夏色誘惑アイランド 艶色母娘とビーチラブ

そんなことを考えていたら下半身にむくむくっと異変が起き始めてしまっていた。

(う……わ、ヤバい。勃ってきちゃったよ)

こんなに密着しているのだから、バレてしまうのは時間の問題だ。けれど、美波の身体は熱くて柔らかくて抱き心地がよく、このままずっと腕の中に抱き締めていたくもある。

「……あれ、ノリくん……?」

「ご、ごめん! 美波ちゃん。これはその……」

宣英のペニスの異常に気づいたのか美波がはっとして顔を上げた。みるみるうちに頬がさーっと赤く染まっていく。

(うわぁ……恥ずかしいっ)

いくら弁解しようとも、勃起してしまっていることは事実だ。かといって、どんどんと硬くなっていく屹立にどうすることもできない。

「美波に……興奮してくれてるの?」

美波がおずおずと宣英の顔を覗き込むように首をかしげた。

「うん……美波ちゃんをこうやって抱き締めてたら、なんか俺……」

愛らしい顔を間近にして、胸がドキドキと脈打って苦しい。硬くなった股間は痛いほどで、今すぐにここで美波を抱きたいという衝撃がこみ上げてくる。

「み、美波ちゃん、俺、やっぱり我慢できないよっ」

衝動に突き動かされるままに、美波の唇に自分の唇を押し付けた。ココアに浮かべたマシュマロのように甘くて温かな感触に優しく受け止められる。

(ああっ、美波ちゃんの唇、暖かい……)

何度口づけを重ねても、その都度、新鮮なときめきと悦びを与えてくれる美波の柔らかな唇。その間から漏らされる、熱い吐息に誘い込まれるように、そっと舌先を差し入れると、ぬちゅっと濡れた粘液に迎え入れられた。

「ん……はぁ……んちゅっ」

初体験の後に3Pで性の悦びに目覚め、少しだけ経験を積んだ初心娘は、舌をにゅるりと絡めると、自らも絡め返してきた。舌を絡め合っては、互いの唾を行き来させていると、さらに欲情は高まるばかりだ。

「美波ちゃん、キスが上手になったんじゃない?」

「や……そんなこと言っちゃ……いや……くちゅっ」

「ねぇ、今日は……部屋でしてもいいよね……」

「ん……でも声が……」

漏れる吐息をひそめている少女のバストに手を伸ばすと、部屋着のタンクトップの上からぐにゅぐにゅと揉みしだく。

「今夜だったら、外が騒がしいから……凪子さんにもバレないよ。ねぇ、美波ちゃん、美波ちゃんをこの部屋で……抱かせて欲しいんだ」

美波は、戸惑うように視線を泳がせた後、唇を八重歯できっと噛んだ。睫をふるふると揺らしながら、ごくんと息を飲むように頷く。

「……ん、いいよ……」

「ありがとう、美波ちゃん」

腕の中の少女の小さな耳たぶにちゅっと唇を寄せると、少女はぶるっと身体を震わせた。

「あ……でも、電気は消して欲しい……」

「うん、わかった」

宣英は立ち上がると、天井の電傘から下がった紐を引っ張って、豆電球の灯りにした。ついで、部屋の隅に寄せてあった布団を敷く。

「……なんか改まった感じで照れちゃうね」

美波は布団の上にぺたんと脚をハの字にして座ると、恥ずかしさを誤魔化すように髪の毛を掻き上げて耳にかけた。

「でも、嬉しいよ……今日はたくさん気持ちよくなってね」

「ん……」

美波をぎゅっと抱き寄せるとその愛らしい額にくちづけた。瞼、頬と下がってようやく唇へとたどり着く。

さっきまでのキスで力が抜け緩んだ唇の感触は一層柔らかだった。作りたてのプリンのような、蕩けそうな膨らみを舌先でつつくと、美波はふん、と子猫のように鼻を鳴らして喘ぎ声をあげる。ぬるりと舌を差し込むと、ひたひたとぬかるんだ口内に迎え入れられた。ちゅぷ、ちゅるっ、くちゅっ。舌を絡める音が部屋の中に響く。窓の外で響く風の音がふいに遠く聞こえた。

「ねぇ、美波ちゃんのおっぱい、見せて」

タンクトップの裾に手をかけると、ぐっと捲り上げた。脱がせると霜降りグレーのスポーツタイプのブラジャーが曝け出される。

「や……脱がされちゃった……ごめんね、色気のない下着で……」

「可愛い下着だね、すごく似合ってる」

本当だった。女として成熟しつつある身体を、ストイックなデザインの霜降りグレーのスポーツブラが包み込んでいる様は、健康的な色香を放っていた。

ぴっちりと身体に張り付くコットン地は、豊満なバストを包み込んで少し窮屈そうだ。下半身に身につけたデニムのショートパンツも剥ぎ取ると、ハイレグタイプのスポーティーなショーツが現れる。

「そんなにじろじろ見ちゃダメだよぉ」

まだ恥じらいをとっぱらいきれない少女が、隠すように両手で身体を抱き締めた。胸前でクロスした腕で胸肉がぎゅっと寄り、ブラの上にお椀のようにぷっくりと浮き出す。

「だって見たいんだよ。美波ちゃんの身体……すごく綺麗だから」

美波の両手首を掴むと両脇へと広げた。誇らしげに突き出したバストと、その下の無駄な肉などまるで付いていない細腰、そして、パンティーの腰紐がきゅっと食い込んだ臀部と、すべてのパーツが柔らかい曲線で成っている。

(今日は……たっぷり時間をかけてエッチがしたいな)

この身体をとことん味わい尽くしたい。長い時間をかけて。その間、感じやすい少女の身体は、どう変わっていくのだろう。

肩口を手のひらでそっと触れると、身体のラインに合わせてゆっくりと這わせていった。柔らかな胸脇、その下のあばら骨の感触がかすかに伝わる腹部、両手で掴めそうなほどに細い腰から、艶やかなカーブを描いて見事な張りをみせているヒップ。