母娘喰い 奪われた媚肉

(やっ、出さないで、それだけは……あああッ、許してぇっ)

心のなかでどんなに懇願しても、牛島の耳には届かない。バットのような巨根で犯されて、望まない快感が爆発的に膨らんだ。

「ぬううッ、出すぞっ、くおおおおおッ!」

獣のような呻き声とともに、膣奥に熱い粘液が放出される。ペニスがビクビクと脈動して、ついに精液を注ぎこまれてしまった。

(なかはダメっ、お願い抜いて、いやっ、いやぁっ)

猿轡の下で絶叫しながら、腰を激しく震わせる。勢いよく噴きだすザーメンで子宮口を洗われて、凄まじいまでの絶頂感に呑みこまれた。

「ひううッ、ううッ、ひぐううぅぅぅぅぅッ!」

中出しされると同時に、またしてもオルガスムスに達してしまう。汚辱感に悶えながら、男根をこれでもかと締めつけた。心は抗っていても、肉体は完全に狂わされてしまったのだ。

「まだまだ出るぞ……ぬおおっ」

牛島は気色悪い声を漏らして、しつこく腰を振りたてている。まるで放尿するように、恐ろしく大量の精液を膣の奥に流しこまれた。

(ああ、熱い……あなた、許して……)

ようやく男根を引き抜かれると、一拍置いて白濁液がドロッと逆流する。その瞬間もデジカメで撮られて、ぐったりとしたまま涙を流した。

「奥さん、最高だったよ」

牛島が囁きながら、汗ばんだ乳房を揉んでくる。その執拗さに鳥肌が立つが、もう身を捩る気力も残されていなかった。

セックスで初めてのアクメに追いあげられてしまったのだ。それは夫とのセックスが幼稚に思えるほどの快感だった。

隣に視線を向けると、泥酔して眠る浩志の顔が見えた。

心の片隅には夫を裏切ってしまった罪悪感がある。しかし、初めて体験する女の悦びの前には、愛する夫の寝顔すら霞んでしまうのだった。

第二章 新居でのフェラチオ調教

月曜日、新築の家で初めての朝を迎えた。

由香里は朝食の支度で忙しく動きまわっている。家事に集中することで余計なことを考えないようにしていた。

暗い気持ちにならないよう、純白のシャツに花柄スカート、それにピンク色のカーディガンを羽織っている。明るい色の服を着ることで、落ちこんでいる気分を少しでも浮上させたかった。

しかし、ふとした瞬間に悲しみがこみあげてくる。昨夜、夫が寝ている隣で、レイプされたのだ。しかも散々感じさせられた挙げ句、人生初となるエクスタシーを味わわされてしまった。

左右の手首がうっすらと赤くなっている。手錠をかけられた名残りだった。

気を抜くと涙が溢れそうになる。そのたびに下唇を噛み締めて、懸命にこらえなければならなかった。

「由香里、顔色が悪いけど大丈夫かい?」

浩志が食卓についた途端、心配そうに声をかけてくる。ワイシャツにネクタイをきっちり締めており、すでに出勤準備を整えていた。

「ホントだ。ママ、顔が白いよ」

ちょうどリビングに入ってきた沙緒里も、驚いたように声をあげる。

紺色のブレザーに赤いチェックのスカートという制服姿が可愛らしい。赤のリボンタイと紺のハイソックスが沙緒里のお気に入りだった。

「隈ができてるじゃないか。眠れなかったのか?」

「引っ越しの疲れが残ってるのかしら。わたしも年を取ったわ」

由香里は対面キッチン越しに、慌てて微笑んで見せた。

よほど具合が悪そうに見えるのだろうか。昨夜のことは絶対に隠し通さなければならない。夫と娘に恥ずかしい事実を知られたくなかった。それに卑猥な写真の数々を握られている。そのことを考えただけで、胸の奥が苦しくなった。

「いやいや、奥さんはまだまだ若いですよ」

ソファに寝転がっていた牛島が、肥満体を起こしながら話に割りこんできた。

「肌なんか艶々してますよ。二十代でも通用するんじゃないですか?」

よれよれの黒いポロシャツにグレーのスラックスを穿いている。昨日と同じ薄汚い格好だが、本人はまったく気にしている素振りはなかった。

牛島は巨体を揺らし、食卓に向かって歩いてくる。頭の両サイドにわずかだけ残っている髪が、寝癖で乱れているのが見苦しかった。

(お願いですからヘンなこと言わないでください……)

由香里は内心冷や冷やしていた。夫と娘の前でおかしなことを口にされたらと思うと、目玉焼きを作る手が震えてしまう。

「牛島さん、おはようございます。昨夜はご迷惑おかけしてすいません。つい飲み過ぎてしまいまして」

浩志は上司でありながら、すっかり恐縮している。それもそのはず、牛島は酔い潰れた浩志を心配して急遽泊まったことになっているのだ。朝になったらそう言っておくようにと、昨夜のうちに牛島に命令されていた。

「課長のためならどうってことないですよ。俺、今日は有休もらってますし、もう少しここでゆっくりさせてもらいますわ」

「それがいいですよ。せっかくですから寛いでいってください」

浩志は迷惑をかけたと思いこんでおり、牛島にすっかり調子を合わせている。強く言うことのできない性格で、完全にペースを握られていた。

(そんな、まだ居座る気なの?)

有休を取っているというのは初耳だった。おそらく、長居するつもりで最初から計画していたことなのだろう。

「ひ、浩志さん……今日はいろいろと片づけとか……」

由香里はためらいがちに夫に語りかけた。牛島と二人っきりになったら、なにをされるかわからない。絶対に避けたいシチュエーションだった。