彼女が制服を脱いだら 清楚な学級委員と快活巨乳同級生と女教師

(景井さんはもちろん、エッチとかはまだしたことないよな……)

クラスメイトの中でも、進んでいる何人かは付き合っている相手がいると周知されていた。そのうち、何人かはエッチ済みだとも噂されている。

噂だけでなく、自分はもう童貞ではないことを、体育の授業前の男子更衣室で高々と自慢げに話す者もいるし、大学生と付き合っていると噂されているたかくらさんなんかは、寿治から見ても、きっと済ませているに違いないと思ってしまう大人っぽい雰囲気を持っている。

ただ、寿治自身、あの日の出来事は、誰にも秘密にしていた。

もちろん、絵里子に口止めされたこともあるが、そうでなくても相手が相手。担任教師と初体験をしてしまっただなんて誰かにしゃべろうものなら、瞬く間に噂は広まってしまうだろう。

(でも……先生とのエッチ、気持ちがよかったなぁ)

初めての時に上手くできるか不安だったが、先生が上手にリードしてくれたおかげで、なんと女の人が絶頂する姿まで見ることができたのだ。

(景井さんも……ああいうふうにエッチになったりするのかな)

誰もが認める優等生のまみからは、そんなことは想像もつかない。

けれども、シャツワンピースの下の胸の膨らみは、身体が女としての準備を済ませつつあることを誇示するように、大きく突き出している。

(やばいっ! こんな時にヘンなことを考えるから……また勃ってきちゃったよ)

ようやく治まったところだったというのに、またもペニスがむくりと起き上がってきてしまった。

(こんな一生懸命に教えてくれてるのに、ぼくってばエッチなことばかり考えてて、なんてダメなヤツなんだろう……)

自分の不甲斐なさに腹が立ってきたが、しかし、意に反して下半身の猛りは治まる様子はない。それでも、まみの期待に応えようと、なんとか必死に頭を動かす。

「あ、そうか。じゃあ、こっちは過去完了だとすると、えっと……彼女がやってきた時には、わたしの食事は済んでいた、でいいのかな」

「そう、正解。ちょっとわかってきた?」

「うん、なんとなくだけど……ありがとう!」

「どういたしまして。じゃあ、ちょっと休憩しようか、何か飲み物持ってくるね。山川くんは珈琲飲める?」

「うん、飲めるよ」

「じゃあ、持ってくるね。ちょっと待ってて」

まみが立ち上がろうとして床に手をついた。その手が、太ももの横に投げ出されていた寿治の手に重なる。

「あっ、ごめん」

まみは慌てて手をどかせたが、寿治の手の甲には、甘くヒリヒリとした余韻が残った。

(景井さん……ぼく……やっぱり景井さんのことが好きだ!)

触れ合ったのはほんの一瞬、一秒に満たない時間だったが、まるで永遠のように長く感じられた。もう一度触れたい。もっと触れたい。心の奥から衝動が沸き起こり、身体がムズムズとする。

「ごめん、痛かった?」

黙り込んだ寿治の顔をまみが覗き込んだ。心配げに見上げる濡れたような黒い瞳と、つやつやと光る唇が目に入る。

(景井さん……好きだ……)

そう思った瞬間、狂おしいほどの恋情が身体を駆け巡った。息が苦しい。その苦しさから逃げるように、衝動的にまみを抱き寄せる。

「山川……くん?」

寿治の腕の中で、まみが戸惑いと驚きの表情を浮かべる。半開きの唇が少し震えていた。その唇に引き寄せられるように自らの唇を重ねる。

(……ぼく、何をしてるんだろう……)

頭がぼーっとして、自分でも何をしてしまっているのか、わからないまま、ただ、恍惚だけが全身を支配していた。

(景井さんの唇、すごく柔らかい……)

蕩けそうに柔らかな少女の唇は、まるでふわふわに泡立てたホイップクリームのようだ。しっとりと柔らかな唇を通じて、まみの温もりが伝わってくる。

うっすらと開いた唇の奥からは、吐息の甘い匂いが感じられた。

それに誘われるようにそっと舌を差し込む。くちゅっ。舌と舌が触れ合って小さな水音を立て、まみが驚いたようにびくんと身体を震わせる。

驚かせてしまったかと思って、薄目を開けて窺うと、まみはぎゅっと目を閉じて、少し眉間に皺を寄せていた。

身体の横で、ぎゅっと握られたこぶしが、優等生の戸惑いを表すようにかすかに震えているものの、寿治の身体を払いのけることもなく、身体を預けてくれている。

(景井さん、ぼくを受け入れてくれてる……もしかして景井さんもぼくのこと……)

拒絶されなかったという事実が自信につながった。もっと触れ合いたいという衝動に突き動かされるまま、まみの背中に回した手をずらして、服の上から胸にそっと触れた。

思いのほかボリュームのある乳房が、ぷにりと手のひらを優しく押し返してくる。

(うわぁ、景井さんのおっぱいに触ってるんだ……)

いつも密かに見つめていた憧れの少女が自分の腕の中にいる。そして、その女性のシンボルに触れている! 大きな歓びがぐるぐると身体中を駆け巡り血が沸騰しそうに滾りくるう。

(やっぱり、大きいんだ……)

制服や体操着越しに、いつも妄想していたまみのバストは思った通りふくよかだった。手のひらに少し余るほどのボリュームで、お椀形に盛り上がっている。服の上からだからはっきりとはわからないが、絵里子の胸に比べて、少し張りが強いように思えた。