放課後の蜜肌教室 人妻女教師と優等生

男としてのどう猛な気持ちが顔を出し、アナルセックスという行為に対する禁忌の思いを塗りつぶしていく。

「あたしだって一つくらい、浅野くんに『初めて』をあげたいの」

真弓が今にも泣き出しそうな顔で懇願した。いつもの勝気な顔をかなぐり捨てて健気な表情をさらけだす。

「ぼ、僕だって真弓先生の初めてが、ほしいです。怖いけど……でも」

「大丈夫よ。本当言うと、あたしだって怖いのよ」

言葉通り不安なのか、真弓はわずかに顔をこわばらせながらも悪戯っぽく微笑んでみせた。

「じゃあ最初はしっかりとほぐしてくれる? 初めてだと痛いかもしれないから」

「……はい」

幸太は緊張気味に放射状の皺を指の腹でさすりだした。

「こ、こんな感じですか」

おっかなびっくり、円を描くような動きでマッサージしていく。指全体に唾液をまぶし、繊細なアナルにすりこんでいく。本来触れてはいけない場所に触れているのだと思うと、それだけで肉根に血流が集まり雄々しくそそり立っていく。

(指、入るかな……)

高ぶる興奮に唾を何度も飲みこんだ。少しずつ力を強めて圧迫するとあめ色のアヌス全体が窪んでいった。そのままの勢いで人差し指の先を差し入れる。火傷しそうなほど熱い肛門粘膜の感触があった。

「きゃぁっ……あん」

眼下で左右の尻肉が敏感に揺れた。

「だ、大丈夫ですかっ?」

幸太は驚いて指を引っこ抜きそうになってしまう。しかしよく見れば真弓はむしろ背中のあたりを紅潮させ、妖しく息を荒げている。痛がっているようなそぶりはなく、むしろ真弓の態度は──

(先生も感じてくれてる……?)

幸太はそう確信し、指を左右にひねりながらゆっくりと菊穴内部に沈めた。異物をはじきだそうとする括約筋の弾力は思った以上に強い。指全体を直腸粘膜が締めつけてくる。

「うわ、きつい。本当に痛くないですか、先生」

「だ、大丈夫よ。ちょっとだけ、きついけど」

真弓が息を軽くはずませた。

「じゃあ、私も……私がお手伝いすれば」

横合いから身体を乗り出したのは百合だった。真弓の気を逸らして肛門への負担を少しでも減らそうというのか、こわごわとした手つきながら真弓の豊満な乳房へと指先を這わせていく。

「あ、やぁぁっ」

さすがに同性だけあって性感帯をよく知っているのだろう。百合の指使いに真弓があでやかな嬌声を上げる。同時に肛門の締めつけがほんの少し緩んだ気がした。

幸太はこの機を逃さず、第一関節から第二関節、そして指の付け根までを押し沈めていった。指の腹で腸壁を撫でるとわずかにぬめった感触がした。力を入れずにくすぐるような感じで腸壁をさすっていく。

「あ……いい感じよ、はぁっ!」

思ったより痛みがないのか、真弓は陶然とした表情だ。もう一方の手で尻たぶを揉みしだきながら幸太は指にひねりを加えた。ドリルのように回転させて未通の尻穴をえぐっていく。

少しずつ勢いを強めてデリケートな直腸をほぐし、ころあいを見て指を引き抜いた。眼下ではわずかに汗ばんだ双尻が揺れている。幸太は身体を前傾させるとおもむろに顔を寄せた。ひく、ひく、とうごめく肛門に軽くキスを浴びせる。

「きゃあっ、あ、浅野くん、口を使っちゃだめっ。汚いわ!」

「平気だよ。先生の身体に汚い場所なんて、ないよ」

ちゅっ、ちゅっ、と音をたて、恋する女性の排泄器官に何度となく口づけした。

「だめ……だめ、なの……口は、だめぇ」

真弓を相手にして嫌悪感などあるはずがなかった。むしろ触れてはいけない場所に触れ、キスまでしているのだという背徳的な気持ちに胸が早鐘を打つ。

先ほどの指戯である程度ほぐれている菊肛にぴったりと唇をつけた。舌をくねらせて内部へと差し入れると、舌先に熱い直腸粘膜の感触がした。

「はぁぁぁっ、あああっ、あんっ」

腸壁を舐め、舌でなぞるたびに、人妻女教師は断続的な悲鳴を上げる。

唾液が十分に染み渡ったためか、アナルがずいぶんと柔らかくなっていた。これならペニスを挿入しても大丈夫かもしれない。

「真弓先生……」

百合も二人のサポートをするように胸の双丘や首筋を指で撫で、あるいは唇を這わせていた。普段の百合らしからぬ大胆な行為は、彼女も先ほどのオルガスムスや3Pという特殊な状況下によって興奮を高ぶらせているからかもしれない。

幸太は女教師の尻の谷間から顔を上げた。いよいよ挿入だ。その気配を感じ取ったのか、真弓の顔におびえた表情が浮かんだ。

「初めてだから……優しくしてね」

艶っぽく濡れた声でささやく。これほど可憐な女教師を見るのは初めてだった。勝気で凛々しい姿ならいつも目にしてきたが、今の真弓はまるで初体験を迎える乙女のようだった。

いや実際にアナルセックスは初体験なのだから当然なのかもしれない。あらためて女教師への愛おしさがこみあげ、幸太は力強くうなずくと肉の切っ先を放射状のすぼまりにあてがった。中心部を見定め、慎重に腰を押しだした。

「う、くっ」

幸太は思わず気張ってしまう。柔らかなアナル周辺がわずかに窪むがそれだけだ。肛門の抵抗感は膣とは比べ物にならなかった。頑強なゴムの壁を前にしているかのようにいくら押してもビクともしない。

「せ、先生、もっと力を抜いて」

幸太は真弓のなだらかな背中のラインを手のひらで優しく撫でた。力任せに押すだけでは入りそうになかった。結合を果たすためには女教師の協力が必要だ。