恥辱の風習 捧げられた新妻

男たちはよく分からない会話を続けながら、同時ピストンを見舞ってくる。

いわゆる焼き鳥ファックの格好だった。串で貫き通される鳥のように、前後から肉の杭で串刺しにされている。宣言通りに上下の口を同時に嬲られ、瑞穂の女体に官能の熱が燃え広がった。

「ぐうっ、そ、そろそろ……イキそう……だっ……!」

藤野の動きから余裕が失せ、次第にストロークの感覚が短くなってきた。

「なんだ、もう降参か。ま、この奥さんは……く、ううっ、上の口も下の口も……ふうっ……ぜ、絶品だからな」

そう言う郷田の声からも余裕が薄れているようだ。

二人の男の腰遣いは、発射態勢に入ったことを感じさせる切迫したものへと変わっていった。

(ああ、やっぱり中に出されてしまうのね……)

瑞穂は諦念とともに両目をギュッとつぶった。

上下の口に同時に射精を受けようとしている──。

自分に訪れる近い未来を悟りながらも、すでに一度ならず男たちの精液を受け、オルガスムスにまで達してしまった以上、もはや瑞穂に抵抗する術はなかった。

ぱんっ、ぱんっ、と肉と肉のぶつかり合うリズミカルな音を響かせながら、勢いを増していくピストンで口と膣をえぐられるたび、女芯を炙る欲情のとろ火が炎へと変わり、全身を灼き始める。

正常な夫婦生活では決して得られない、二人の男を同時に相手しての肉交──。

(ああ、私も、もう……!)

上下の口を貫くペニスによって性感の火を灯された二十五歳の女体は、今や絶頂の発火点へと達しようとしていた。

もう駄目──。

屈服の予感に全身を震わせた瞬間、男たちが同時にペニスを最深部まで突き入れてきた。

「ぐうっ……イク、ぅっ……!」

「ぐおおおおっ、出すぞっ!」

藤野が天を仰いで呻き、郷田が太い雄たけびを上げた。

口の中を占拠している若い肉棒がぜ、濃密なスペルマを瑞穂の口腔いっぱいに吐き出した。

膣に深々と埋まりこんだペニスもまた一回り大きく膨張したかと思うと、思うさま蜜壺の内部に欲望の濁流をぶちまける。

喉と子宮の入り口に二人分の精液の直撃を受け、瑞穂の脳髄を甘やかな電流が貫いた。

「あふぅ……ん、熱い……ああっ」

藤野のペニスを口から吐き出し、瑞穂はグラマラスな半裸身を大きく弓なりにして痙攣させた。

なおも射精を続ける彼のペニスが清楚な美貌に白濁のパックを施す。男臭い匂いにまみれながら、瑞穂は理性のタガが吹っ飛んでいくのを感じ取った。

「んぐっ、あう……ん、ふあぁぁぁぁぁぁぁぁっ……! い、イク、ぅ……!」

もはや恥も外聞もなく、部屋の外に聞こえるのではないかというくらいの声量で敗北のオルガスムスを告げてしまう。

ドクドクと迸る精液の顔面シャワーを受け、膣と子宮にも大量の中出し精液を浴びせられながら、瑞穂は背徳的な絶頂感に浸っていた。

「はあ、はあ……」

瑞穂は未だ冷めやらぬ全身の火照りと、乱れた息を整えながら、呆然とした心地で夜空を見上げていた。

料亭の中庭に位置するこの場所は純和風の庭園となっており、本来なら素晴らしい夜景と相まって心を癒してくれるはずだ。だが今の彼女は心が千々に乱れ、そんな風流を楽しむ余裕など欠片もなかった。

──あの後、男たちはそれぞれ二度の射精を遂げてようやく満足したらしく、瑞穂の元から去っていった。

彼女はおしぼりで顔中に浴びた精液を丁寧に拭うと、とても夫の傍にいる気分にはなれず、逃げるようにしてここに出てきたのだ。

つい先ほどまで淫靡な饗宴が行われていたとは信じられないほどの美しい満月。そして煌々と輝く星。

いずれも都会の汚れた空気では決して見られない、田舎ならではの絶景だった。

(村はこんなに美しいのに──)

瑞穂はそっと下腹部に指先を這わせた。

二人分の精液を呑みこまされたそこは、まだ官能の熱を宿していた。

人妻である瑞穂を躊躇なく犯し、汚した彼らの存在が不気味でならなかった。

いくら密室とはいえ、公共の場所で平然と淫らな行為に及んだ不自然さが──今になって気にかかっていた。

「この村は、何かおかしい……」

嫌な予感が胸の奥にしこりとなって残った。

第四章 熟妻は淫らな性奴隷

篝火に照らされた薄闇の中、彩香は一糸まとわぬ裸を晒していた。

「嫌っ、やめてください……!」

悲壮な顔で拒絶の言葉を口にする。

そんな制止の言葉も空しく、彼女の裸体に取りついた男たちは我先にと豊かに実った果実を思わせる乳房を鷲掴みにした。

Hカップという日本人離れしたたわわな肉の丘は、片手のひらに収まるようなサイズではない。指の間から乳肉をこぼしつつ、五本の指が食いこみ、熟れた乳肌を歪ませていく。

「ん、ふあっ……」

彩香は形のよい眉を寄せて呻いた。

鈍い疼痛とくすぐったい愉悦の中間の感覚が走り抜け、胸元に電流にも似た痺れが生じる。

雄大なカーブを描く量感たっぷりの乳球を乱暴に揉みしだかれながら、暴虐な手つきから逃れようと体を左右にくねらせる。

篝火によるオレンジ色の照り返しを受けてグラマーな裸身に光沢と陰影が生じ、爆乳といっていい膨らみや色っぽいカーブを描く腰のくびれ、豊かな尻肉に至るまでの凹凸がよりはっきりと確認できた。

周囲の男たちが欲望に満ちた嘆声とどよめきを漏らす。