いけない誘惑水着 グラビアアイドルの撮影日記

黙っていたのがいけなかったのか、半裸の祐美香がそんなことを言い出した。

「そ、そんなことないよ……すてきすぎて、なんて言っていいか、わからなくて」

額を触れ合わせたまま小さな声でつぶやくように告げる。

「さ……さわるよ、祐美香さんのお、おっぱい。いいよね?」

「だ、だめだけど」

「だめ?」

「だめだけど……いいよ、宏之くんなら……」

今さら気づいたけれど両親にぼくを紹介したいということは、体験するのは誰でもいいというわけではないっていうこと?

ぼくのことを本当に選んでくれたの、祐美香さん?

(訊けない……そんなこと、こわくて、訊けないよ……)

やっぱり口はうまく動かず、また黙りこんでしまったまま、そっと魅惑的なGカップ乳に手のひらを当てた。

「んっ」

小さな声を祐美香は洩らした。

手のひらで感じる裸のおっぱい。

思っていた以上にやわらかく、もちっとした感触だった。大きなゼリーのかたまりを手で支えているような感じだった。ただし冷たいゼリーではなくてほのかに火照りみたいなものがつたわってくる……。

くちびるの淡いピンクの薔薇の色を少しだけ濃くしたような乳輪。Gカップの美巨乳の頂点のそこは大きめの硬貨みたいに丸く、よく見ると全体がふっくらと丘のように盛り上がっていた。こまかい毛穴のふくらみみたいなものが汗を浮かべたようにぽつりぽつりとそこを覆っていた。

乳首はその乳輪の真ん中で清楚にたたずんでいた。抱きしめられたときの刺激だけでそうなったのか、ゆるやかにその身を勃ち上げている。

「はぅう」

すべらせた指をそっとその乳首に当てただけで、細い二の腕とむちむちした太ももの持ち主は若々しい身体をびくっと弾ませるようにしてそんな声を上げた。

(うわ、なんかクニュッとしてる……)

おっぱいよりもコリコリ感がありそうに見えて、でも指ざわりの最初の感想はやわらかい、だった。

祐美香の顔を見るとなにかをこらえるようにまぶたを伏せたまま。くちびるの間から絶え間なく息を洩らしつづけている。耳も首も相変わらず真っ赤になったまま。

視線を戻せば、二十歳のふたつのふくらみも肩の上下動に合わせて宏之の手のひらの内側で動いている。

指の腹でそっと無垢な処女乳首を撫でると、

「はぁん」

泣きそうな声を小さく上げた。しかし上半身丸裸の女子大生はじっとそのまま動かずに、けなげに宏之の愛撫を受けつづけてくれた。逆にほんの少し胸をぐっと反らして自分から愛撫を受ける気持ちを示してくれた。

「……ぁは……ぁあ」

指で転がすように撫でているうちに、やわらかだった乳首の感触が変わってきた。同時に祐美香の頬にもいっそう朱がさしたようになり、くちびるからは鼻声みたいな音が絶え間なく洩れるようになっていた。

それに合わせてグラビアアイドルの乳首の屹立はいっそう増し、まるで、乳首の方から指先にからみついてくるように思えるほど。

「気持ちいいよ、祐美香さんの胸……すごく揉み心地がいい」

「い……言わないでください……」

右の乳房を下から捧げ持つようにしていたもう片方の手も動かし始める。たっぷん、たっぷんと、指の一本一本で重さとやわらかさを満喫しながら揉みこみ、少しずつ指を伸ばしてこちらも乳首にそろそろと近づけていく。

「ひ、宏之くん、あ、あんまり、つままれると、わたし……」

ことばの途中で指が右乳首に届いていた。とたんに女子大生はあごを震わせ、くちびるから熱い声と吐息をほとばしらせた。

「……はぁんっ!」

「祐美香さん……」

宏之はもう一度顔を寄せ、ぶどう果実みたいなぷにぷにの両乳首をまさぐりながら同時に、女子大生の頬にくちびるを這わせた。するとまたしてもたちまち。

「ふぅぅ……ひ、宏之くん、く、くすぐった……っ」

ぶるぶるっと肢体が震えた。豊かなおっぱいもまるで内側からなにかがこみ上がってきたかのようなグッ、グッ、という動きを見せる。

宏之の顔のすぐ前で祐美香のまばたきが一回止まった。瞳はどこかうつろなままに急にぐったりとなって祐美香がその身体を預けてきたので、青年にはそれ以上相手の顔はよく見えなくなった。

片手を背中に回した。抱きよせて支えるつもりだった。きのうと同じように均整の取れた肢体の持ち主は敏感すぎる反応を見せる。

「ぅん……ぅんっ」

声に合わせて、びくっ……びくっ……と二回、宏之の腕の中で処女のしなやかな肢体がなにかの余韻のようにまた震えた。

「ゆ、祐美香さん……背中が気持ちいいの?」

肉感的なおっぱいが宏之のTシャツに密着している。

祐美香は小さく頭を横に動かしただけで答えなかった。うまく声が出せないのか。

宏之の股間はいっぱいに張りつめていた。さいわい、きのうとはトランクスの中での角度が違うようで、まだ暴発しそうにはなかった。

(でも、ぼ、ぼくもう、これ以上の我慢、できそうにない……)

そう思うのとほぼ同時に蜜の混ざったような吐息とともに祐美香が言った。

「宏之くん、わたし、なんだか、膝が震えて、もう立っていられないかも……」

「う、うん」

そのまま自然にふたりはベッドの上に倒れこんだ。

祐美香はまだうまく身体に力が入らない様子だった。

仰向けになっても、張りの強そうなおっぱいはほとんど形を崩さなかった。いっぱいに体積を増して屹立した乳首が天井を向いている。