夏色誘惑アイランド 艶色母娘とビーチラブ

(ああ、美波ちゃんの唇、美味しいっ!)

まるで南国のフルーツのように甘くてみずみずしく、いつまでも味わっていたいような魅惑の感触だ。その美味をたっぷりと味わうように舌を使う。

最初は恐る恐る宣英の舌を受け止めていた美波だったが、慣れるに従い少しずつ大胆になっていった。薄目を開けて確認すると、目の周りを赤くしながらも、こわごわと舌を絡ませてくる。やがて、ぎゅっと閉じられた瞳とかすかに寄せられた眉が弛緩した頃には、自分からも積極的に舌を使うようになっていた。

「美波ちゃん、舌をぺろって出してみて」

「ん、こう……かな……あっ、ひゃ、ひゃんっ!」

美波が突き出したベロをつぼめた唇で吸い込むとちゅるっと啜りしごいた。舌表の心地よいざらつきが、唇の内側の敏感な部分に擦れて愉悦を産む。

「あ……んんっ……」

遠慮がちに漏れる声は、幼さと艶がほどよく入り混じって劣情をそそる。情熱に耐えきれずに、浴衣の上から胸に触れると、美波がびくんと身体を揺らした。

(これが美波ちゃんのおっぱいの感触なんだ……!)

少女の身体に初めて触れる喜びに感激を覚えながらそっと揉みしだくと、蕩けそうに柔らかな感触が手のひらに伝わってきた。

グレープフルーツほどの大きな膨らみを掴んだ指先に、きゅっと力を入れると、弾力をもって軽く押し返してくる。凪子の成熟した軟乳に比べると、ぷりっとした感触が、まだ青い果実ならではで初々しい。

「はぁあん」

ぷるんぷるんと指を弾くのが心地よく、揉み込んでいると、美波が切なげに鼻を鳴らした。

「美波ちゃん、エッチな声が出ちゃってるよ」

「そんなこと言ったらだめぇっ……」

「だって本当のことだからさ」

耳元で囁きながらふっと息を吹きかけると、浴衣の襟元から指先を滑り込ませる。少し汗ばんだ胸元をまさぐると、敏感な身体の少女は唇をぎゅっと噛み締めて艶声が漏れるのを耐えた。

(うわぁ、美波ちゃんのおっぱいに直に触っちゃったよ!)

水分をたっぷりと含んだ若い肌の、ピチピチとした感触が指先に心地いい。みっちりと詰まった乳肉が、プニプニッと弾んでは軟らかく受け止めてくれる。

おまけに、日本の伝統にのっとってか、浴衣の下には何も身につけていなかった。すべすべとした肌に指先を滑らせてみるが、なんの障害物にも行き当たらない。

(ノーブラだなんて……ヤバいよ!)

膨らみの外側のカーブから、先端へと指を辿っていくと、やがてぽちりと浮き上がった突起に突き当たった。そのこりっとしこった勃ち上がりは、美波の興奮を顕しているようで、股間にどくどくと血が集まって硬く強張ってしまう。劣情の塊ともいうべき屹立が夏物の薄生地な短パンを張り上げて、傍目にも宣英の欲情は丸分かりだ。

「あ……は……ぁっ」

胸元から立ち昇る若い女の子のむんと噎せ返るようなフェロモンに、思考回路がこんがらがり、ただでさえ下半身に血を持っていかれてしまっている頭がうまく回らない。ただ、美波を抱きたいという本能からの衝動だけが、宣英を突き動かしている。

「美波ちゃん、もう、俺、我慢できないよ……」

「……ノリくん」

美波が戸惑ったように視線を泳がせた。こんな早急に身体を許していいものか、考えあぐねているようにしばし黙り込む。

「俺、今すぐに美波ちゃんを抱きたいんだっ!」

唇を寄せると、心の中が伝わるように丁寧なキスをした。上顎の裏や歯茎や舌の下までも、くちゅくちゅと弄っては唾液を交換させる。

「ん……あぁんっ、ノリくんってば、ずるいよ。そんな……そんなふうにキスされたら……」

恥じらうように首を左右に振りながらも、美波が蕩けそうに目を細めた。

「だって、美波ちゃんが……すっごく可愛いから。ね、嫌……かな?」

「ん……んっ……嫌……なんかじゃ、ない。わたしだって、ノリくんに抱かれたいもん」

ようやく出た美波の許しに、歓喜がぐぐっとこみ上げてくる。

「ありがとう、美波ちゃん!」

「あっ、くすぐった……あはぁん」

嬉しさを堪えきれずに首筋に唇をつけると、オトナになる一歩手前の少女は、こそばゆそうに身体を揺らしつつも、艶っぽい声をあげた。

「ねぇ、美波ちゃん、浴衣、乱しちゃったら、やっぱりまずい……よね」

「ううん、大丈夫だよ……わたし、自分で浴衣を着れるから」

まどろっこしさに耐えきれずに尋ねると、美波が頭を振った。

「すごいね。美波ちゃん、浴衣の着付けもできるんだ」

「うん。お母さんみたいに上手にはできないけど……」

「じゃあ、脱がせちゃっても……いいよね」

こそばゆさに耐えるように身体を震わせている美波の浴衣の襟元に手をかけると、ぐっとかき開いた。胸の谷間がはっきりとわかるほどにはだけ、豊かな膨らみの盛り上がった上部があらわになる。

「やぁん……恥ずかしい」

美波が胸元を隠すように腕でぎゅっと掻き抱いた。

「大丈夫、綺麗だから、もっとちゃんとよく見せて」

美波の手首を優しく掴んでそっと下に降ろすと、襟に手をかけて肩から布地を滑り落とした。すると真っ白な膨らみがぽろりとまろびでる。

「あぁん……脱がされちゃったよぉ」

「うわぁ、これが美波ちゃんのおっぱいなんだね……すごく綺麗だ」

つやつやと健康的な小麦色に日焼けした肌の持ち主の美波だが、胸の膨らみだけは真っ白だった。ビキニの跡がくっきりと残っているのがいやらしく、下半身にまたも血がどくどくと流れ込んでしまう。