放出し終えると幸太は盛大な息をついた。精巣に溜めこんだスペルマをすべて出しきったような爽快感だった。

百合の姿を見てふと我に返る。顔のいたるところに精液の飛沫がこびりつき、首筋や鎖骨、水着の胸元にまで白濁したものが飛び散っている。処女同然の少女に対し、遠慮会釈もなく精液の雨を浴びせてしまったのだ。

「ごめんね、いっぱいかけちゃって。うわ……水着まで真っ白だ」

「いいの。幸太くんが気持ちよくなってくれたから……嬉しい」

百合は本当に幸せそうに微笑んだ。

よかった、と心から思う。こんな笑顔が見られるのなら何度でも百合と触れあいたかった。何度でも交わりたかった。

それから数日後。

真弓に呼び出され、幸太は屋上へと続く階段の踊り場にいた。今の時間はひとがほとんどないため、二人が待ち合わせをするのにこの場所をよく使っている。

昼休みになったとたん胸を躍らせてここまで来た幸太だが、憧れの女教師のようすはどこかおかしかった。知的な相貌を朱に染めて鋭い視線を浴びせてくる。心なしか怒っているように見えた。

いや実際に真弓は怒っていた。アーモンド形に切れ上がった瞳を燃やし、まっすぐに詰め寄ってくる。

(こ、怖いな。用件はなんだろ)

最近、真弓の身体に触れていないこともあって、幸太の心は騒いだ。本当なら毎日でも交わりたいところだが、真弓にだって仕事というものがある。そうそう平日に会ってばかりはいられないのだろう。

もっともその分を埋め合わせするかのように、百合とは連日のように早朝のプールで会っていた。

キスを交わし、フェラチオや軽いペッティング、ときには素股じみた行為までおこない、互いに若い肉体を味わうことがなかば日課じみていた。それ以上の行為にはいたらないものの、百合との距離は数日前までとは比較にならないほど近づいている。

「──新藤さんとなにかあったの?」

ちょうどその百合のことを考えていたところで単刀直入に問いかけられた。息が詰まるような衝撃だった。あまりの迫力に凛とした美貌が炎を放ったように錯覚する。

「えっ、それは……」

まさか百合とのことがバレているとは思わなかった。まるで心の準備をしていなかったため言葉が出てこない。

最初から悟っていたのかそれともカマをかけただけなのかは分からないが、いずれにしても幸太の表情で真実を理解したのだろう。たちまち真弓の頬に朱がさした。

「やっぱり。あの子と寝たのね、浅野くん」

「ぼ、僕は、その……」

幸太は情けなく口ごもった。頭が真っ白になって思考が働かず、あきらかに怒気を強めている真弓から目を離すことさえできない。浮気を問い詰められた夫というのはこんな気分になるんだろうか。ふと、そんな考えが脳裏をよぎった。

「あの子の歩き方が少しおかしかったわ。がに股歩きで……もしかして初体験でもしたのかなって思ったのよ。あとは浅野くんとあの子が話しているときの雰囲気とかで」

腰に両手を当てて詰め寄る真弓に言葉を返せない。おそるべき洞察力に感服するしかなかった。さすがに自分よりも十年以上長く人生を経験しているだけのことはある。