「こんなに大きくて重くない?」
「うん、すごい、肩とか凝るし……んっ……マラソンの授業とか……あと……プールの授業の時も恥ずかしいし……本当はちょっと嫌」
下から掬い上げるとずしりとした重量が手のひらに伸し掛かってきた。
こんなに大きなものが胸についているのは、どんな気分なのか、思わず疑問に思って尋ねると、亜季は艶っぽい嗚咽に声を詰まらせながらも照れ笑いを浮かべて言った。
「けど、男はみんな……亜季ちゃんのおっぱいがすごい、触ってみたいって噂してるよ」
「んっ……トシくんも?」
「も、もちろん、ぼくだってだよ。亜季ちゃんのおっきいおっぱいを触れて、いま、すごく感激してる」
本当のことだった。大切な女性のシンボルを、無防備に曝け出してくれている亜季が本当に愛おしくて仕方がない。
「トシくんに喜んでもらえて、亜季、嬉しい……トシくんは、亜季のおっぱい、いつでも好きな時に好きなだけ、触っていいんだからね」
「亜季ちゃん……っ!」
少女の健気な振る舞いに、胸がきゅんっと痺れた。
(ううっ、亜季ちゃん、なんて可愛いんだっ)
自らを大切に思ってくれている少女の、その胸間に顔を埋めて先端の可愛らしい乳首に吸い付くとほんの少ししょっぱい汗の味がした。
「んっ、あぁっ……んくっ」
ふわふわとしたおっぱいが両頬に当たるのを愉しみながら、バストサイズと比例したやや大きめの乳首をちゅっと吸い上げていると、すぐにコリっとシコった。
「あぁん、なんだかヘンな気分……」
寿治の手や口によって変化を遂げる身体がまた面白く、さらにチュクチュクと吸っていると、亜季の喘ぎ声がだんだんと大きくなり、胸間にも汗が浮かんできた。身体はじっとりと熱を持ち、湿った夜気に思春期の芳しい汗の匂いが立ち込める。
「ねぇ……トシくんがしたいんだったら……もっとしていいんだよ」
「えっ、もっとって……」
「そんなこと、女のコに言わせないでよ……」
亜季は両手で寿治の頭を掻き抱くと、ぎゅっと強く抱きしめた。汗ばんだ谷間に顔を挟まれてアソコがドクドクと脈打つ。
「ほ、本当にいいの?」
「うん、トシくんに……あげるのが亜季の夢なんだもん……もう、これ以上、亜季に言わせないでよぉ」
亜季がもうほとんど泣きそうな声をあげた。
先ほど、亜季は『初めてのキス』だと言っていた。だから、当然のこと、セックスも初めてのはずだ。
(最後まで……しちゃっていいのかな……)
同級生の処女を奪ってしまっていいのか。寿治の中に戸惑いがないわけはない。
(どうしよう……でも、亜季ちゃんがしていいって言ってるし)
迷いあぐねていると、亜季が寿治の頬を両手で包んで顔の前へとひきあげた。切なそうに顰められた眉の下、潤んだ瞳に胸がきゅんっと鳴った。
「亜季ちゃん……」
亜季の身体をぎゅっと抱き寄せると、首筋に口をつける。背中に回した右手を下げていくと、ショートパンツに包まれ、むっちりと張ったヒップをなぞる。
「んっ……ぁんっ……んんっ」
蕩けそうに柔らかな胸と比べて、亜季の尻はぴんと張っていた。柔らかだがほどよい弾力があって指先を押し返してくる。
「トシくぅん……」
円を描くようにさわさわと撫でていると、亜季は甘えるように鼻を鳴らして、こそばゆそうに腰をムズムズと動かした。
疼きを宥めるように、じっとりと汗の浮かんだ太ももに手を回し、ショートパンツの中へと差し込む。指先が湿り気の強い場所へと行き着いた。パンティーの上からそっとなぞりあげると、指先がかすかにぬかるむ。
亜季の首筋に唇を這わせながら、パンティーのクロッチの脇から人差し指を挿し込むと、温かなぬかるみに迎え入れられた。
「んっ……あっ……な、なんか……恥ずかしいな」
「大丈夫、恥ずかしいことなんて、なにもないよ」
誰にも触らせたことのない秘所を男指で触れられ、少女が戸惑ったように身じろいだ。
「でも……ちょっと気持ちいい……かも」
「本当に?」
「うん……」
少女の快感を探るように指先をゆっくりとずらしていくと、とろとろと潤んだ膣口の周りの小さな肉ビラが指先に絡みついてくる。その臍側の突端に、米粒ほどの小さな突起があるのを見つけた。クリトリスだ。快感の固まりの淫粒を指の腹でくにくにっと捏ねると、じわっと愛液が滲んできた。
「あんっ……んんっ、そこ、なんかヘンな感じ……」
「ヘン? だったら止める?」
「や……んっ……止めちゃ……いやかも……んっ」
亜季は自らの身体に生じた変化に戸惑うかのように、目を伏せて睫を上下に揺らした。そして快感に負けたように、すっと目を閉じると、半開きの唇から小さなため息を漏らす。
(亜季ちゃん、感じてくれてるんだ……)
同じ年の少女の艶声に、じんと感激が胸にこみ上げてくる。アソコにはドクドクと血が流れ込んで痛いほどに充血してしまっている。
(早く……早く亜季ちゃんとひとつになりたい……)
しかし、絵里子としたような淫らな前戯をするには、夜の公園は心許なさすぎた。それに、ニットから丸出しになったド級サイズのバストは、それだけでエロティックで、一刻も早く自らも気持ちよくなりたいと思ってしまうのだった。
「亜季ちゃん……いいかな……もう、ぼく……」