恥辱の風習 捧げられた新妻

「いつもありがとうございます」

丁寧に礼を言った彩香は、それからスッと目を細めた。

先ほどから彼がチラチラとこちらに視線を送っていることには気づいていた。

彩香は縦に緩くパーマがかかった茶髪を軽くかき上げると、艶然とした微笑混じりに胸を張った。

ゆったりとしたチュニックは胸元が大きく開いており、メロンサイズの豊乳の上部が完全に剥き出しだ。圧倒的なサイズを誇る左右の乳丘が中央に寄って、悩ましくも深い谷間を作り出している。

上体を軽く突き出す今の動作によって、その谷間はますます深まり、みっちりと肉が詰まった二つの膨らみが緩やかに揺れる。

男の息を呑む音がかすかに聞こえた。

こちらに向けられる視線に欲情の色が増し、彩香の女としての自尊心を心地よくくすぐる。

彼女は、自分の肉体的な魅力に絶対の自信を持っていた。

たわわな乳房と魅惑の谷間は男の視線を釘付けにせずにはいられないはずだし、まろやかな腰と尻のラインは見る者に淫らな想像を喚起させるのに十分な色香をムンムンと放っている。

(ふふ、そんな物欲しそうな目をして)

彩香は内心でほくそ笑んだ。

男は先ほどから落ち着きなく視線をさ迷わせ、やけにソワソワとしている。

彼が──いや、村の男たちがこういう態度を取る理由は一つしかない。

「他にも用件があるんじゃないの?」

「へへ、やっぱりバレてるか」

男が少し照れくさそうな顔で切り出した。

「今日……いいかな?」

具体的な用件は何も口にしない。

だが、それこそが用件の内容を言い表していた。

「前の埋め合わせ、ということね」

彼はこの間も畑野家を訪ねてきた。そのときは途中で瑞穂が来たため、逃げるようにして出ていったのだ。

「頼むよ。中途半端に終わったせいで、この間からモヤモヤして」

「ふふ、じゃあ今日はこの間の分までたっぷりと搾り取ってあげる。……奥の部屋を使うけど、いいわね、あなた?」

「随分と溜まってそうな顔だな」

夫がニヤニヤとした顔で男をからかう。

「畑野さんこそ、先週はうちの女房相手に随分ハッスルしたって聞いてますよ」

「いや、また一段と奥さんの締まりがよくなってな、はは」

妻の前で他家の妻の品評をする夫に、彩香は軽く眉をひそめてみせた。

もちろん本気で怒っているわけではない。

彼女自身も似たようなことをしているのだし、何よりもこれは夫婦生活にとって程よいスパイスになっているのだ。

「あなた、少しこの人と楽しんでくるわね……妬ける?」

「ああ、もちろん」

夫の顔に浮かんだのは、あの日見たのとまったく同じ顔。

喜悦の、笑みだった。

「じゃあ、さっそく始めましょうか」

男を寝室に案内した彩香は思いきりよくチュニックを脱ぎ捨てた。

ぶるんっ、と内部に押しこめられていた胸の双丘が弾けるような勢いで震える。

ブラジャーは秘めた情熱を表すような赤だ。

量感たっぷりの胸丘を挑発的に揺らしてやると、それだけで男はズボンの股間をムクムクと膨らませる。

彩香はむっちりとした体を軽くくねらせながらフロントホックを外した。

拘束を失ったHカップの爆乳が先ほど以上の揺れを示しながら、まろび出た。

バスト百センチに迫ろうかというボリューム豊かな乳房は重力によってわずかに垂れつつも、そのサイズからは信じられないほど美しいお椀型だ。頂上部には大きめの乳輪と朱鷺とき色の乳首がわずかに震えながらきつりつしている。

「相変わらず彩香さんのおっぱいはすごいな。メロンみたいだ」

感嘆の視線が自分の胸元に釘付けになっているのを感じ、彩香は艶然と微笑んだ。

その場にひざまずき、ズボンに手を伸ばした。手早くジッパーを下ろす。

すでにほとんど完全勃起状態だったペニスを窮屈なズボンの内部から引っ張り出してやった。

「ああ……」

先端からは透明なカウパー液が滴り、鼻腔から染み入る牡の匂いが彩香を欲情のとろ火で炙った。思わずため息をつく。

「ふふ、久しぶりにこれで喜ばせてあげるわね」

重量感たっぷりの乳房を両手で持ち上げて揺らした。

いきり立った逸物を柔らかな二つの乳房に挟みこむと、両側から押し寄せる柔肉によってほとんど埋没する。

「ううっ、す、すごい……!」

天井を仰いで呻く男。

「本当にすごいのはこれからよ」

乳肌越しに怒張したモノの熱を感じた彩香はもう一度ため息をついた。熱いペニスを双乳で優しく包みこんだまま、両手でゆっくりと爆乳を上下動させた。自慢のHカップバストによるパイズリだ。

これで喜ばない男はいないという自信があった。

彩香は口元に小悪魔の笑みを浮かべると、乳房を両手のひらで下から掬い上げるようにしてパイズリを加速させる。

マシュマロのように柔らかな双乳でペニスを挟み、上下に揺すって扱く。さらに左右への動きも加えて複合的な刺激を脈打つ男根に送りこんでいく。

「くううっ……!」

男は満足げに呻いた。性悦に連動し、下半身が小刻みに痙攣している。

手や膣の締めつけには及ばないものの、ロケットのように突き出した二つの膨らみが淫靡にたわみ、たぷん、たぷん、と揺れ、変形を繰り返しながら肉棒を包みこむパイズリは視覚的な破壊力がずば抜けているはずだ。

「ああっ、す、すげぇ……おっぱいに、す、吸いこまれ……はぁ、はぁ……」