「じゃあ、もう止める？」
「ん。それも……いや……です」
恥ずかしがる顔が可愛らしく、つい意地悪を言うと、美波は口ごもりながらも小声で囁いた。
「じゃあ、何して欲しいのか言って」
美波は宣英の首元にぎゅっと顔を埋めると、決心したように顔を上げた。切なげに目を細めておねだりの言葉を口にする。
「あの……アソコを……もっと触ってください」
「そっか、美波ちゃんはココを触って欲しかったんだ」
ココ、と発音するタイミングでパンティーのクロッチから中指を滑り込ませた。くちゅっと水音を立てて裂け目に指腹が触れる。
「あっ……」
美波が宣英の指の感触を味わうかのように、すっと目を閉じた。
「痛かったら、すぐに言うんだよ」
「ん……気持ちいい」
決して嘘ではないようで、とろとろと蕩けそうな微温の沼の入り口をそっと掻き回すと、柔らかそうな唇が半開きになって、同じく濡れた舌と小さな八重歯とがちらりと覗いた。
さすがに処女らしく、今まで何者の侵入をも許していない膣口はまだ堅い。まずは性感をほぐしてからと、泥濘を指先で拭うと手探りで肉豆を探る。
（あ、ここかな……）
硬くぽちりとした突起が人差し指に当たった気がした。
指先のぬるぬるを利用してそっと捏ねくると、美波は身体をびくりとひくつかせる。
「あ……そこ……そこにノリくんの指が当たると、すごく気持ちがいい……」
どうやら正解だったようだ。少女の花芯をくりくりと指先で捏ねくっていると、またも熱い愛液が染み出してきてパンティーを汚す。くちゅくちゅと淫猥な音を立てて愛撫していると、美波の身体が次第に熱を帯びてきた。
「美波ちゃんって、すっごい濡れやすいんだね。ほら、すっごくいやらしい音がするの、わかる？」
「だ……めだよぉ、そんな音を立てちゃだめぇ。恥ずかしいからぁ」
ぬちゅっ、くちゅっ、くちゃっ。恥ずかしがりの少女の羞恥心を刺激するように、わざとらしく水音を立てて聞かせると、美波はいやいやと首を横に振った。
「だって、美波ちゃんのココがぐじょぐじょだから、仕方ないよ。普通に触ってるだけで、くちゅくちゅ音がしちゃうんだ。ほら、見てみなよ」
パンティーから指を抜き出すと、美波の前に差し出した。
さっきまで美波のぬかるみを弄っていた人差し指を親指に擦り合わせると、つーっと愛液が伸びて透明の糸をひく。
「もうっ……そんなの、見せちゃ嫌です」
「俺は嬉しいよ。だって美波ちゃんが感じてくれてる証拠だもん……ねぇ、直接、確かめてもいいよね」
「ああっ、やぁあああっんっ」
恥ずかしさに耐えきれず、宣英の差し出した指先から顔を背けている美波の浴衣をめくり上げると、純白のパンティーが曝け出された。
「うわぁ、可愛いパンティーだね」
パンティーの上から縦に入った割れ目に沿って撫でると、じっとりと湿った感触を指先に覚えた。そのまま細い腰紐を指先にひっかけると、ゆっくりとずらしていく。
「あっ、あぁっ、脱がされちゃう……」
「そうだよ。美波ちゃんの大切なところが、もう少しで見えちゃうからね」
パンティーを半分ほど下げると、こんもりと膨らんだ丘とふんわりとした和毛が現れた。少女の陰毛はまるで水墨のように薄く、その下の切れ込みがばっちりと透けてしまっている。
驚くほどに幼なげな秘部とは対照的に、ヒップはむっちりと肉厚で、成熟した大人の女性にひけをとらないほどの色香を漂わせていた。両手で掴めそうな細いウエストからなだらかなカーブを描いて張り出した尻の見事なボリュームは思わず息を飲んでしまうほどだ。
成長途中の少女のアンバランスさが醸し出すエロスに興奮を覚えながら、華奢な足首からパンティーを剥ぎ取る。
「……んんっ……ああん、脱がされちゃったよぉ」
普段は隠れている部分を、急に夜気に晒されたのを不安を感じたのか、美波が心細げに唇を震わせた。
「美波ちゃんの大事なところ、俺にちゃんと見せて」
大切な場所を隠すように、脚を揃えて横へと流している美波の両膝を立てると、その真ん中を割った。月明かりの下、Ｍ字に開いた脚の間からつやつやと輝く純潔の秘部が曝け出される。
「あ……んぁっ……」
宣英の視線を感じたのか、美波がびくんと身体を強張らせ、その中心でしっとりと露を帯びた陰毛が小さく揺れる。
「すごい……美波ちゃんのココ、すっごく綺麗だ」
「やぁっ、だめぇ。そんなにじっくり観ちゃ」
美波の淫部は暗がりでもそうとわかる薄桃色だった。
しっとりと濡れた襞が二枚貝のようにぴったりと合わさっている秘裂の一番手前に、つんと小さく突き立ったクリトリスがあるのが見てとれる。
「大丈夫、ほら、力を抜いて。弄ってあげるから」
「んんっ……」
陰部を覗き込みながら、そっと人差し指を伸ばすと、クリトリスをちょんちょんと突いた。そのたびに美波はアッ、アッと息を吐いて腰を震わせる。
あまりに初心な反応と慎ましい女淫の形状に、まるで幼い少女に悪戯をしているようで、背徳感がこみ上げてくる。けれども、そのゾクゾクする感覚が宣英の牡を刺激してさらに昂らせるのだから始末におえない。
もっといやらしく、美波を辱めたい。もしも、この恥ずかしがりの少女のアソコを舐めたら──。
