夏色誘惑アイランド 艶色母娘とビーチラブ

問い質されては、どうにも申し開きがつかない。気まずい思いに囚われながら、この状況をどうすればいいのかと必死に頭を捻っていると、美波は上半身を起こして宣英の手をぎゅっと握り締めてきた。きゅっと唇を前歯で噛むと、宣英の顔をいつになく真剣な面持ちで覗き込む。

「……あのね、ノリくんにひとつだけお願いがあるの。ママのことなんだけど……」

「ほ、本当にいいのかな……美波ちゃん」

「うん。大丈夫。これが一番いい方法だと思うんだ」

「そうかなぁ……まぁ、美波ちゃんがそう言うなら、いいんだけど……」

電気の消えた暗い廊下を、音を立てないよう忍び足で渡る美波に、念のためにもう一度確認すると、美波はきっぱりと首を縦に振った。

(なんだかおかしなことになっちゃったけど……大丈夫かなぁ……)

『ママもきっと寂しいはずだから、一緒に慰めてあげよう』

これが宣英と凪子の関係を知った美波の提案だった。

(慰めるって……やっぱりそういうことだよなぁ……)

この間の浜辺の出来事で、美波とちえりの友情が深まったことは知っている。父親が東京に出稼ぎにいって以来、少し気まずくなった凪子との関係を元に戻したいという美波の気持ちもわからなくはないが。

(やっぱり……ちょっと無茶じゃないかな)

しかし、一方ではスケベ心がむずむずと疼いてもいる。

(凪子さんと美波ちゃんと三人でエッチなことだなんて……)

憧れの人妻といとおしい少女を一度に抱くことを想像すると、興奮で胸がドキドキと激しく鼓動してしまう。

「ママ、もう寝てるみたい。静かにね……」

凪子の部屋をそっと開けると、豆電球の下、布団に潜って寝ているのがうっすらと見てとれた。息を潜めたまま、美波に続いてドアの隙間から部屋の中へとそっと身体を滑り込ませる。

美波が畳の上に敷かれた布団に近寄ってめくり上げると、てろんとした素材のパジャマを身につけ、横向きに身体を丸めて寝入っている凪子の身体が現れた。

「ノリくん、早く……」

凪子の足元に素早くしゃがみ込んだ美波に促され、しずしずと寝込みの身体へ手を伸ばすと、宣英の気配に気がついたのか、凪子が薄目を開ける。

「んんっ? やだ、吉川くんじゃない? どうしたの?」

「凪子さんのことを思い出したら……その……どうしても会いたくなっちゃって」

「やだわ、吉川くんってば……でも嬉しい」

足元に潜んでいる美波の存在には気がつかないまま、凪子は宣英の首に手を回すと、ぎゅっと身体を抱き寄せて唇を重ねた。背後ではっと美波が息を飲んだのが気配でわかったが、もういまさら後には引けない。

「……凪子さん、いいですよね?」

「ん、来て……」

部屋の中に美波がいることには気がつかないでいる凪子の上にのし掛かり、起きたばかりで熱っぽい身体を抱き締めると唇を貪る。

舌を差し込むと、凪子はすぐさま積極的に絡み返してきた。くちゅくちゅと唾を行き来させながら、パジャマの裾をめくり上げて手を差し込むと、ノーブラの軟らかなバストが指先に触れた。

「ん……あ……んんっ」

バストの外周をそっと撫で上げると凪子が吐息を漏らした。寝ていたせいか、少し汗ばんだ身体からは、股間をダイレクトに刺激するような牝臭が漂ってくる。

(寝込みを襲うって、なんだかこれはこれで興奮する……)

熟しきった果実を手のひら全体で包みあげると、蕩けそうに柔らかな乳肉が指先を受け止めてふにふにとへこんだ。

「凪子さん、この間、俺に抱かれてどうでした?」

「んっ、すごく……すごく気持ちよかったわ」

「今日は、もっと気持ちよくしてあげますから、覚悟してくださいよ」

胸を揉む手をたぷたぷと動かしながらも、凪子の首筋に唇を押し付けると、ふわりと石鹸の清潔な匂いが香った。母親と宣英との行為をじっと窺う美波の視線が、ひりひりと背中に突き刺さるようだ。しかし、この状況に興奮を覚えている自分もいる。

「吉川くんったら、今日はずいぶんと強気なのね」

凪子が身体の上に跨った宣英のペニスに手を伸ばした。

すでに血が通ってがっちりと硬くなった肉竿を手のひらでぺとりと包み込むと、人差し指の先でカリ首をこちょこちょと弄る。人妻の優しい手つきに、それだけでむずむずっとした快感が腰の辺りに奔り、ドクドクと血流が流れ込んでいく。

「うふふ、元気なのね、吉川くんのおちんちん。ほら、もうこんなに大きくなっちゃった」

「だって、凪子さんの触り方がいやらしすぎて……」

「でもこういうの、好きでしょう」

凪子は宣英のハーフパンツを降ろすと、剛直に直接、細い指を絡みつかせた。ペニスが驚いたようにピクンと震え、腹にくっつきそうなほどに反り返る。

「……ねぇ、凪子さん。どういうつもりで俺のちんちんを触ってるんですか? 旦那さんに悪いなって思ったりしないんですか?」

「ん……そんなこと、聞いちゃダメ」

「お願いしますよ、俺、凪子さんの本心が知りたくって……」

「ダメよ。ね、吉川くん。今はふたりだけで、楽しめればいいじゃないの」

「……ふたりだけじゃないよ、ママ」

痺れを切らしたのか、美波の声が割って入った。

「み、美波っ!?」

不貞中の人妻は、驚いたようにがばりと上半身を起き上がらせ、足元に佇んでいる娘の姿を認めると、驚きに目を丸くする。