放課後の蜜肌教室 人妻女教師と優等生

「……して」

真弓は耳元まで真っ赤にして、それだけを告げた。

年上の美女の懇願を受け、幸太の理性は一瞬にして吹き飛んだ。

「う、動くよ、先生!」

くびれた腰を両手でつかみ、立ちバックの体位で下腹を揺り動かす。初めての体位に、最初はおっかなびっくりだった。うまく腰を動かさないと、ペニスが膣から外れてしまいそうだ。

が、そんな遠慮がちな動きでは、熟れた身体を持つ三十二歳の女を満足させることなどできるはずがない。

案の定、真弓はもどかしそうに下肢を震わせた。

「もっと……激しく」

背後を振り返り、濡れた唇を開いた。より速いピストンを要求する。

幸太は猛然と腰を振った。下腹部全体をしならせるようにして動く。男根の先っぽが膣の入り口から外れそうなところまで腰を引き、子宮ごと打ち抜くような気迫で身体を前に突きだす。

ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、と太ももと相手の尻肉のぶつかりあう乾いた音が鳴り、無人の屋上に淫らなハーモニーを奏でた。

そのとき軽快なリズムの予鈴が校舎全体に鳴り響いた。

たちまち真弓の表情が変わる。切れ長の瞳に戸惑いの色を乗せ、背後を振り返った。

「ち、ちょっと、浅野くん! 休み時間はもうすぐ終わりよ」

「先生は大丈夫なんでしょう。僕は授業サボるから」

叫んで、深々とペニスを繰りこんでいく。授業をサボるのは生まれて初めてだったが、まるで気にならなかった。

腰にひねりを加え、とろとろの膣粘膜をかき混ぜる。肉エラで内壁をこすりあげると、真弓は喉を震わせて叫んだ。

「やぁぁっ、だ、だめっ!」

幸太は止まらない。背中に太陽の熱気を感じながら、若さに任せて渾身のストロークを浴びせかけていく。

ふと眼下に視線を下ろすとグラウンドの一角が目に付いた。ジャージ姿の生徒が大勢たむろしており、楽しげな喧騒が聞こえてくる。

「見て、先生。体育の授業をしてる」

「えっ、うそ? だ、だめよ、そんなっ!」

真弓は激しく狼狽しているようだった。

それはそうだろう。幸太の指摘通り、グラウンドでは体育の授業がはじまっていて、数十人単位の生徒が散らばっている。もしも誰かが気まぐれに屋上を見上げれば、あるいは幸太と真弓がセックスしている場面を見つけてしまうかもしれない。

「み、見られてしまうわ! 浅野くん、やめてっ!」

女教師が腰を左右によじり、幸太の身体をはじき返そうとする。

「やめないよ、先生。先生にもっともっと気持ちよくなってもらうんだ」

少年らしい無邪気な残酷さが鎌首をもたげた。

背後から手を回し、重たげに揺れる乳房を揉みしだく。ブラウスのボタンを外していき、ブラジャーのフロントホックまでまとめて解いてしまう。白く輝くようなバストが露出した。

「やっ……あぁぁぁっ!」

真弓は羞恥の叫びを上げ、いやいやをするように首を振る。

年上の女性の羞じらうようすが、幸太の心にさらなる炎を灯した。手のひらに収まりきらないほどのボリュームを備えた乳肉を鷲づかみにし、乱暴とさえ言える手つきで揉みしだく。

「ず、ずいぶんと……ぁぁっ……おっぱいの責め方が上手に……う、んっ……なったのね」

真弓は途切れ途切れに吐息をこぼし、幸太のほうを振り返る。唇の端に唾液がこびりついていた。

まぎれもない欲情の表情に、幸太は俄然張り切りだす。今度は丸い乳房の頂点で揺れている尖りへと指先を移動させた。すでに固くしこっている乳首を親指と人差し指で挟む。こりこりとしごいていくと、ますます固くなってくる。

「ああ、そうよ……もっと」

真弓は気持ちよさそうにうめきながら、みずからも腰をしならせた。反動で内部がうごめき、襞肉がざわめき、幸太のペニスを締めあげた。

「ううっ!」

幸太は激しく顔をしかめた。下肢全体がじん、と痺れる。油断するとそれだけでイカされてしまいそうだった。

「せ、先生、見て。僕らは生徒のすぐ近くで、こんなエッチなことしてるんだよ」

幸太がふたたびグラウンドの下を指差す。昂ぶり続ける射精感から気を逸らし、同時に女教師にもさらなる羞恥を与えようという意図だった。

「ゃぁっ、だめよ……恥ずかしいわ」

真弓はまるで十代の乙女のように羞じらい、下肢をよじらせる。

「どうせなら、みんなに見せつけてやろうよ。僕らが愛しあってる姿を」

幸太は自分でも驚くほどの胆力で腰の動きを加速させた。がしゃ、がしゃ、とフェンスがひっきりなしに音を立てる。真弓はフェンスに両手をついたまま、激しく首を振った。

幸太は直線的なピストンから、少しずつ円を描くような動きへと移行していった。一週間前、初めて真弓をイカせたときの動きを再現してみたのだ。

幸太は初体験以来、真弓の膣内の気持ちよさに我を忘れ、自分の欲望を吐き出すことばかりに夢中になっていた。

自分が気持ちよくなるだけでなく、真弓にもめくるめく快感を味わってほしい──そんな思いは日々強まっていき、少しずつでも性の技巧を開発していこうと幸太なりに考えたのだった。

もちろんこの間まで童貞だった彼には、ほとんど何の知識もない。ひとつひとつが手探りだった。腰を回しこむように動かし、女教師の肉孔を自分のペニスで内側から押し広げるようにイメージする。

「そ、そうよ、いいわ……」