恥辱の風習 捧げられた新妻

以来、こうしてよその男と交わり、夫にそれを覗かせて寝取らせ欲求を満たす日々を送っている。

(今日はいつにも増して興奮しているみたいね。気配で分かるわ)

障子戸の向こうの夫はきっとギンギンに勃起していることだろう。

これが終わった後、夫は他の男とセックスした彩香を抱くのだが、そのときの激しさは通常のセックスの比ではない。

畑野家の夫婦生活にとって最高のスパイスだった。

この後、他の男の精液が残ったままの膣を夫に貫かれる情景を想像すると、今から楽しみでたまらない。

「……ふふ、でも今はあなたと楽しませてもらうわよ」

唇を離してつぶやく。眼下の男に意識を戻し、彩香は腰のグラインドを最高速にまで引き上げた。

「うっ、うあっ……で、出ちまうっ……!」

びゅく、びゅく、とぱっくり開いた鈴口からは白濁した液がわずかに染み出していた。

カウパーだけでなく精液が少し出てしまっているのかもしれない。だが、この程度で射精されては面白くない。

彩香は突然動きを止めると、腰を上げて胎内から肉棒を抜き取った。

ちゅぷ、と音を立てて膣からペニスが外れると、肉孔と亀頭の間にカウパーと愛蜜の混じり合った淫液が糸を引いてつながっていた。

「な、なんだよ、途中なのに……!?」

戸惑う男に、彩香は微笑みを返すだけ。

もっともっと快感を与え、最高潮に達したところで彩香の中にたっぷりと注ぎこんでもらうのだ。

「ねえ、今度はこっちも味わってみない?」

いきなり四つん這いの姿勢を取ると、男の眼前に雄大な双尻を掲げてみせた。

雄大な双臀は三十六歳という年齢ならではの熟れっぷりで、張り具合では十代や二十代の女に一歩譲るかもしれないが、肉づきのよさと美しい丸みが描き出す芳醇な色香は、はるかに勝っている。

彩香は男に指示し、戸棚に入れてあるローションを持ってこさせた。

ローション以外にも、享楽用のこの部屋にはバイブやローターなど各種の性具が常備してあるのだ。

「そうか、こっちも開発済みだったよな」

男はようやく彼女の意図を悟ったらしく、丸い豊尻を見下ろしながら期待感に満ちた吐息を漏らした。

潤滑をよくするためにローションを垂らし、菊孔とその周辺に丹念に塗りこんでいく。

「あなたにアナルを味わわせてあげるのは初めてね。ふふ、たっぷり搾り取ってあげるわ」

ひく、ひく、と男根を求めるように淫らに開閉を繰り返す菊孔。男の目には、その奥にある真っ赤な直腸粘膜まで見えていることだろう。

この村に来たばかりのころは未通だったアナルも、今ではすっかり開発されきって第二の性器と化していた。

彩香自身、そこで膣同様──いや、それ以上の快感を得ることができるまでに性感を磨いている。

「さあ召し上がれ」

彩香は自らの両手で臀裂をグイと広げ、鮮紅色の菊孔を露わにすると、男に挿入を促した。

「へへへ、じゃあいただかせてもらうぜ。奥さんのオマ○コだけじゃなくケツ穴まで俺が征服してやるんだ……!」

ふう、ふう、と興奮の鼻息も荒く、男は熱い先端をひくつくアナルに押し当てた。ローションで潤った直腸粘膜を力強く押し開きながら、太い逸物が肛門の内部に押し入ってきた。

「はぁぁぁっ……あっ……!」

背中をしなやかなアーチ状に反らせて叫ぶ彩香。

肛門の中がはち切れそうなほどきつい。いくら開発されているとはいえ、やはり太いペニスをアナル内部に迎え入れる圧迫感は相当のものだ。

鮮紅色の窄まりは信じられないほど伸び広がり、肉棒の径の太さにまで拡張されていく。

ずぶ、ずぶ、ずぶ……と、なおも男は腰を押し進める。

「ああ……うぐぅ」

直腸の内部に男根が付け根まで差しこまれた瞬間、彩香は短く呻いた。

掲げた尻は男の両手でがっちりと鷲掴みにされている。

不浄の場所を奥深くまで貫かれ、貪られ、征服されたという実感があった。

甘い被虐感を伴うその感覚は、アナルセックスならではの充足を与えてくれる。

「うお、キツいなっ……!」

ひとりでに蠢き、咥えこんだモノを締めつけるアナルの収縮に、背後から貫いている男がくぐもった声で呻いた。

本来なら排泄のためだけの場所であるはずのそこは、何人もの男根で貫かれ、調教を受けたことで、今では膣同様に自在な締めつけで男に快楽を与えることのできる性器と化していた。

「はぁぁぁっ、強烈っ……んっ、いいわっ!」

うねうねと波打つ直腸粘膜を撹拌するように、男が力強い腰遣いを叩きこんでくる。

彩香はそれに合わせて豊尻を打ち振り、ピストンを迎え撃った。

太い肉幹を根元まで差しこまれ、また引き抜かれる一連の動作が、排泄時の快感に似た甘痒い愉悦を走らせる。

「なんだよ、おい。ケツの穴にチンポ突っこまれてヨガってるのか、ええっ」

美しい人妻の不浄の穴を犯す、というシチュエーションに興奮しているのか、背後の男の口調も荒々しいものに変わっていく。

そんな語調の荒さに被虐感を刺激され、彩香はますます快感を高めた。

「ああんっ、そ、そうよ、お尻、犯され……感じちゃってるのぉっ……はぁっ、も、もっと突いてっ、犯してぇ……!」

肉づきのよい臀丘を弾ませ、あられもない嬌声を上げる彩香。

男のピッチがさらに上がった。

ずん、ずん、と腰骨に響き渡るほど重い一撃一撃が彩香のアナルを内部から擦り上げる。