新妻【贖罪】 私は牝になる

美帆は赤面しながらも正直に頷き、懇願するような視線を背後に向ける。すると酒井はここぞとばかりに質問を浴びせかけてきた。

「興味が湧いてきましたよ。ご主人とはどんな格好でってるんですか?」

「ふ、普通にしか……」

消え入りそうな声で答えると、中年男のネバつく手のひらが腰のくびれを鷲掴みにする。そして熱く滾る亀頭を、あらためて陰唇に押しつけられてしまった。

「ひううッ……やっ、いやです……」

「ご主人とは正常位オンリーというわけですか。それは驚きですなぁ」

「夫はこんな格好なんて──ンひああぁぁッ!」

話している最中に勃起を挿入されて、たまらず裏返った嬌声を迸らせた。

夫婦の愛を確かめ合うはずの寝室で獣のポーズを取らされた挙げ句、背後からずっぷりと犯されてしまった。絶望感をともなう黒い愉悦が、全身の細胞を妖しく震わせる。初めてバックで繋がったのは、夫ではなく性獣のような陵辱者だった。

「あうッ、いやっ、抜いてください……あううッ、は、入ってくるぅっ」

極太をズルズルと押しこまれるたび、肛門に刺さっているアナルパールの存在感も大きくなる。身体のなかでゴリゴリと擦れ合う感覚はあまりにも強烈で、美帆は純白のシーツを両手で強く握り締めていた。

「だ、駄目っ、こんなの……うはっ、きついの……あくぅぅっ」

「きついのがたまらないんでしょう? ほら、こんなに濡れてるじゃないですか」

「ひッ、動かないで──うああッ、駄目ですぅっ」

長大なペニスを根元まで挿入されて、そのままゆっくりとピストンされる。鋭角的に張りだしたカリが、濡れそぼった膣壁を抉る感覚は格別だ。

「うはッ、駄目っ……あッ……あッ……」

頭のなかで火花が飛び散り、背筋がググッと弓なりにのけ反っていく。さらにアナルパールを抽送されると、凄まじい感覚が爆発的に膨張する。肛門を刺激されながらのセックスは、気が狂いそうなほどの快感だった。

「ひいッ、お尻……ひああッ、お尻がめくれちゃうっ、ひいッ、ひいいッ」

淫らがましい喘ぎ声が、次から次へと溢れだす。

ここが夫婦の寝室だということを忘れたわけではない。大切な人との愛を育むダブルベッドで、脂ぎった中年男に四つん這いで犯されている。シーツからは大好きな夫の残り香が漂ってくるのに、どうしようもなく性感が昂ってしまう。

「オマ○コとアナルを同時に責められるとすごいでしょう」

「ひッ、ひッ、いや、いやっ……どっちもなんて、いひゃぁぁっ」

「もっと乱れていいんですよ。旦那さんが帰ってくるまで、たっぷり苛めてあげますからね。ほらほらっ、気持ちいいでしょ?」

酒井も興奮した様子で腰振りのスピードを速めながら、アナルパールの抜き差しを激しくする。

新妻【贖罪】 私は牝になる

「ああッ、ひああッ、すご……ひッ、ひッ、激しい、あひいいッ」

レイプされているのに、もう拒絶の言葉は出てこない。夫の顔を思い浮かべようとしても、頭のなかがどす黒い快楽に埋めつくされてしまう。

「締まってきましたよ。くぅっ、奥さんのオマ○コが感じてる証拠ですよ!」

「やっ、言わないで、だって、こんなにされたら……あああッ、い、いいっ」

剛根とアナルパールで延々と責められ、発狂しそうな愉悦が湧きあがる。美帆は自己嫌悪に陥りながらも、いつしか卑猥に腰を振りたくっていた。

「奥さん、イキたくなってきたんですね。オマ○コとアナルを責められて、思いっきりイキたいんでしょう?」

「あううッ、あなた、許して……美帆はもう……ひいッ、駄目になりそうですっ」

「はっきり言うんです。イキたいですか?」

膣と肛門を高速で抉られると、とてもではないが我慢できなかった。

「ひああッ、い……イキたい、あああッ、イキたいですっ、ひいッ、あひいッ」

恥も外聞もなく泣き叫び、真後ろに突きだしたヒップを振りたくる。中年男のピストンに合わせて、汗だくの裸身を娼婦のように悶えさせた。

「ううっ、すごい締めつけだ。出しますよ……中出しと同時にイクんですっ」

「駄目、なかは……ああッ、なかは駄目っ、あひッ、すご……あああッ」

口では拒絶しているが、膣襞は剛根を引きこむように蠢いている。華蜜が滾々と湧きでて、まるでお漏らししたように陰部を濡らしていく。かろうじて貞節は残っているが、身体は背徳的な快楽の虜になっていた。

下腹部は異常なほど熱くなり、子宮が激しい収縮を繰り返す。肉体が牡汁を求めているのか、抽送されるたびに締めつけが強くなる。膣肉を擦られる愉悦と直腸壁を抉られる魔悦が螺旋状に絡み合い、いつしかはしたなく腰を振りたてていた。

「奥さんっ……くううっ、一番奥にかけてあげますよ、ぬおおおおッ!」

酒井は人妻のヒップを抱えて、極太ペニスを根元まで叩きこんだ。亀頭を子宮口に押しつけながら、こらえてきた情欲を一気に解き放つ。

「ひぎいいッ、駄目っ、なかは……熱い、ひいッ、ひいいッ、いやぁっ、イッちゃう、うひああッ、イッちゃいますっ、あひああぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!」

煮えたぎったザーメンを膣の奥にかけられて、敏感な粘膜を灼きつくされる。夫以外の精液を注ぎこまれる背徳感のなかで、肛門を掘られる感覚もたまらない。

美帆は罪悪感に駆られながらも夫婦の閨房に獣じみた嬌声を響かせて、えも言われぬ快楽に呑みこまれていった。