夏色誘惑アイランド 艶色母娘とビーチラブ

「だ、だめだよ、ちえりちゃん、そんなところ、触っちゃだめっ」

「ダメじゃないもーん。んんっ? あれれ、ちょっと大きくなってきてはいませんか?」

慌てて手を振り払う宣英に、ちえりが顎のあたりに人差し指を当てて可愛らしく首をかしげた。いつの間にか、すっかり酔いが回ったらしく気がつけばちえりの目は据わってしまっている。

「もうだめだってば。ストップ、ストーップ!」

ただでさえ、ふたりの水着姿に刺激されっぱなしなのだ。その上、物理的な刺激を加えられては、あっという間にフル勃起してしまいかねない。

「ダメっていっても、もう触っちゃったもん。あー、なんか悔しいな、このおちんちんが美波のお口とかアソコに入っただなんてさ」

「いやっ、まだお口には、入ってないから!」

「えぇっ!?」

酔いに任せてぐいぐいと攻めてくるちえりをどうかわせばいいか焦るあまりに、うっかり口が滑ってしまった。

(う……わ、やばいっ)

慌てて美波の顔を窺うと、ぽかんとした口を開けて立ちすくんでいる。ますます悪化する事態に何もできずにいると、ちえりが明るい笑い声を立てた。

「あはははは、やっだぁ、エッチはしたのに美波ったら、フェラしてあげてないの? そんなのノリくんが可哀想すぎるじゃんっ」

「えっ、それって可哀想……なの?」

美波がただでさえ大きな目を見開いた。

「そうだよぉ。だって男のコって、お口でされるの、大好きなんだよ。それなのにしてあげないなんて、ちえりに言わせたら、超っ可哀想だよ」

「……そうだったんだ。ノリくん、ごめんなさい」

美波がしょんぼりとした声でうなだれた。

「いや、大丈夫だよ、美波ちゃんっ」

「ええっ、ノリくんって、まさかフェラチオ嫌い? そんなわけはないよねぇ。強がってもだめだからね。ちゃんと本心を言わないと、お口でなんてしなくてもいいって美波が勘違いしちゃうかもよ?」

ちえりは、おどけた様子で、人差し指を自分の口元へと持っていくと、半開きにした肉厚な唇をぷにぷにと軽く押し、まるで誘いかけるように悩ましく身体をくねらせた。

「いや……そりゃあ、もちろん、嫌いとかじゃもちろんないけど……そういうのって強制でしてもらうんじゃなくって……女のコがしたいと思ってしてくれるのが嬉しいってのもあるし……」

「でも、美波だって、本当はしたいって思ってるよねぇ?」

「えっ……ん……でも、やり方とか……よくわかんないし……」

「そんなのちえりがいくらでも教えてあげるのに。よーし、せっかくだから、いま、教えてあげちゃうっ」

「えっ!? 今って……わわっ」

ちえりは宣英のハーフパンツのボタンに手をかけると、無理やりに脱がそうと指先に力を込めた。弾みで指先がペニスに触れ、ぞわわっと快感が迸る。

「ね、美波だって、知りたいよね。ノリくんを気持ちよくする方法」

「う、うん……それは……知りたいけど」

「み、美波ちゃんまで……ああっ!」

女のコに力で敵わないはずはないのだが、相手が肌もあらわな水着姿の巨乳少女となれば別だ。二の腕や身体にぷにぷにと当たる立派な乳房が気になってつい力が抜けてしまう。

(ううっ、これはヤバいかも……)

身体が密着している上、フェラチオだとか、おちんちんだとかスケベな単語を言うものだから、それに反応してすっかりと硬くなってきてしまった。

「うぁああっ」

そんな宣英の身体の異変に気づかぬまま、ちえりはウエストのボタンを器用に外すと、そのまま強引にズボンをずりさげる。

「わぁ、ノリくん、もう勃っちゃってるんだぁ」

ぺろんと剥き出しになったペニスに、ちえりが目を丸くした。その隣の美波に至っては、驚いたようにぽかんと口を開けて固まってしまっている。

「う……あの……恥ずかしいから、あんまり見ないでくれるかな……」

この間、美波とエッチしたのは暗い場所だったが、ここは太陽の光が降り注ぐ真昼間の浜辺だ。ぐっと凶暴げに張り出した亀頭も、血管がうねうねと蔓のように張ったグロテスクな陰茎も、黒々しく繁った陰毛も、すべてがくっきりと見えてしまう。

慌てて隠そうとする手を遮って、ちえりが宣英の陰部に手を伸ばした。

「大丈夫、大丈夫。恥ずかしがることないって。美波、ほら、愛しのノリくんのおちんちんだよ」

「……うわぁっ、す、すごい……かも。明るいところで見ると、おちんちんって……こんななんだ……」

明るいところで目にした初めての男根に、美波は顔をぽうっと赤らめながらも、魅入られたように凝視している。

(う……わ……すごく恥ずかしいけど……なんかゾクゾクする……)

美波から注がれる視線に反応してペニスがぴくりと震えて跳ね上がった。触ってもいないペニスが勝手に動いたことに驚いたのか、美波も身体をびくっと揺らす。

「さぁて、美波、さっそく咥えてみ?」

ちえりは、逞しく屹立した逸物に右手を伸ばすと、そっと下から掬うように支えた。敏感な裏スジに当たる柔らかな手の感触にまたもや、どくっと血が流れ込む。

「え、咥えるって…コ、コレを?」

「やだなぁ、美波ってば。コレなんていったらノリくんが可哀想じゃない。ほら、あーんってして、可愛がってあげなよぉ」

美波は頬を両手で包み込むと、途方にくれたように宣英を見上げた。しかし、ちえりは容赦する様子はない。