放課後の蜜肌教室 人妻女教師と優等生

かちゃ、かちゃ、とズボンのベルトを外されてしまう。興奮と高揚感で胸がじわりと熱くなった。学生服のズボンとブリーフをまとめて下ろされ、すでに勃起状態だった肉幹が急角度に跳ね上がった。

「まあ、こんなに大きくなっていたのね。たくましいわ」

真弓は若々しい脈動を目にして喜悦の笑みを浮かべた。水に濡れた指先を亀頭に這わせる。もう一方の手は付け根をさすりながら陰毛をくすぐった。

「あ、ああ……」

幸太は悲痛とさえ言えるうめき声を上げた。真弓のテクニックは相変わらず絶品だ。立ったまま両手でペニスを愛撫され、指先が微妙に動くたびに新たな快楽が送りこまれる。

(気持ちいいよぉ……ち、力が抜けちゃう……!)

先ほどまで攻勢だった幸太は、あっさりと主導権を奪い返されてしまう。

しなやかな指先が肉茎に巻きついた。表面をひと撫でしてから棹の根元をギュッと絞る。発射口をくすぐりつつ玉袋をやわやわと揉みしだく。両手で筒を作り、上下にスライドさせる。

「はぁぁぁぁ……う、ううっ」

男のツボを知り尽くしたような指戯に幸太は声を震わせて喘いだ。まともな言葉が出てこず、ただ受動的に喘ぐことしかできない。じん、じん、と肉根全体を甘痒い悦美が走り、螺旋状に駆け抜けた。

「ここも、触って」

熱い息を吐き出しながら、真弓が幸太の手を自分の股間へと導いた。

幸太は水着の布地をずらして秘唇に触れる。鮮紅色をしたその場所は熱く火照り、豊潤に濡れていた。力を入れなくても簡単に指先が入っていく。

「んっ……」

深く押しこんでいくと、真弓が軽く喘いだ。

幸太は指の腹で膣孔の中ほどを撫でさすった。うねる粘膜を内側から押し、窪ませる。複雑に折り重なった襞肉が指全体に絡みついてくる。

たっぷりと蜜をたたえた肉洞の内部で指を上下にスライドさせた。ペニスを膣に出し入れするような感じで、指による抽送で膣孔をえぐっていく。最初はゆっくりと、しだいにスピードを上げて。

「そうよ……上手。んっ……ああっ、はぁん」

真弓の声が一オクターブ高くなった。うわずった声音にはあきらかな欲情の色がまじっていた。

幸太はしだいに、指の動きに変化をつけはじめる。

直線的に出し入れするだけでなく膣の中で左右にひねり、あるいは指先を鉤のように曲げて粘膜をこすりたてる。動きにバリエーションを加えながら真弓が強く反応する箇所を探った。文字通りの手探りで愛撫のパターンを増やそうと努力する。

(僕の手で先生を感じさせたい)

その献身的な思いは真弓につたわったのだろう。艶めいた唇をまっすぐに突きだし、ご褒美だといわんばかりに口づけを誘う。

「自分が気持ちよくなるだけでなくて、相手のことも思いやれるなんていい子ね。さ、先生にキスして」

「せ、先生っ」

幸太は夢中で叫び、真弓の唇に吸いついていった。ふっくらとした唇の感触に陶然となった。舌を差し入れると、歓迎するように相手の舌が巻きついてくる。

ディープキスを交わしながら、女教師と高校生の少年は互いの性器に触れあった。

テクニックではあきらかに真弓のほうに分があった。自分が与える以上の快楽を相手から送りこまれる。童貞を失ったばかりの幸太ではかなうはずもない。

真弓の指先がしなり、肉柱はせわしなく脈動を続けた。男の射精感を自在にコントロールする巧みな指戯に陰嚢がじわりと熱くなる。そこに溜まった精子が放出を求めて躍動する。絶頂に向けて愉悦が急速に高まっていく。

「先生、僕、もうっ……」

たまらず秘唇を愛撫する手を止め、幸太は早く放出したいというもどかしさで腰を痙攣させた。このまま欲望のたぎりを発射してしまいたかった。

と、真弓がふいに手コキの動きを止める。

「えっ? ど、どうして……!?」

射精寸前だったところで肩透かしを食らい、幸太は拍子抜けしてしまった。反動でペニスがビクビクと震えている。わけが分からず女教師を見つめた。

真弓は黒瞳をわずかに吊りあげて幸太を見つめ返した。

「まだ出しちゃだめよ。自分だけ楽しむのではなく、女も楽しませられるような男になりなさい」

「イキそうだったのに……」

幸太は思わず不平をもらした。ほとばしる激情のままに欲望を射出したかったのに、それを寸止めされたことで不満がくすぶる。

「自分勝手なセックスじゃ女はついてこないわよ。もっと大人の男になるの。いい?」

「大人の、男……」

幸太はその言葉を反すうする。基本的に素直な性格の幸太は、やんわりと諭されて急速に頭が冷えてきた。

あらためて、自分の快楽ばかりを追い求めて相手への愛撫をやめてしまったことに思い至った。自分勝手に欲望を放つだけなら自慰と同じだ。こうして大好きな女性と触れあっている意味がない。

「僕、先生にもっと気持ちよくなってもらいたい」

「素直ね。ふふ、そういうところ好きよ」

真弓は幸太の頬に軽くキスをしてくれた。柔らかい唇で頬をくすぐられるような感触で背筋がぞくりとなる。

「じゃあ素直に反省したご褒美をあげるわ。今度はこっちで楽しませてあげる」

真弓が己の股間をさすり、見せつけるように腰を突きだした。上下に軽くくねらせる。卑猥とすら言える男を誘う仕草だった。

「そこに座って。あたしかられてあげる」