恥辱の風習 捧げられた新妻

そのいやらしい眺めを見下ろし、男は早くも息を乱していた。

彩香のほうも笑顔に欲情の色を交え、量感のある乳房を勢いよく弾ませる。間断なく漏れ出るカウパーをローション代わりにして、パイズリの動きをどんどんと速めていった。

時には乳首で亀頭に刺激を与えたり、鈴口を舌でチロチロとこそいだり、と変化をつけた攻めで射精に向かって追いこんでいく。

乳肌を通して、男根がさらに熱く、硬くなっていくのを感じた。

「あんっ……元気ね、ふふ」

彩香が艶然と微笑んだそのとき、不意に何かが擦れるような小さな物音が響く。視線を向けると、障子戸がわずかに開いて光が漏れていた。

(もう、しょうがないわね)

彩香は内心で軽く苦笑した。

それから目の前の男に意識を戻し、パイズリを続行する。たぷん、たぷん、と自慢のHカップの爆乳を上下にバウンドさせて柔肉で肉棒の先端から根元までを蕩かすように包みこんだ。

びくん、びくん、とペニスがひっきりなしに脈動するのが伝わってきた。射精が近いのだろう。

後ほんの少しリズムを速めれば、あるいはほんの少し左右の乳房による圧力を強めれば、男を射精させることなど容易い。

彼がイクのもイカないのも、すべては彩香の意思一つだった。

口元に自然と嗜虐の笑みが浮かぶ。

まるで男を支配する女王になった気分だった。実際、男は懇願するように彩香を見つめている。

「そろそろイキたくなった? オチンチンの先からヌルヌルしたものがいっぱい出てきてるわよ」

「ううっ、出したい……出したいっ……! はぁ、はぁ……」

両拳をギュッと握り締め、何度も天を仰いでは嘆声を漏らす。

早くイカせてほしい──。

彼の瞳に宿る意思の光を確認し、

「でも、まだ駄目よ。うふふ」

簡単に至福を味わわせることはしない。

もっとこの男が身も心も自分に屈服するまで、射精させるのはお預けだった。

みちっ、みちっ、と音が出そうなほどの勢いで、もぎたてのメロンを思わせる左右の乳肉を縦に横にとひしゃげさせる。

より淫猥なフォルムとなった二つの肉球を上下に、左右に、緩急自在に操り、男の肉根に与える快感の度合いをコントロールする。

「くっ、あっ……ふぁぁっ……す、すごいっ……くおお」

鈴口からはびゅくびゅくとカウパーが間欠泉のように噴き出し、美しい乳房の谷間をヌルヌルに濡らしていく。

潤滑油が増したことでさらに滑りがよくなった。彩香は双乳の深い狭間に潜りこんでいるペニスを上下に勢いよく擦り立てる。

しかも単純な摩擦刺激だけでは済ませない。

谷間から顔を出している赤黒い肉頭に口を寄せると、亀頭をかぷっと咥えて鈴口からカウパーを吸い出してやる。そこに混じるかすかな苦さは少量の精液が混じっているからだろう。

「ん、濃いわね……ちゅ、れろぉ……ふふ、美味し……んんっ」

恥辱の風習 捧げられた新妻

チロチロと舌を蠢かせ、亀頭全体に満遍なく刺激を送りこんだ。

鈴口がくぱっと開いてカウパーの量がさらに増した。舌先を刺す欲望液の刺激にうっとりとしながら、彩香は夢中で乳房を使ってペニスを押し潰し、口内で男のシンボルを味わう。

「だ、駄目だ、もうっ……うあああ」

さすがに男も限界のようだった。

彩香は精を搾り取るべく、乳房の上下動を一気に最高速にまで上げた。

同時に、谷間の上部から顔を出している黒ずんだ亀頭にチロリと舌を這わせる。鈴口から裏筋まで特に敏感な場所を舌先でツーッとたどって刺激した。さらに亀頭に巻きつけ、カリ首の辺りをギュッと絞り上げる。

「く、おおっ、よ、よすぎ……る、それぇ……ふああ」

乳房の圧力だけですでに達しそうになっていた男は、さらに舌技も併用されては我慢しようがない。歓喜の悲鳴を上げて腰をグッと突き出した。

びゅくっ、びゅくっ、と驚くほどの勢いで精液が噴き出した。焦らしに焦らし、溜めに溜めた末の射精だった。

「あんっ、出しちゃったのね……あふぅ」

彩香は満足の嘆声を漏らした。

後から後から噴き上がるスペルマが爆乳の谷間を、柔らかな乳肌を、朱鷺色の乳首を、次々と白濁に染め上げていく。

さらに跳ね上がった精液が口元にまで届き、青臭い味が彩香の口内に広がる。

「んっ、ふふ……濃いわね、粘り気もたっぷり……」

新鮮なスペルマを味わい、もう一度満足の吐息を漏らす彩香。

射精を終え、半萎え状態のペニスが男の股間にだらりと下がっている。しなやかな指先で亀頭のカーブを優しく撫でてやった。

「くっ、ううっ」

男が心地よさそうに喘いだ。

痙攣するような動きで敏感に反応し、仰角を上げる肉根。

一度の射精で終わりというわけではないらしい。まだまだ彼女を満足させてくれそうだ。

彩香は精液にまみれたペニスを両手でやわやわと扱き、まるで魔法のようにあっという間に硬度を取り戻してやった。

「じゃあ次はこっちで味わわせてあげる」

体をくねらせながら立ち上がった彩香は、妖しい期待感に目を爛々とさせてスカートを下ろし、さらにパンティも脱ぎ去った。

「おお……!」

三十六歳のグラマラスな熟裸体を前にして男のペニスがフル勃起し、バネ仕掛けのように跳ね上がる。

形のよい美脚やむっちりと肉づきのよい両の太もも、そしてその付け根に息づく熟れた女陰までもが露わになっていた。

濃密に生えた陰毛はすでに体液でわずかに湿り、赤く色づいた二枚の花弁も早く男を迎え入れたいとばかりに綻びを見せている。その奥にはサーモンピンクの襞肉が垣間見え、ヌラヌラとした淫靡な光沢を放つ。