夏色誘惑アイランド 艶色母娘とビーチラブ

「ううっ、み、美波ちゃん、そんな無理しなくていいからっ」

「う、うんっ……やっぱりちえり、わたしにはまだ無理だよぉ」

「無理じゃないってば、ほら、見てみなよ」

ちえりは空いている左の人差し指でペニスの先端をちょんっと突いた。すると、透明の糸がねちゃりと伸びて指先と引き合う。

(あっ……うっ)

思わず漏れそうになる声を必死に押し殺す。

「ほらね、可哀想に、ノリくんのおちんぽが、美波に触って欲しいよぉ、舐めて欲しいよぉって涙を流しちゃってる」

ちえりは、わざと見せびらかすように、宣英のカウパーを掬い取った人差し指を親指と擦り合わせては、ねちょねちょと細糸を引かせた。その糸引きを見た美波が、ごくんと唾を飲み下す。

「ちえりちゃん、こんなのやっぱ……まずいっていうか……」

「えー、でも、おちんちん、勃っちゃってるし、そのままのがまずいでしょ。あっ、そうだ! 美波が舐め方がわからないんだったら、ちえりが先にお手本見せてあげるよ」

ちえりは、さっと宣英の足元にしゃがみ込み、砂浜に膝立ちになると、躊躇する様子もなく、ぽってりとした唇を開き、宣英の剛直をぱくりと咥え込んでしまった。

温かな口内粘膜にぬるりと包み込まれ、とろりとした舌の感触に、全身の毛穴が開きそうに気持ちがいい。

「う……あぁっ……ちえりちゃん……うわぁっ」

「んー、これがノリくんのおちんちんかぁ。美味しいなぁ」

ちえりがうっとりと目を細めた。温かくぬるぬるとした粘膜の感触がたまらず、腰骨の辺りがうずうずとする。悦楽に身震いすると、ちえりは上目遣いで宣英を見上げて小悪魔的な微笑みを浮かべた。

(こんな……美波ちゃんの前で他の女のコにしゃぶられちゃってるだなんて……)

しかし美波にしても、初めて見る親友のフェラチオ姿に、魅惑されたように息を飲んで立ち尽くしている。

「すごいねー、ノリくんのおちんちん。血管が、ドクドクいってるのがわかる」

島育ちの無邪気な少女は、宣英の快感を引き出そう、引き出そうとするかのように、肉厚な唇を根元に向かってじりじりと下げていった。

ちゅぷっ、ちゅぱっ、ちゅぷぷっ。卑猥な水音を鳴らしながら、たっぷりと時間をかけて男根の付け根までたどり着くと、今度はゆっくりと亀頭に向かって戻っていった。

同時に、添えた右手の親指と人差し指とで作った輪もじっくりとずらしていくためにわずかな時間差で快感が襲ってくる。残された唾が赤黒く怒張した陰茎をぬらりと妖しく光らせ、淫猥な唾の匂いが辺りに漂っていく。

(こ……れ、やば……ちえりちゃんってこんなにフェラチオが上手だなんて……)

柔らかい唇が通り過ぎたと思ったその次には、すかさず細い指先での刺激が待ち受けている。寄せては返す波のような愉悦に、ペニスが爆発しそうに充血してしまう。

「うふふー、ちえりのお口はどう?」

「うっ……す、すごい……気持ちがいい……です」

「んー、嬉しいな。ちえり、フェラチオで男のコの気持ちいい顔見るの、大好きなんだぁ」

思わず敬語になってしまった宣英の喘ぎ声に、ちえりが満足の笑みを浮かべた。

(フェラチオが大好きだなんて……ちえりちゃん、エッチすぎるよっ!)

好きというだけあって、さすがにその舌運びは男のツボをついていた。しかし、宣英の情欲を刺激するのは、テクニックだけではなかった。

上目遣いに宣英を見上げる、「ここがいいの?」と言わんばかりの挑発的な視線や、グロスで妖しく輝く唇の隙間から、涎が零れ落ちて口元を汚すのもかまわず男根を啜りあげるさまが、宣英をより淫らな気持ちへと導いていた。くちゅくちゅと卑猥な水音に混じる少女の吐息も欲情を増幅させる。

(や……ば……美波ちゃんが見てるっていうのに……俺、どうしたら……)

横目でちらりと美波の様子を窺うと、まるで喉が渇いてでもいるかのように、しきりに唇を舌先で拭っては、まるで熱に浮かされたかのような表情でちえりの行為に見惚れている。

「ねぇ、美波も見てないでぇ、一緒にやろうよ、ね」

宣英の視線が美波に向いていることに気がついたのか、ちえりが蠱惑的が笑みを浮かべて美波に誘いをかけた。

「……ん……でもぉ」

「大丈夫、ちえりがついてるから」

「ん……ん、うん。じゃあ……」

ちえりの甘ったるい呼びかけに誘われ、美波は躊躇しながらもゆっくりとした動作で屈むと、ちえりの右隣に膝立ちになる。

(う……わ……まじか)

美波がしゃぶってくれるだなんて。

こみ上げてくる感激と歓びでペニスがぴくんと弾んだ。可愛らしい唇からこれから生み出される快感への期待で、腹にも付きそうなほどに反り返ったペニスに、美波がそっと手を伸ばした。

「み、美波ちゃん……本当にいいの?」

「うん。だって、ノリくんに、気持ちよくなって欲しいの」

「じゃあ、一緒にノリくんをたっぷり気持ちよくしてあげようね」

ちえりが、美波の緊張をほぐすように後ろから肩に手を置いた。

「で、でも、ここ、外だよ……こ、こんなところで……」

目前は海だし、入り江になっているから左右からは覗かれる心配はない。上の道路からも、ちょうど浜小屋で遮られ、宣英たちの身体が隠れるようになっているとはいえ、あまりに無防備なシチュエーションだ。が、しかし、逆にそれが背徳的な快感をくすぐることも事実だ。