「あっ……んんっ……」
まみが苦悶するかのように眉を顰めた。
「ごめん……痛かったら、言って」
「大丈夫、ちょっとだけ痛いけど……我慢できる……」
さすがに処女の未通穴はきつく狭い。それでもぐっと腰を強く押し込んでいくと、少しずつ少しずつ亀頭を呑み込んでいく。
「あぁ……挿入ってくる……」
小さな肉裂をめりめりとこじ開けるかのように剛直を沈めていくと、凄まじい恍惚が男根に迸った。でろでろに濡れた牝肉が、牡根にみっちりと密着して圧迫する。
「もう……ちょっとで全部、挿入るから……」
亀頭がどっぷりとめり込んだところで、何か先端に当たるものがあった。純潔の穴を守るかのような処女膜だ。
「まみちゃん、ごめん、ちょっとだけ、ちょっとだけ我慢して」
「んっ……」
少しでも抵抗を取り除こうと、浅い位置で軽くピストンを繰り返してペニスに愛液を行き渡らせた。白く泡立ったラブジュースが陰茎にたっぷりと塗されて摩擦がかすかにスムーズになった。
「行く、行くよっ!」
「うん、来て、寿治くんっ」
顔を真っ赤に染めて、健気に頷くまみの細い腰を掴むと、一気に突き上げた。
「ぐっ、ぐわぁああっ!」
一瞬、亀頭の先端に軽い抵抗を感じたが、ぷちりと何かが切れるような感触がした後、その奥へとずぼりと入り込む。みっちりと肉づきのいい膣内に陰茎がぎっちりと包み込まれ、蕩けそうな愉悦が足先から脳天まで駆け巡る。
「あぁっ、挿入っちゃったぁ……」
まみが目じりにうっすらと涙を浮かべて、うわ言めいたため息を漏らした。
「ご、ごめんね、まみちゃん、痛かった?」
「ううん、大丈夫。痛かったけど……でも、寿治くんとひとつになれて嬉しいから」
そう。いま、ひとつになったのだ。
愛おしい少女と、初めてひとつになれた、という歓びにジンと心が打ち震える。
「まみちゃん、ありがとう……まみちゃんとこういうふうになれるだなんて、夢みたいだ……」
しばらく、一番奥まで挿し込んだまま抱き合っていると、まみの膣道が変形してしっとりと馴染んでくるのがわかった。亀頭の張り出しをコリリと刺激していた抵抗感が消え、代わりに甘い疼きが増大して腰奥がむずむずする。
「まみちゃん、そろそろ、腰を動かしても大丈夫?」
「ん……」
まみの身体の上に上半身を倒して、頭を腕で抱え込んだまま、腰をゆっくりと抜き挿しする。こじ開けてようやく挿入することができたほどに狭かった膣口が、一度、奥までペニスを挿し込むと、みるみるうちに解れていった。
複雑に重なりあった肉壁のひだが、両側から陰茎をざわざわと撫でる。ぴっちりと吸い付いてくるような牝粘膜の心地いい熱感に、陰茎は蕩けてしまいそうだ。
(あぁ、こんな気持ちいいことが世の中にあるだなんて……)
摩擦快を求めて腰をぐっと外へと引くと、愛液がこぼれ出て、ふたりの接合部にぬちゅぬちゅと媚音を立てた。その音に催淫されるかのように、腰を遣っていると、膣内はますます熱く滾っていく。
「寿治くん……わたしも……ちょっと気持ちがよくなってきた……みたい」
「本当に!?」
「うん……初めてなのに、おかしいかな?」
少女が自らの身体に芽生えた快感の欠片に、戸惑うように睫を揺らした。
「おかしくなんてないよ! もっと、気持ちよくなろう……」
陰部は接合したままで上半身を起こすと、少女の性感帯であるクリトリスに手を伸ばす。左右に腰を動かして少女の膣内の感触をたっぷりと味わいながらも、愛液でずぶ濡れになった淫核を捏ねくると、少女はすんと鼻を鳴らして身体を捩った。
「あ……あぁんっ……そこはぁっ……」
「ほら、まみちゃんの好きなところだよ、まみちゃんは、ここを触られると、すごくエッチになっちゃうんだ」
ぽっちりと勃った淫豆を弄りながら腰を抜き差しすると、さっきよりも締まりがキツくなったのがわかった。
「あぁっ……はうっ……両方いっぺんとか……すごすぎるよぉ……」
「こっちも触ってあげるよ」
つんと突きあがった桜色の乳頭に余っている左手を伸ばすと、人差し指と親指とで潰し捏ねる。
「あんっ……だ、ダメぇ、もうよくわかんなくなっちゃう……」
まみの身体はまるで発熱しているように熱く、胸間には汗さえも浮かんでいた。
柔らかなヒップに手を添えると、亀頭の膨らみを膣の上壁に引っ掛けるようにして腰を遣う。
「んっ……あぁっ……あぁんっ……」
ゆっくりと浅く引いたり、深くついたりとリズミカルに抽出を繰り返していると、やがて少女の膣内に変化が生じた。まるで吸い付くように陰茎を内へ内へと引き入れる蠕動運動が始まったのだ。
(あ……すごい……まみちゃんの中が勝手に動いてる……)
男精を吸い取るようなその疼きに、尿意に似た感覚が腰奥で生じた。すっかり激しさを増したピストンに、ふたりの接合部からパンパンとぶつかりあう音が教室内に響き渡る。
「あぁっ、ダメ……本当に……もうっ……あぁあっ……」
まみの太ももにぎゅうっと力が入ったのがわかった。少女が絶頂を迎えた合図だった。
かろうじてうっすらと開いていた目がすっと閉じられて、全身がぶるぶると小さく痙攣する。
半開きに開いている唇の端からとろり、と涎が垂れて頬へと流れ落ちた。
(う……わぁっ……)