次に下腹部の短い亀裂が目に飛びこんできた。
(ゆ、祐美香さんのあそこ……っ)
ズキンと目の奥に火花が散った。
祐美香の陰毛は自分や結に比べてずいぶん一本一本が短いように見えた。水着対策で剃っているのか生えている範囲も狭い。ただ、濃さでは自分とそんなに変わらないのではと宏之は思った。
扉の左右を飾る恥毛の方は淡く、左右から中身をぴったりと塞いだ肉のくちびるは肉厚で暗い褐色に染まっていた。最初からそうなのか上半身への刺激でそうなったのか、やわらかそうにふくらんでいる。
「ゆ、祐美香さん、よく見せてもらうよ。祐美香さんのを」
「で、でもっ……」
震えが少し大きくなった。今すぐここから逃げ出したいとでもいうように膝が揺れた。でも人気水着アイドルはけなげにもそれを抑えたようだ。
「こんなに暗いんだから……ね、大丈夫だよ、祐美香さん」
「う……うん……」
膝が閉じようと動くがその前に、むっちりと張りつめた太ももに手をかけておさえこみ、もう一度身体を乗り出し顔を近づける。
宏之はグラビアアイドルの大陰唇に指を当て、そっと褐色の肉びらを撫でた。
「ふぁ……」
祐美香は短い悲鳴みたいな声を一回出したが、宏之が我慢強く指腹だけで静かに肉びらの縁だけを撫でつづけると、
「うぅん……うんぅ……」
静かになって、太ももを震わせつづけながらも愛撫に身を任せ始めてくれた。
「ううんっ……宏之くんの指って、えっちなんだ……ううん、うん……っ」
肉びらのふっくら感は増し、自然にほころびを見せてきた。
(お、おま○こだ……だ、誰も見たことのなかった、でもたぶんファンのみんなが想像しつづけてきた、祐美香さんの生おま○こだ……)
少しだけ力をこめてぱっくりと拡げてみる。
「やん……」
桃色のやわらかそうな粘膜という印象の強かった結と比べると、祐美香の女性器の中は赤みが強く、生々しい傷口を見るようだった。ここまでの刺激のせいなのか、すでに潤みを見せている。興奮のせいで分泌したのか、それとも内臓同然のところだから祐美香の場合はいつもそうなのかは青年にはわからなかった。
(あ。これがクリトリス……)
肉びらをさらに細くしたような包皮から、五ミリくらいの幅のピンクの豆つぶのようなものが顔をのぞかせていた。豆というよりもっとつるつるした剥きたてのらっきょうとかにんにくみたいなかわいらしさ。
(よ、ようし……)
まだ宏之の方は服を脱いでいない。ジーンズの中でカチコチに勃起して、祐美香が先ほどからときおり上げる小さな声のひとつひとつに反応し何度も腹を叩いていた。
宏之は必死になって自分の欲望は忘れようとあらためて努めた。
祐美香さんを気持ちよくさせてあげたい……。
(でも……なんだか思ってた以上に弱々しそうで……指で下手にさわったらこわしちゃいそう……じゃあ)
「キ……キスするよ、祐美香さんの……こ、ここに」
「え」
まさか宏之が口をつけてくるとは奥手な乙女は思っていなかったのかもしれない。とまどったような声を上げかけて、しかし宏之が舌先で肉真珠に触れるとすぐに、
「ヒイッ」
鋭い痛みでも感じたみたいなうめきを放った。
(え……っ?)
宏之はびっくりして舌を離した。
美の化身のようなグラビアアイドルは、太ももばかりか全身を硬直させ、泣きそうな顔になっている。
(そうか……祐美香さん、やっぱり、敏感すぎるのかな……?)
舌先を今度は粘膜の方に向けた。唾液をたっぷりとまぶして舌の先端でそっと撫でまわしていく。
「ああ……宏之く、ん、そんな、こと、しないで……」
太ももが頭を挟みこんできた。でも宏之はその太ももを通してアイドル女子大生の体温を感じながらていねいに舌を遣いつづけた。
目の前で祐美香の腰が少しずつ砂の上からせり上がってきた。なんだか息が苦しそうだ。っひ、っひ、と、始まってしまったしゃっくりを必死で我慢しているかのような声を出している。
(祐美香さん……苦しいの……それとも、感じ出してくれてる……?)
やめた方がいい? 迷いはあったが宏之はそのまま舌を動かした。尖らせた舌粘膜の先で深いくぼみのようになっているところをねぶった。
膣口だ。
ねろねろとくすぐるように舐めていると祐美香がだんだん、青年にもそれとわかるような反応を見せ始める。今度はせり上がったままの腰が小さく右に左にゆらぎ、しゃっくりのようなうめきは、あぁ、あぁ、というあえぎ声になってきた。
「あぁ、あぁ、宏之くん、わたし、へんになって、ぁあ、そ、そんなこともう……」
(ようし……っ)
宏之はグラビアアイドルの下腹部に口を密着させて、とろけるようにやわらかい膣の中に舌を挿しこんだ。
「ぁあ……ひろ、……ぁはッ」
狭かった。
そしてほかほかと温かかった。
(おま○この中って、こんなに熱いのか……うっ)
舌先がぎゅうぎゅうと圧迫を受けて、必死であごに力を入れていないとすぐに押し戻されてしまいそうだ。とてもペニスを受け入れられるほどの広さはないように思えた。でも底の知れないようなやわらかさ。
含ませた舌先でくるりくるりととば口の粘膜を舐める。するとますますグラビアアイドルの豊かな身体からは力が抜けていくようだ。
「あっわたし、そんな、な、なにかへんにっ……はあんっ!」