「ふはぁうう……ふ、ふたり、とも……わたし、もう、どうかなるぅ」
「その調子よっ。菊池さん。佐橋くんっ。もっともっとしてあげてっ!」
れろり……ッ。
「ふあぁぁぁっ!」
編集者の濡れた温かそうな舌がぷくぷくに隆起した乳首のふもとから頂点に向けて這い上がる。乳頭が限界まで膨張して、たぶんふだんなら空気に触れない眠っていた乳腺までもが露出して持ち主に快感を与えている。結のまさぐりに合わせてグラビアアイドルの口から熱いため息がこぼれ出し、歯茎とくちびるを撫でている宏之の指に当たった。
「ああっ、ち、乳首、どうかなっちゃう……身体、どうかなっちゃう……」
(ゆ、祐美香さん、気持ちよさそう……さわってるぼくもすごく気持ちいいけど)
自分も結とテンポを合わせて祐美香の肢体に愛撫をつづけながら、宏之は感じやすい身体に生まれついた祐美香のことをうらやましく思った。
女子大生アイドルのGカップおっぱいの先の乳頭は薔薇の花のような濃いピンクに染まっている。
「どうしたの、祐美香ちゃん? こんなにいやらしい乳首しちゃってえ。おませさんなんだからあ。こうやってふたりがかりでかわいがられるのが好きだったのかな?」
「ち……違うますぅ、菊池さん、こんなこと、やめてください……先生たすけて」
「たすけてだなんて、よく言うわねえ、こーんなに乳首をぷっくりさせといて。じゃ、こうしちゃったら、どうなっちゃうかなあ?」
結はまた出し抜けにチュッと乳首に吸いついた。
「ひあああっ、だめえ、やああん」
上くちびると下くちびるできゅっきゅっと挟み、歯茎で甘噛みしながら唾液ごと吸引する。
「い、いやあ……今、だめえ、す、吸っちゃだめええ」
「なーにかあ、いい匂いがするんだなあ、祐美香ちゃんの乳首」
もわっと立ちこめる匂いは宏之の鼻にも届いていた。精液の青臭さとミルクの生臭さの混ざったような匂いは確かに、刺激を受けた祐美香の乳首が発している匂いのようだ。女性の身体というのはそういう風にできているものなのだろうか……?
「だ、だめえ……わ、わたしの……おっぱいの匂いなんて、嗅いじゃだめ」
蒸れた匂いに引き寄せられるように宏之もまた顔をぬっと近づけていた。空いている方の乳房に手を伸ばし口を寄せていた。
「ふはああっ、ひゃああんっ……っ」
「いいんだけど、その顔いいんだけど……まだ足りないのよっ!」
突然そうさけぶと、加奈はカメラを置き、ポロシャツとチノパンツを脱ぎ始めた。
そしてビーチパラソルの下にやってきた。
「さあ祐美香。加奈が感じさせてあげる」
「せ、せ、先生まで。そんなぁ……!」
太ももを抱えこむようにして加奈がグラビアアイドルの下半身に取りついた。膝裏から太ももの内側に手のひらを這わせ、祐美香の左右の足指をくちゅくちゅと咥えこむ。足の指もまたよほど感じるらしく、恥ずかしそうな声を上げて祐美香は腰をよじらせる。それにタイミングを合わせるようにして宏之と結が、グラビアアイドルのきれいに手入れされた腋の下を左右同時に舐めていた!
「祐美香さんの腋の下……たまらない……ああ祐美香さんの匂いがする」
「い、いやあ、そんなところの匂いなんか……」
もうもうと立ちこめるみんなの唾液の匂いや祐美香の発情臭。三人がかりの愛撫に気力が尽きたのか、すうっと祐美香は張りつめさせていた力を抜いた。
「じゃあ、脱がせちゃいましょ」
これさいわいと加奈が一気にワンピース水着をむしり取り、祐美香の両足をぐいっと一気に広げさせた。
ぬめっ……。
夕べロストバージンしたばかりの女陰がその姿を宏之たちの前にはっきりと現した。宏之たち三人はついついのぞきこんでしまう。ふっくらとした肉びらが自然に分かれて中身の貝粘膜を曝け出している。すでに濡れていた。
「やだぁ。み、見ないで、みんな……」
そのことばだけでも桃色粘膜はうごめいて新たに泡混じりの粘液を吐き出した。さあと加奈がひと声かける。ふたたび全員が全身に向かって玩弄を開始した。加奈の指先が出し抜けに膣口の縁に触れていた。数日前、嵐の晩に手コキだけで宏之を射精まで追いこんだあのテクニカルな指先が。
「い、いや、先生っだめ、指、いれないで……だめだめっ」
感じやすくなっている身体は指で触れられるだけでも気持ちいいのだろうか? 祐美香のあわてようといったら。塞がろうとしていた粘膜輪が指の太さ分だけこじあけられていく。粘膜輪は指先をいったん呑みこんでしまうと、途中からは勝手に吸引でもするように指を自分から受け入れている。加奈は指をていねいにコリコリと動かし始めた。たちまちアイドルは甘い嬌声を噴き上げる。指先は奥にまで侵入していく。
「祐美香くらいの若さだと、佐橋くんのおちんちんはまだキツいんじゃないかな。加奈の指の方が佐橋くんよりいいでしょう?」
言いながら。
こりっ!
「はうううむっ」
奥のどこか敏感なところを指腹で絶妙に刺激したようだった。覆いかぶさっている加奈の身体を押しのけるように背中がぐぐっと浮き上がって、数秒間ひくひく痙攣しながら反ったままでいる。腰骨のあたりが追い打ちのようにビリッビリッとなにかに揺さぶられるように震えていた。
「ふうむ……ふうむ……!」