恥辱の風習 捧げられた新妻

「お祭りなんだから楽しみましょうよ」

隣で声をかけてきたのは彩香だった。いつの間にか、また別の男たちを相手にしている。今度は騎乗位で膣を貫かれ、さらに背後からはアナルに男を受け入れながら、瑞穂に享楽的な笑みを向けていた。

「あ、あなたはっ……あなただって人妻なのに」

「この村の祭りは……あ、はぁんっ……と、特別なの……ふあぁ」

愕然とする瑞穂に、彩香は二人の男に貫かれたまま説明する。

「表向きは……はあぁ……五穀豊穣を祈るための……で、でも裏の意味は……ああん」

ぬらりとした視線が瑞穂をまっすぐに捉える。全身がゾッと粟立った。

「巫女の本当の役目はね、男たちの供物に捧げられることなのよ──」

二穴を同時にえぐられながら、厳かな声で告げる彩香。

「捧げられるですって?」

「農作業は力仕事だもの。活力を養うために、今日だけは特別に選ばれた女を抱くことができるの」

「……そ、そんなのおかしいです。絶対変ですよ!」

「ふふ、この村に古くから伝わる風習なのよ。巫女は性の供物として捧げられ、そして男も女もパートナー以外の相手と自由に交わる。今は納得できないかもしれないけど、すぐにあなたも慣れるわ……んっ、はうぅ」

「そうそう、今日は年に一度の祭りの日なんだ。思いっきり羽目を外しても許される日なんだぜ……っと!」

言うなり、郷田の腰の動きが激しさを増した。膣の入り口から抜けてしまうほどペニスを引き、そこから一気に体重を込めて突き入れてくる。

「ああっ、そんなに強く……駄目……ああっ」

腹の底にまで響くような打突で浮遊感にも似た衝撃が走った。

四十代とは思えないパワフルな抽送に瑞穂の女体は翻弄された。張り出したカリ首によって開発されつつある膣壁を強く擦られ、腰の奥にジーンと甘美な痺れが走り抜ける。

忌み嫌う男とのセックスで自分が快感を得ている、と自覚した瞬間、その背徳感とともに肉悦は倍になって下半身を打ち据えた。

「あっ、ああっ、ダメ……そ、そんなに突いては……はぁぁぁっ、あうんっ!」

制止の言葉を発しようとしているのに、途中で嬌声へと変わってしまう。

郷田の力強い腰遣いと祭りの淫靡な雰囲気とが渾然一体となって、本来人一倍貞淑なはずの瑞穂に常ならぬ快感を与えていた。

(こ、こんな……私、自分が自分じゃなくなるみたいに……ああっ)

意識が、混濁していく。

「今度はあんたが上になれよ、へへへ」

郷田が上から瑞穂の体を引っ張り起こし、くるりと体勢を入れ替えた。

正常位から騎乗位の体勢へ──呆然とした状態のまま、彼女は憎い男の腰に跨がる格好を取らされてしまう。

すかさず下から突き上げてくる郷田。

「あう、んっ!」

硬い亀頭で子宮を強く押され、瑞穂の上体ががくんと仰け反った。衝撃を逃すために、半ば無意識に腰を上下左右にローリングさせる。

逃さじと下から連続でストロークを受け、瑞穂は上半身をリズミカルに弾ませた。

はだけた千早からは丸い乳房がほとんど露出し、ロデオのような動きとともに艶めかしくバウンドする。

「へへ、エロい顔で腰振ってやがんな」

「見てるだけじゃたまんねぇぜ。俺の相手もしてくれよ、奥さん」

舌なめずりした男たちが数人近づいてきた。

褌を解き、右から、左から、勃起した男根を突きつけてくる。

瑞穂はハアハアと息を乱しながら、ほとんど本能的に両手で一本ずつ握った。

(熱い──)

手のひらを通じて伝わる肉棒の熱が、意識を覚醒させる。

こんなことをしてはいけない、と理性では分かっていても、もはや自分で自分の動きを止められない。

一種のトランス状態なのかもしれない。実際、あちこちからひっきりなしに聞こえてくる男女の嬌声とセックスの肉音がサラウンド状態で脳内に反響し続け、まるで催眠術でもかけられているかのように意識が遠くなるのだ。

しかし、そんな心理状況を冷静に分析する気力さえも、郷田から浴びせられる力感あふれるストロークと両手に感じるペニスの量感によって消し飛ばされていく。

「はぁぁぁっ、あうっ……あああ」

瑞穂はじわじわと高ぶる肉の快楽とともに、黒髪を振り乱した。

抽送の勢いもあって千早の合わせは今や完全にはだけている。羞恥と興奮で全身がかあっと火照った。Gカップの乳房がそこからこぼれ出し、勢いよくバウンドしては男たちの目を愉しませてしまう。

「ん、く……奥まで届いて……はぁぁぁっ、くふぅ」

唇を噛んで声を押し殺そうとするものの、隙間から自然と漏れ出す喘ぎまでは止められなかった。

瑞穂は眉間を険しく寄せて視線を落とした。位置関係から結合部そのものは見えないものの、彼女と郷田の陰毛が絡み合い、互いの体液で濡れ光っているのがぼんやりと分かる。

乱れた巫女衣装姿のまま騎乗位で腰を振りながら、左右に立つ男のペニスを手コキする痴女のような体勢を自覚し、心理的な抵抗感がぶり返した。

(私、なんてはしたないことを……ああ、でもっ)

膣と両手で三本のペニスを同時に感じていると、次第に意識がぼんやりと薄れる。

自分が体験しているのが現実の出来事なのか、それとも淫夢に過ぎないのか──その判断が曖昧になっていく。同時に、クレーン車を思わせるパワフルさで下から突き上げられる動きが激しさを増した。